今週は日本から大学病院の先生たちがオレゴンに来て、医療関係の技術についての意見交換を行っており、そのサポートでが意義に同席。
医療の現場では多様なIT機器が利用されるようになってきているが、今回聞いた興味深い話は手術室での話。手術室では、担当医は感染症を防ぐために執刀中にはほかの機器には通常触れられない。必要な場合には機器をビニールで覆ってしまうなどの処置をする。そこで今回話題になったのが、ジェスチャーを理解するコンピュータ。最近のコンピュータにはカメラが内蔵されており、その機能が高機能化している。三次元の空間を理解するコンピュータは人間にジェスチャを入出力に利用することができる。手術中にコンピュータでなにかを調べたり、画像を見たりそれを入れ替えたりは通常におこなれてる。それをいままでは執刀医が言葉またはなにか別の方法で支援員に操作させていたのが、医師のジェスチャでコンピュータが必要な動作を提供できるようになりつつある。手術室の中だけではあまり世界にスケールしないのだが、面白い応用例は料理の現場。アメリカで著名な料理番組ではすでにこの機能が利用されており、コンピュターを直接触れないような場合にジェスチャーで操作をするようになっているそうだ。どうってことはないのかもしれないが、大きな一歩になる気がしてきた。
ちなみに写真は同じような溶湯に用いることができるGoogle Grass。初めて着用したがとてもおもしろい。
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