フルマラソンあけて一日目。相変わらず膝の調子は良くなく、階段の昇り降りが非常に不自由。昨日からの膝の故障に加えてこの朝からは筋肉痛が加わる。でも倒れているわけには行かないので出社。これが徒歩と電車の通勤だったら多分家で仕事をしていたと思う。多摩の家から駅までは20分の徒歩。今日は、会社の駐車場からオフィスまでが遠い遠い。この日は違う部署との打ち合わせが2件入っていたために、動かない体に鞭打って出社。足以外の主要な機能に問題はないのでゆっくり歩けばなんとかなる。オフィスの中で朝はいつも使っている階段を使わずにアメリカに来て初めてエレベータを利用。しかし、それを忘れて午後に階段をつかってフロアを降りようとして体が不自由なことに気づく。健康は失って初めて価値に気づくとはこのことで、ちょっとした事でどれだけのダメージを自分の行動う範囲に与えるかを身を持って知ることになる。
実は、この日健康診断を申し込んでいた。こちらでの健康診断は日本とは全く違い、健康保険会社が勧める最低限のものだけを受けることになる。受けなくても日本の様になにかペナルティが来ることもない。検査内容は、体重、身長、血液検査のみ。尿検査、超音波、胸部X線、超音波、バリウムなどは、何らかの予兆がなければ検査はしない。すなわち余計な負担を患者にかけない。もし検査が必要な場合は結果的に患者が周りまわて負担することになるので。難しいのは、どこまでやれば予防医学的に十分かで、いまのアメリカの医療保険制度では、医者側になぜその検査をしたかの説明責任があるため、医師は必要最低限のものしかやろうとはしない。薬も必要最低限しか処方しない。患者が希望すれば治療も、処方もしやすくなるので、薬の広告で「ask your doctor」というのはこのため。いずれにしても初めての経験なのでどこまでやるのかと思い、今回は受けてきた。もしかすると、この血液検査の結果次第で次の検査を受けろという指示が出るのかもしれない。日本とまた違う興味ふかい点は、予防に関する医療行為に対しては医療保険会社がその費用を負担するというもの。なので、この検査は保険で100%まかなわれ、私のお財布から出て行くお金は全くない。さらに、ある決まった期日までに検査を終えると(1年に一度検査を受けると)、年に250USDのお金が医療保険の口座に振り込まれるというもの。これは、医療行為で支出が必要となった時につかえる費用で患者としては検査を受けるmotivationとなる。マラソンの次の日の血液検査がどういう結果かは興味深いので、結果が帰ってきた段階でなにかあればここに記したいと思う。
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