何度か書いているがこちらはいま学年末。高校3年生は授業は終了して卒業式を待つばかり。その3年生を対象にした表彰セレモニーがこの夜に行われた。娘はSeniorと呼ばれる日本で言う高校3年生とJuniorと呼ばれる2年生の間に位置していたのだが、先生の計らいで卒業する3年生に混ぜてもらい(実際は卒業できるのだがあと1年いさせてもらうことで学校側にもOKをもらっている)表彰されることになった。この表彰式は、成績優秀者、奨学金獲得者、学校への貢献などでの表彰、そしてスポーツでの優秀者などが表彰される。成績優秀者は高校4年間の総合評定平均(GPA)の数字が一定を超えている学生がまずは表彰され、生徒の10%強がこの枠でで表彰されたようだ。それに引き続き、陸軍のWest Point、海軍のAnnapolisに入学が許された学生の入学許可証の授与が地区司令官(それも卒業生の)から手渡された。日本の防衛大学校同様4年間給与が出る上での大学相当の教育組織への入学なので非常に競争率が高い模様。後でわかったことだが、陸軍大学と海軍大学に1名づつ今年は合格していたが、合格した二人共フットボール部の選手だった模様。学業とスポートの両立が求められている中での貴重な人材となると思われる。その後は、いろいろな奨学金財団による成績優秀者への奨学金の授与がつづく。この財団が非常に多岐にわたり、地元企業がスポーツを頑張って大学に行く生徒を対象にしたものから、この高校を卒業して若くして亡くなった生徒の家族と友達が寄付を募って、その亡くなった生徒の意思を継ぐような活動をした生徒へ渡すものまで色いろある。中でも興味深いのはジャーナリストとして活躍した卒業生が亡くなり、その意思を継ぐためにその仲間と家族が作った基金は、この高校を卒業してジャーナリストとして大学で学ぶことを目指す二名が獲得をした。1名は紙媒体の復活を研究するために州立大学へ、もう一名は高校でも有名だったカメラマンがジャーナリズムを学ぶために基金から奨学金がでるとの説明があった。最後に、各教科での成績優秀者への表彰があり、そこで娘は表彰されることになった。
この表彰セレモニーをみてあと1年を有効に使ってくれればと願うばかり。
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