息子が今日から日本に帰る。土曜日にキャンプから戻り、1日昨日休んで、今朝の早朝の飛行機でポートランドを出た。
ポートランド空港を7時前の飛行機だったこともあり、3時前には起床して出発準備。4時を目指して空港に向かう。空港でのチェックインまで付き合えばいいかとおもい、一応空港の駐車場に車をとめてチェックインカウンターへ。今回の飛行機の手配は日本の航空会社を通して行った。最近は物理的なチケットはなくe-ticketと呼ばれる電子チケットの控えだけでチェックインが可能。特に問題なく通れるかとおもいきや。
「旅行するのは彼ですか?」
「彼はいくつ?」
「大人はついていきますか?」
立て続けに質問を受け、彼が一人での旅行であることを伝える。ポートランドには日本の航空会社が直接入っていないため、米国の航空会社を使って一旦サンフランシスコまで行くのが今回の旅程。ここで問題は、米国の航空会社は16歳以上にしか一人での旅行を認めておらず、今回の息子の年齢では飛ばすことを許可できないとこの場になって言い出した。発券時になにもそんな注意書きもないんだからなんとかしろと、その場で押し込み、交渉の結果そこの空港の責任者が特例で今回は認めると。窓口の担当は帰りの飛行機も乗れないはずだと言いはって、調べると帰りの航空会社は12歳から一人での旅行を認めている。なんとも見えないところの落とし穴。ただし条件は乗り継ぎのサンフランシスコで保護者の代わりに乗り継ぎの面倒をみてもらうサービスを購入すること、そして、目的地の日本でも大人が誰か迎えに来ることを約束させられる。せっかく一人でいろいろな経験をさせようと思い、いろいろ準備や下調べもさせたのに、なんだかもったいない。なにかあった時に訴えられることを避けるためのルールなのだろうが、なんとも無駄な仕組みだ。無駄にかかるコストよりもお若い世代ができる貴重な機会を奪っているようでとても残念。ちなみに、これはアメリカだけでカナダは大丈夫なようだ。
この問題のおかげで、体は大人だが子供扱いされた息子は写真のような「要注意人物」のリストバンドをして旅行をしなければならなくなった。
「もう16になるまで帰るのやめた」と言いながら登場していった。
0 件のコメント:
コメントを投稿