昨日のSan Joseからの帰り、飛行機の乗る直前に飛行機の写真でも撮ろうかと思ったのだが、なぜか空を舞う鳥達が目につき撮影したのが左の写真。この日のSan Joseはいつもの通り午後は雲なく快晴で、滑走路や駐機場のアスファルトは直射日光でかなり熱せられている状態。そのためにたぶん上昇気流が起こり、その上昇気流にのってぐるぐる回っているのがこのカモメたち。よーくこの写真を拡大すると見えるのだが、白いかもめが羽を広げてゆら~りと飛んでいる。日本では、鷹柱とよばれる現象があり、この時と同様に直射日光を受けた土地からの上昇気流を掴んで複数の鷹がその上昇気流を掴んで回旋している状態をいう。柱に見えるほどの数を見たことはなかったが。今回のこのかもめの数はかなりあったので柱と言ってもいいのかもしれない。飛行場で鳥を見かけるのは実は危ないことで、飛行機に彼らが巻き込まれると事故につながる。そのために、どうやって鳥を追い払うかが各地の飛行場の悩みのタネ。空砲を撃って追い払うのが一般的なようだが、半年ほど前にワイナリーで聞いた話は、鷹を使うもの。鷹匠に定期的に鷹を飛ばしてもらい、他の鳥達を威嚇させ飛行場から離れさせるのがかなり効果的らしい。なぜワイナリーでこんな話を聞いたかというと、ワイナリーの葡萄を狙ってくる小鳥を近づけないために同じように鷹匠を使っており、これは銃も薬も使わないためにオレゴンでは好まれているそうだ。その鷹がどうやって鳥を追い払うかを昨年の秋に見せてもらったが見る価値のあるデモンストレーションだった。
こちらは金曜日で、今週、週の初めからずっと来ていた日本からの訪問グループは今日で仕事を完了して明日帰途につく。日本は面白いことをやってはいるのだが、世界にスケールさせるときにどうしても局地的な最適化をしていたりして足かせになってしまったりする。なんとかその壁を超えられるといいのだが。
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