オレゴンには自然が沢山ある。それも広大な自然が。だけど、日本にあって、こちらにそれほどないものが一つ。それは虫。日本では、夏になればそこらじゅうで虫が鳴き、カエルが鳴き賑やかな野原となるのだが、こちらはいたって静か。なにが嬉しいって、「蚊」がほとんどいない。思い出せば、この時期日本では蚊取り線香は必需品だが、使ったことがない。ハエはいる。いまの家は牧場に接しているのでハエはいても当たり前らしい。前の家ではりんごの木が落とす実につくショウジョウバエがはげしかった。コオロギも見かけない。先週のキャンプではコオロギっぽい虫を最終日に見かけたくらい。ここに来た時は農薬とか使いすぎているんじゃなかろうかと心配したが、何年かに一度「蚊」は発生するらしい。本当に虫がいなければ食物連鎖が成り立たず小動物が生きられなくなってしまう。気候、植生などの違いなのだろうか。上の写真は日本では見たことのない色のバッタ。石にあった保護色となっている。鈴虫、ひぐらしの音が聞こえないのはすこし寂しい気もする。暑くないから十分ありがたい環境なのだが。
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