2016年8月23日火曜日

8月22日 自主性とは

今週末は地元のボーイスカウトがバックパッキングのキャンプにいく。日本だと移動キャンプ。テントを背負って野山を歩くことになる。さて、この計画なのだが夏休みで活動に参加しているスカウトの数が少なかったことと、その責任者になっていたリーダーが転勤でほとんど出て来られないために進んでいなかった。先週から私ともう一人のリーダーで準備を始め、行く地域、その他の準備を始めたのだが、数日前に書いたとおりどうも日本で慣れ親しんだステップではない。それは、移動キャンプであれば少なくとも一月くらい前に計画が出来上がり、一応組織の大人たちがそれを見て(他の隊のリーダーや団の委員たち)OKを出して初めて実行となる。このプロセスでは大人の介入がとても多く、そして承認プロセスに多大な時間がかかる。大人同士、大人と子供同士がもうすこし信頼して委任できれば良いのだがそうは行かない。
しかし、こちらはスカウトに主体がある。大人はキャンプに行く大体の地域、交通手段に関わる情報、そしてそれらのコースなどの概要を参加するスカウトに伝える。それを聞いたスカウトたちが、じゃあこうするか、そこを歩くならこういう装備にするか、ということを自らで決める。実は、先週に大人で打ち合わせをした時にはボツになっていた案が、スカウトたちが話しあった結果、出発時間を早めることで実行可能となり最終案とされた。今回のキャンプへの参加希望スカウトは4名。全員が行く必要はなく行きたいスカウトだけが来る。そうすると、連れて行ってもらう、もしくは「山嫌いなんだけど」というスカウトはいない。今回の選択で1日目の夜はすこし厳しい上りになるが、その成果は土曜日のコースと日曜日の時間の余裕となって帰ってくる。上り2500フィートとか口頭で話されても、ピンと来ないのだが、3で割ってやると大体のメートルの感覚に近くなる。ということは大体800mの上りを数キロかけて夕方から夜にかけて金曜日は歩くことになる。前回の海辺で行った初心者向けのキャンプとは違いintermidiate(中級)と呼ばれるキャンプなので楽しみにしてみよう。今回もまた計画段階から目からうろことまでは行かないが、日本のプロセスとは大きく違う点を見ることになった。
写真は全くこの話とは関係ない、夕方に走った時に見つけたもの。

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