2014年12月30日火曜日

12月29日 なぜかここに来て晴れた

年末のここに来てPacific North West地域は突然の好天に恵まれている。その結果何が起こるかというと、放射冷却により気温が一気に下がって夜間はもちろん氷点下。日中も5度に届かない日となった。この天候が年明けまで続くようでスキー場にとっても恵みの行きが降りつつ天気もいい状態になった模様だ。前にも書いたが、いまの車にはまだ雪用のタイヤが用意出来ていない。日本だったら安売り店を探してさっさとつけるが、ホイールを買うにもドイツ製でおいそれとは買える値段ではない。しかし、ここが良い点なのだが地域に根ざした売ります、買いますページが有り、さらに私の型式に特定したページまであり、そこでいいでものが出ないかとここ一月ほどずっと狙っている。しかし、残念ながら古い車ということもあり、廃車からとってきたものや、ボロボロの品物などが多く、いいものは値段も高い。そもそも、売り手の写真をみて、こいつ信用できるのか?というものもあり、難しい。屋根に載せるキャリアと共に、出物を探す日々が続く。
さて、晴天の話題にもどると、冬で晴天となると星がどう見えるかが気になる。 そこで昨晩は寝る頃に、三脚と手持ちのデジカメ3台を持ってきて、それぞれでシャッターを解放にして(昔で言うバルブ)星を取ってみた。最近のデジカメは性能がいいので結構簡単に星が撮れてしまう。昔は、三脚に一眼レフを乗せて北極星を中心に回る星の写真などをとったが、それをやるには昔のレリーズ、いまならリモコンが必要となるがそれがない。そのためBは使えずに、それぞれのカメラが持つ最長のシャッタースピードで撮影をしてみた。上の写真は、リコーのGRDで300secの解放、すなわり5分の解放でどったオリオン座。写真を大きくすると、画面中央部にオリオン座が見えるのがわかるだろうか。庭にテント張って撮影するか?などと話題になったが、そこまでする気になれず、部屋のガラス越しの撮影でお茶を濁すことになった。他にも沢山写真をとったが、制度を上げると二重ガラスに移る像までが見えてくるのであまり真面目にやるのが馬鹿らしくなってしまった。ま、それでも楽しい冬休みの自由研究となったかもしれない。

2014年12月29日月曜日

12月28日 今年最後の日曜日

今日で2014年最後の日曜日。あと数日で2014年が終わってしまう。日曜日だからといって特別なことはないが、クリスマスの残りの食材と、クリスマス後の安売りセールで手に入れたローストビーフを使って、朝から豪華なホットサンドイッチ。個人的には、この温めた(というか焼いた)サンドイッチは好きで、このパニーニメーカーも日本に住んでいた時にすでに出張の際に購入してもうすでに10年以上使っている。しかし、どうもこのようにサンドイッチにしていろいろなものを挟んで食べることを好としない方もいるようで、うちでは意見が別れる。日本ではあまり見かけないサンドイッチの形態だがこちらではデリのコーナーでサンドイッチを頼めば、中身のチーズが解けるくらいに温めてくれる。これによってパンが、挟んだものの水分を吸って変質するのが嫌なのだそうだ。それぞれ好みはまちまちでみんなが喜ぶ食べ物を作るのは大変だと再認識した。
今日から気温が下がって山では雪が降っているようだ。私の車はまだ雪道仕様にしていないので誰かに乗せて行ってもらうしか無いが早く滑ってみたい。

12月27日 Portland版Tapas

今日から3日連続で、高校生の娘はバスケットボールの試合でワシントン州まで毎日遠征。といっても川を渡ればワシントンなのでバスで30分程度の場所らしい。朝に学校まで送って行き、バスで出かけていった。そのついでに、残った家族でダウンタウンになにか変わったものを食べに行こうという作戦。4人の志向が揃うことはあまりないので、今回は娘がそれほど興味を示さない、もしくは彼女がいると頼めない「きのこ料理」と肉をキーワードにレストランを探してみると、川の東側にEropean Small Plate Restaurant というキーワードで興味深い店を発見。店の名前はNavarre。スペインのTapasを想像していたが、そうではなく日本の大皿料理に近いかもしれない。ただ、メニューが面白くて、Brid,Portk,Beefとだけ書かれていて、その日の鳥料理、豚肉料理、牛肉料理が希望したお皿のサイズで出てくる。ちなみに、上の写真はDuck Pate。パン、オリーブオイル、バターもみんな値段が付いていて、額と品目としては学食みたいな感じ。でもとても品質は高い。ワインはほとんどがヨーロッパからのもので、地元は赤白含めて選択肢はわざと少ない。店はそれほど広くないけど、ここはだらだらいるにはとてもいい店かもしれない。3人で食事を満足していることに、試合が終わったとの連絡があり、食事を切り上げ迎えに行くことになった。また今度来て別の料理を食べてみたい。

2014年12月28日日曜日

12月26日 Christmasの買い物

Christmas明けの金曜日。今年うちではほとんどのクリスマスの飾り付けをしなかった。理由はすべて日本で処分してきたため。どこで何を買うのが適切なのかを見極めようと、じっと我慢してなにも買わず、うちの中の装飾は当日のリースもどきのみ。奥様ネットワークで仕入れた、クリスマス明けのセールでオーナメントなどが安いとの情報を信じて買い物に行くことにする。クリスマス関係のものを探すはずなのに最初に行ったのはいつもの骨董品屋(左の写真)。ここからは26日よりクリスマス関係品を半額にするとの案内をもらっていたため。行っては見たがめぼしいものはなく無駄足に。その近辺の店を数件回り、さらにデパートも見に行くことにする。デパートでは3mくらいの高さのクリスマスツリーが定価6万円ぐらいのものが75%offとなっていて、思わず買いそうになるが、息子の一言「一度くらいは本物の木でやろうよ」で踏みとどまり、なにも買わずに結局戻ってくることになった。結果的に、この判断は正しく、デパートっていうくらいでブランド品は品質があるのかもしれないが、こういった季節商品に関しては何を信じていいのか、定価でさえ疑わしい。いいものなら対価を払ってもいいが流行りものに払う気はない家庭なので、単なる社会科見学で終わったツアーとなる。帰り際に、日本で言うDIYショップの巨大な店(ドア一枚、トイレの便器までうっている)のクリスマス用品売り場を覗くことにしたら、来年も十分使えそうな電飾と飾りを見つけすべて半額以下で購入。レジに店員さんもレジに表示される額をみて首をかしげる位安かった。これで来年はyou cut!のクリスマスツリーを近所で探して飾ることができる。。。。と思ったが、ツリーを運ぶ車を何とかせねば。息子はPickup Trackを買おうと最近言い出した。

2014年12月26日金曜日

12月25日 Chiristmas

クリスマス当日は、朝から久しぶりにパスタを作ることにする。全粒粉の小麦粉を買ったが、日本と違ってかなりくせがあるためなにか適した料理はないかとおもい、昨日はパンを焼いてみたが、ドイツパンのように重くなっていまいち売れ行きがわるい。そこで、今日はパスタを打つことに。すべて全粒粉だとしつこそうなので、3:1の割合で薄力粉をまぜてまずはdoughをつくる。レシピでは400gの粉に、卵4−5個と書かれているが、その計算だとパスタを100gたべると卵を一つ食べていることに気づく。作ったdoughをパスタメーカーで伸ばして、伸ばして最後に細く切る。この切った生麺がすぐにくっついてしまうので打ち粉をして、適度にバラけさせてあげなければいけない。太麺でカルボナーラを食べたいとのリクエストから始まった、パスタ作りだったので、2人分はカルボナーラ、残り2皿はトマトソースとした。出来上がった感触は、まぁ生麺のいいぱすとなのだが、全粒粉の荒々しさが残るため、家族の感想いわくそばのパスタのようだとのこと。それでも美味しく食べられたのでよしとしよう。息子は朝から3食すべてに関わる活躍で、料理を楽しむ一日だったようだ。

12月24日 Christmas Eve

街はクリスマスイブ。東京との違いは、店の前でサンタの格好をしてケーキを売ったり、フライドチキンを売ったりというのはまったくない。何かの本で読んだが、クリスマスにフライドチキンは、日本である会社がPRに成功したもので、外国から見ると非常に不思議な風習らしい。クリスマスの食材をスーパーで見ると、面白いことがわかる。どこかで一発大きな料理をするか、料理されたものを手に入れるかどちらで、あとはそれに付随した長持ちするものを、手間のかからないものがよくれるようだ。ローストチキン、ビーフなどのよこでは大きなハムが売れ筋のようでならんでいる。
うちでは、キッチンがいまひとつ期待通りの機能を果たさないためにケーキを焼くのはpassして、クレープ、カスタード、バナナを幾重にも階層にしたケーキを子供たちの手を使いながら作成。そして、無難なミートローフでイブの夜はすごすことになった。貸家のためクリスマスツリーも買ったりデコーレーションもそれほどしなかったが、庭にあった木からちょっとえだを拝借して上の写真のような飾りを作ってくれた。こういう手元にある材料でなにかしら簡単に作る技には感心する。
今日が過ぎると、クリスマスセールは終了。26日からは季節モノ一掃のセールが始まるそうだ。

12月23日 スーツケース修理完了



先日の日本出張時にまたスーツケースが壊れた。またと行っても、93年からづっと使っているものなのでかれこれ20年以上使っている。もとは妹が海外旅行に行くために買ったものを私が借りて、それを20年使い続けている。20年前は海外出張、海外旅行もそれほどポピュラーではなく、家族でひとつのスーツケースを使いまわすこともあるだろうと、地味な色にしてくれたのがいまでも使えている最大の理由。このスーツケースは色々なところに行った。いまスーツケースで残っているオリジナルの部品は、シェル(本体の箱の部分)と開口部をロックするメインのバックルのみ。今回、メインのバックルの左右にあるサブのバックル鍵が破損して、これで両方共破損交換となった。さらに、取っ手2箇所も、過去に破損して交換しているので、つぎはぎだらけ(買った時とは形が違うものしかなかったり、色が違ったり)のスーツケースとなった。前回、反対側のバックルがとれた時も同じ理由と思われるが、空港で保安検査官が点検のために開けたがバックルをちゃんと締め切れずに、コンベアなどに乗せ、半開きの状態でかばんがどこかにあたった時にバックルが破損したと思われる。ちゃんと閉まっていればどこにぶつかっても問題ないが、ロックされていないと、バックルが外に飛び出した形になり、そこに23kg(今回の重さ)が加わるのでプラスチック製のバックルは壊れてしまうのだろう。幸いなことに今回は保険で治せたので出費はゼロ。ポートランド市内のカバン専門店に持って行ったら、やはりプロ、見た瞬間にサムソナイトだけど、それどこで買ったと聞かれる。日本で買ったと伝えると、それはACEが当時ライセンス生産したものでたぶん部品はすぐには手にはいらないと伝えられる。この回答は予想しており、過去の修理はACE(現在はサムソナイトから独立して独自ブランドを展開中)から部品を取り寄せて修理をしたりして、先方とも話をしていたのでこの点は理解していた。その専門店は、私が日本からの旅行者だと思ったようで、数日で修理するのがかなり難しいと言われたが、Portlandに住んでいるので何日かかってもいいからよろしく!といったら、一週間程度で修理が無事に完了。壊れる前は、鍵が付いていたが今回は、鍵なしのバックルへと変わっていたが、2001年以降かばんにカギをかけることはなくなったので、まぁよしとしよう。

上の写真はかばんを取りに行く時に久しぶりにアメリカで引っかかった踏切。前回踏切で停車したのは何時だったか記憶に無い。5年前のカリフォルニアか?

12月22日 Holiday week

学校も休みになったためか休暇をとる人も増え、会社の駐車場に止まっている車も半分くらいになった。オフィスに入ればそれなりに人がいるが、カフェテリアもHolidayモードで、選択できるメニューが減っている。こちらのオフィスは背の高いパーティションで区切られているため、どれだけの人が今いるのかわからないが、これから一気に減っていくと思われる。私も仕事が一段落したら休むつもりなので、今日明日がクリスマス前は最後のつもり。ニュースによれば、スキー場では30年来の雪不足らしく、11月末には開けたかったスキー場がまだあけられないらしい。これから1週間位で寒くなるのでクリスマス休暇にはオープンできるようだが、ここでも天候の不安定さを実際に見ることができる。1年の振り返り番組では、今年の夏は、記録上最も暑かった夏らしい。日本で言う、真夏日が一番多かったのか、熱帯夜が多かったのかのどちらかだろう。そういえば、暑くて暑くて大変だったのを思い出すが、遠い昔のように感じる。あと一週間で2014年もおわる。色々なことが起こった歳だったが、2015もこのようにあっという間に過ぎていくのだろうか。

2014年12月22日月曜日

12月21日 冬休開始

子供たちは今日から冬休み。なんとアメリカにきて9月からの最初の学期が無事に終了。成績表が出ているかもしれないがまだ見ていない。しかし、よく頑張った。知らない土地で、それも言葉が通じない中。そんな会話を夕食時にしていた時の記憶に残る言葉をすこし記録しておく。
「大変だったのは最初の一週間だけだよ」だそうだ。この言葉には正直驚いた。最初の一週間で現地校の中で話す相手を見つけ、自分の居場所は決まったので、その後は楽しく過ごせたとのこと。いい環境だったのか、自分から見つけられたのかは定かではないが前向きな言葉にすこし安心させられた。
その次の言葉は、「生半可な気持ちで留学なんかしちゃダメだよ、ホント大変なんだから。」だそうだ。周りには、国を捨てざるを得ずにこちらに来た子供もいる。または、その国の将来を支えることを期待されて送り出され留学をしている子供もいる。昔の日本もフルブライトなどの仕組みなどを使わなければ留学がかなわなかった時代に来ていた人々の気持ちは同様だったのだろう。そのような、生徒と接する機会をもっての言葉は重い。反面、日本にいる友だちは、そのような重さの感覚はまったくなく、語学留学程度の思いで会話をするようで大きなギャップを感じるようになったようだ。どちらが誰の言葉かは書かないが、それぞれがいろいろな新しい経験をして、日本にいてもできないものを得てくれたようなので、みんなの苦労は報われたのではないだろうか。

12月20日 日本人学校学芸会

子供たちの日本人学校もこの日で今年は最後。最後のこの日は学芸会。こちらの中学校を借りて行っている日本人学校なので、アメリカの中学校のホールをつかって幼稚園から高校3年生までがなんらかの出し物をする。日本でよく見かけるソーラン節や、簡単な劇などそれぞれ工夫されており、苦労がよく見える。特に、子供たちは週に一度土曜日に会うだけで、そこでの授業の後、もしくは授業の中で練習をしたかもしれないが、遠く隣の州からくる子供から、受験を控え、そろそろこちらの大学から入学許可をもらえるような子供まで幅広くみんなが一生懸命になってやっている。実は、裏方の大人も大変で、この担当になると事前の準備、当日の奉仕など多くの人が関わっているのがとても良くわかる。なぜか、照明、音響はプロ並みにやるのが習わしなのか、調整卓をしっかり設置し担当者同士はインターカムで連絡が取れるようにし、照明もどこをどう照らすのかがシナリオで用意されている準備の良さ。これは技術者の家族が多いからなのだろうか。来年はうちにもなんらかの役割が回ってきそうなので心構えをしておかなければ。いずれにしても、参加した子供たち、奉仕してくれた保護者たちに感謝の気持ちとともに無事にイベントは終了。

12月19日 牛たん塩煮込み

一週間漬け込んだ牛たんを1日近く?煮込んだものが完成。左の写真のように皮を靴下を脱がすようにはがすと大きなタンのできあがり。塩味が薄めだがマスタードなどと合う感じでいい感じ。なぜ、舌にまで牛の模様があるのか非常に興味がわくが進化論、その他の説を組み合わせてもまったく説明がつかず不思議な現象。さらに、この写真の反対側には大きな傷の痕跡があり、口内炎をずっと患っていたのかと思わせるような丸い跡がある。実はこのあと、その日に売っていた舌のどれにもあったので、口の中で擦れるためにできる一般的なものなのかもしれない。食肉に詳しい家内いわく、この舌は黒毛和牛にはかなわないそうだ。日本でこのサイズを買うと福沢先生が飛んでいくが、こちらでは伊藤博文、現在では野口英世が2枚くらいで買えるくらいで手に入る。あとは冷凍したものかしてないかなどで味が変わるのかもしれない。

2014年12月19日金曜日

12月18日 日本人会

ポートランドのオフィスに勤める社員で日本人のメンバーが集っての忘年会。もともと数が少ないのはわかっていたが、思ったよりも多く、さらに参加率も高く12−3名が集まった。初めてお会いする方も半分くらいいて、長い方は20年近くここで過ごしており、一番短いのが私でまだ半年。いろいろ皆さんの生き方がそれぞれ個性的なので面白いコメントを聞くことができた。その中で記憶にあるものは、ラーメンがここでは美味しいのに会えないので、プロ用の製麺機を買おうと思っているとい方や、パンを作るための小麦粉が日本と異なるために難しいと言ったらパスコの工場に行ってわけてもらうのがいいといったもの。他にも健康の話、昔の無線の話から多岐にわたる話をしたが、みなさんこちらでの生活を楽しんでいるのがよくわかった。カリフォルニアには天気では敵わないが、四季がはっきりしていて日本に非常に近くていいという声が多かった。この点には同意する。Los AngelesやSan Diegoなど青い空と青い海でいいのでだが、海系のスポートをあまりせず、逆に山の方を好む私にはこちらの方があっている気がする。

忘年会の前に滑りこみで今日はもうひとつ(実際にはふたつ)のことを完了できた。それは車の排ガス検査と登録継続の手続き。たぶんこれは毎年必要になると思われるもので、排ガスの検査をする試験上に車を持ち込み、排ガスの検査とその証明書をもらう。お金の支払はもちろんクレジットカード。6レーンくらいある検査場に車で向かうと、入り口の守衛所のようなところで書類のチェックをうけ(車に乗ったままで構わない)、そのまま指定されたレーンに向かう。東南アジア系の聞き取りづらい英語で指示されたとおりエンジンをかけたまま車を降りると検査官がオンボードコンピュータの情報を読み取って数分で完了。最近は、コンピュータのインターフェースが標準化されているので、O2センサーやミスファイヤなどの情報がその場で読める模様。特に問題なくお金を払って10分かからずに完了。さらに、この試験場が混んでいるかをみることがインターネットのWebカメラから見られるのですいている時間を狙って行くことができる。使えるものはどんどん使うといういい例かとおもった。

12月17日 正しい歴史を知ること

先日の帰国時に進められて、移動中の電車などに乗っている間に読んでしまったのが左の本。戦前、戦後にかけて国会議員だった、斉藤隆夫という人の回顧録と、彼の話題となった国会での発言記録がまとまった本。最近、戦前、戦後にかけての歴史認識を見直そうという機運があるが、上っ面だけの議論でインターネットなどで簡単に自分の反対の意見を批判する人々が多いのは非常に残念だと思う。さらに、メディアが基本的な機能を果たせておらず自浄機能が働かず日本はどうなってしまうのだろうかと心配になる。
いままで、開戦に至る国会、そして内閣の動きは陸軍を中心とした軍部の暴走とだけ学んできたが、そこに立法府としての国会がどのように機能し、どのようにその機能を果たせなくなっていったのかがこの本を読むとよく分かる。彼は三権分立をどのくらい信じていたのかわからないが、国会議員として官僚を全く信じておらず、議会がしっかりと政府、官僚を把握しなければならなという筋をもった珍しい議員だったようだ。彼からすると、戦争に向かう状況を止められなかった外務官僚、そして官僚出身の大臣の評価は非常に低い。「落日燃ゆ」 などでA級戦犯になった廣田外務大臣に多くの人々は哀れみの目を向けるが、それとは違った見方をこの本は提供してくれる。最近、トレビ上がりの作家の作品が話題になりなんとNHKの委員にまでなっているが、本当の歴史とドラマを見分ける力を国民が持たないととても危険なのではないかと思ってしまう。というわけで、今回はこの本に加え、落日燃ゆなど読むべき本を子供たちに持って帰った次第。月に数冊づつでもこちらに日本から本を送ったほうがいい気がするがさてどうしよう。

2014年12月17日水曜日

12月16日 オレゴンへ戻る

1泊の出張でカリフォルニアに来ていたが、無事に目的は完了し午後3時過ぎには空港からオレゴンに向かう。昨日の低気圧を突っ切るフライトとは異なり、珍しく曇っているカリフォルニアから雲を抜けるとずっと雲の上をオレゴンまで一気に北上。途中ひどい気流の乱れもなく無事に会社の隣の空港に5時前に着陸。幸いなことにポートランドは雨は降っておらず、カリフォルニアとほとんど同じ天候の中無事帰宅。
ちょうど先週頼んでいた息子のメガネが出来上がったとの連絡をもらっていたので、帰り道にメガネ屋で初メガネをpick up、ついでにパンとワインを買う。
今回の出張で今年やるべきことはほぼ完了。あとは書くべき文書を書いて必要な場所に回すなどすれば目標は達成。年が明ければまたあらたな環境になるのだろうがひとまずまわりは年末の休みモードなので、我が家もその波にのらせてもらおうと思う。
ちなみに今回の出張では、アメリカの家庭が崩壊したのが1970年台で、それによって失われたもの、断絶したものを食べ物視点から盛り上がって話ができた。Thanksgivingに作られる料理は家庭の伝統のの味で、それぞれの出身の地域、嗜好によっていろいろな形があるとのこと。それを家族で伝承していくべきだが、一昨日夕食を共にした仲間はみなそれぞれに家庭での苦労があったメンバーで70年台のベトナム戦争後の文化の変化が大切なモノを壊してしまったと述べていた。日本はどうなのだろうか?おせち料理などを買って済ますなど想像もできなかったが、徐々に一般的になってきてしまっている。実は、私はおせち料理の個々の料理がなにを表しているのかなどを知らなかったが、家族を持つようになってから知った。こういうことを次の世代につなぐにはどうしたらいいんだろう。せめて美味しいものに対して興味を持ってもらうようにして、子供たちが美味しいものがなんなのかを理解してくれればと思っている。

2014年12月16日火曜日

12月15日 あと半月

後半月で2104年も終わり。日本にいればもっと年の瀬の雰囲気があるのだろうが、こっちはHalloweenから続くお祭り騒ぎで、年末に突入している気はあるが、日本のようなそわそわ感はない。たぶん、掃除道具の安売りとか、年賀状を売りまくるとか、お正月飾りなどが無いからなのかもしれない。こちらのスーパーは、いまだに七面鳥からつづくパーティー向けの食材のセールが続き、それに加えてプレゼントに使えるUnder$20の商品がレジ前に並べられているのが目につく。こちらでは商品券に相当する$20のカードを贈るのも一般的のようで、いろいろなレストランや日本でもあるITunes、スターバックスなどのクーポンカードなどが目立つように売られている。あとはカレンダー。本屋、スーパーではカレンダーの売り場が広く取られており、すでにカレンダーは値引き状態。来年からは年末まで待って買うことにしよう。11月に定価で買って失敗した。
今日は、夕方からカリフォルニアに飛んでteam dinner。カリフォルニアの西海上に低気圧があるせいで、その雲を突っ切らなければならず、ゆれるゆれる。小さな飛行機はこのような天候の中では木の葉のよう。

2014年12月14日日曜日

12月14日 またダウンタウン

久々の日曜日。家族全員休み。家族全員で、今日中にやらなければいけないことを書き出して午前中はそれを完了させる。
午後からは、ダウンタウンでおこなわれていたPortland's Art and Craft Extrabaganzeという展示会に全員で向かう。予想通り息子は乗り気でない。食べ物で釣ろうとするがいまいちのりが悪い。ちょっと寒くなってきたので、タイ料理で体を温めてから向かうことにした。タイ料理はこちらで有名になって徐々に店舗を広げているPokPokへ。このレストランは、10年ほど前にタイでの経験から、本場の味をポートランドに持って帰ろうとしたシェフが始めたレストランで、野菜なども現地からポートランドに移植をし、こちらの農家とともに本物をつくって味を再現している。PokPokでの昼食後は、イベント会場へ。数を数えきれないくらいの絵、アクセサリー、衣類、食べ物、その他なんでも手で作ったものが展示販売されているイベント。欲しくなったのはオレゴン州の形をした郵送物におす差出人スタンプ。思わずオーダーしそうになったが、引っ越しをして落ち着く場所が決まってからにしようということになり今日は連絡先だけもらって帰宅。「なんだ、こんなことで食っていけるのか」と思うような人々もいる、プロ、アマ混在の興味ふかいイベントだった。出店者のプロ度合いは、先週の土曜日の方が上かもしれない。

さて、明日からは最後の週?が始まる。

12月13日 ドイツソーセージ

日本人学校の迎えのついでに昼食を知人に紹介してもらったドイツ食材店にてとる。日本人学校の行き帰りには通過地点ともいえるのでいい場所かもしれない。ソーセージ、ハム、食材、飲み物、その他色々がてにはいる。左の写真は、French Dip Sandwich, New York Pastrami Sandwich。どちらも期待していた物よりは小ぶりでインパクトが少ないが値段を考えれば妥当かもしれない。ちなみに考えていたのはこのサンドイッチ。このサンドイッチは私の食べもの師匠が10年以上前に教えてくれたもので、一度行って楽しませてもらった。それ以来、PastramiまたはCorned beefのサンドイッチがあれば頼んでみることにしているが、まだNYCのものに勝てるものには会えていない。先日は、Corned beefを家で作ってかなり上手く行ったので、スライサーを買えば自宅で豪華なものを作れる日も来るかもしれない。ちなみにスライサーはデロンギがいいらしい。

12月12日 一週間終了

やっと一週間が終了。出張明けでなんとなく疲れが取れず、ゆっくりしたいと思っていたが休みも取れずあっという間に金曜日。この日は、異なる部門、組織のメンバーと集まり、いろいろな政策、制度の問題を話し合う。それぞれ全く違う立場で異なる組織に働き変えをしているので非常に役に立つ話を聞き、参加することができた。
左は、またごまを食べに来たリス。今回は数日前の写真で見えるごまの山はほとんどなくなり、残っているごまを数分かけて平らげて行ってくれた。最初に来たリスよりは大きなリスに見える。
子供たちは明日も学校で大変だが、無駄に家でボォっとするよりは価値がある時間の使い方であろうから、頑張ってもらおう。そのために、保護者は送り迎えとその前後の買い物となる一日の予定。Thanksgivingの寒波の後は気温が下がらずに15度位まで上がる日が続いている。そのためどうもスキー場はまだopenできないようで、まだ冬本番にはなっていない。帰って日本の方が寒かった。

12月11日 大雨

日本から帰ってからは、いつもの生活、すなわち娘の高校のバスケットの練習の送り迎えが夕方に入るのですこし早めに家にもどることが続いている。
この日は、なぜか午後から大雨。ワイパーを高速に動かしても前がはっきり見えないくらいの大雨。こちらの道は、ちょっと間違えれば畑に落ちたり、車線が多いところでは、隣とのレーンを気をつけなければと雨の日はとても気を使う。この帰り道も、大雨の中どうしてこんなところでという場所で衝突事故が一件。一時停止の場所を間違えたのか、進入禁止を入ろうとしたのか激しいぶつかり方をしていた。
高校に送る時間には雨は小康状態となりひとまず往復を出来たが、この日の運転は非常に気を使った。
上の写真は、家の庭のテラス部に参加してしまったごまをおいておいたら、それを食べに来たリスを撮影。最初のお客さんはナメクジだったが、すぐにごまに向かって放射状に集まってきた。それが前日。このリスはそのナメクジなんて気にせずに体を突っ込んでごまを満足するまでたべてどこかに去っていった。

12月10日 初めがね

息子が”なんちゃって”受験勉強の結果、目がかなり悪くなってしまったようでここのところずっと板書が見えないと言っていたため初めてのメガネを作ることになった。家族全員の中でも初めての経験。さらに、こちらので医療保険を初めて利用することになった。こちらの医療保険は、予防診断や基本診断は無料、それ以外の措置に対してある一定額を自分で負担をし、それを超えると保険会社の出番となる。日本のように最初から保険会社が一部負担するモデルもあるが、私は日本の自動車保険の車両保険(免責あり)のモデルを利用している。この方法だと、免責額までは100%払わなければいけないが、病気や怪我をしなければ、保険料を負担する必要が無いために実際の支払額はかなり低くなる。大きな違いは日本のように全員のお金を丼に入れて全員で分けるのではなく、この保険は自分のお財布は自分だけで利用をして、それを超える部分が保険会社の負担となる。掛け捨て分もないため、いまの家族構成、健康状態であれば一番お得なように思える。
さて、メガネは、まずはメガネ屋さんとくっついている眼科医による詳細な診断をした結果、prescription(処方箋)がでる。この処方箋をもらうだけで帰ってもいいし、それをそのままお店に見せて欲しいフレームでメガネを作ってもらうこともできる。
初めての経験のため、本人そっちのけで色々なフレームを試し、あーでもないこーでもないと30分位遊ばせてもらい、結果的には無難な軽いメタルのフレームのものを作ることになった。完成は1.5週間後。

12月9日 予想しないダウンタウン

日本出張からの疲れがまだ抜けない火曜日。思いがけない事故が発生。バスケットの試合で、他校に夕方からバスで行っていた娘が自分の試合の次の試合を見ていたため帰りのバスを逃し、ポートランドの反対側(川の東側)の高校で立ち往生との連絡が7時過ぎ。それから車を飛ばして迎えに行くことに。夕食が遅れるために息子は反乱状態。地図で距離を見ると28km。これって聖蹟桜ヶ丘から新宿までの距離に等しい。運転してみると幸いなことに25分位で到着。無事に回収をして家に急行。帰宅時間は8時半過ぎ。車中心で生活をしているとこのくらいの距離は普通に感じてしまうが、実際にはかなりの距離を移動しているということを再認識。行き掛けに、興味のあったスキー屋の場所を確認できたのがせめてもの救いの一日。

12月8日 普通に出社

年末に入りスパートが入り多くの人々が今年の仕事を完了させるモードになっていることがわかる状況になってきた。日本にいると、この時期になると海外からの出張者が多いなと思っていたが気持ちがわかる。理由は2つ。1つ目は、期末の予算が使える状況になった。2つ目は年度が変わる前に必要な打ち合わせや調整を済ませておこうというもの。この2つの理由で11月くらいに入ると年末のクリスマス休暇を前に仕事を終わらせようと出張や、年度最後の会議などが入ってくる。日本では、その嵐のようなゲストの対応として彼らが変えるとこちら側がクリスマス休暇となり仕事はかなりスローダウン。USがクリスマス明けに立ち上がってくると、日本は年末年始の休暇。このサイクルのお陰で、日本にいると12月は20日位から国外向けの仕事はほとんどなく、そのまま休みに入り1月の1週が明けるまではなんとなくスローになる。初めてのUSでの生活を見ていると、20日くらいまでにはみなやるべきことを終えて国に帰る人が多い模様。国とは国内の場合もあるし、国外の場合もある。竹井家はいまのところ特別な予定は入れておらず「観察」のクリスマスと年末になる模様。面白いことを見つけ次第こちらで共有をしていきます。

2014年12月9日火曜日

12月7日 買い物

私の帰国を待っていた娘が、バスケットボールのクラブで履くシューズが古くて危ないので新しいものを買うために買い物に行きたいとのことで、朝からちょっとは離れたモールまで行くことにする。予想通り、年末の買い物客でかなりの混みよう。その中で、ほしい靴を選び出し、タイプごとに適切なサイズをそれぞれ前後を含めて3サイズくらいはく。結果9足くらいを履いて、希望のものを購入。表示されていた値段よりも20USDほど安くなったため関係者一同にんまり。混んでいる場所が嫌いな私達は目的を果たした後はさっさと混んだ場所を後にして自宅へ向かう。遅めの昼食は、近所にできたレストランにて、Buffalo wing, Onion ring, Chicken pasta, Saladというもの。可もなく不可もなく。徒歩圏なのでここはまぁ使えるかもしれない。この後は時差ボケのための睡魔に襲われ数時間記憶を失う。明日からは普通に一週間が始まるので倒れているわけにも行かず頑張らねば。

写真は息子向けに調達してきたおみやげの一種。こちらにも似たようなクラッカーがあるが、おっとっとの絶妙な塩味には負ける。

12月6日 無事に帰宅

羽田を6日に日付が変わった頃に飛び立ち無事に1日前の夕方のロサンゼルスに着陸し、乗り継ぎ便を経て金曜日11時過ぎに帰宅出来た。最後の最後にポートランド市内の高速が工事のため大渋滞ではまったが、大きな問題はなく今回の出張は完了。日本からのおみやげも、家族が一応満足する質と量を持ち帰ることができた。行きにスーツケースに入っていた衣類はどうせまた東京でも使うので全てをおいてきて、その代わりにお正月のお節料理に使うための材料などが満タンで帰国した。

土曜日は子供たちが日本人学校のため朝にスクールバスが出る場所まで送り、昼前からポートランドの市内で行われている展示会に行くことにする。倉庫だったと思われる建物がデザインオフィスなどが使う場所として利用されており、そこでポートランド地元のデザイン家具、食料品、衣類その他が展示販売されていた。そこでdiscontinue商品をいくつか安く手に入れることができた。このような地元に根付いたアーティスト、食料品などを大事にする姿勢がこの街にはとても多くあるので、ちゃんすがあればまたこのような場を散策してみたいと思う。

12月5日 奈良へ

奈良と行っても今回の目的地は、奈良先端科学技術大学院大学。知人の先生のところにご挨拶に伺うために朝、羽田ー伊丹と飛び、そこで別の先生と落ち合い、奈良先端へ向かう。京都がちょうどおひるどきだったのでおすすめの和久傳にて和食を堪能。和久傳は京都駅の上の伊勢丹内にあり、左のような風景を前に京都料理を楽しむことができる。料理はこれまた最高。値段は気にしてはいけない。それだけの仕事と素材の料理なのでぜひまた来たいと思う。今回は、太平洋区間のチケットを羽田で終わらせずに伊丹まで続けてとったので、たぶんそれほどの加算なく羽田伊丹を往復することができた。次回もこれは手かもしれない。
伊丹から京都へのバスで興味ふかい場面があった。バスにのるときにある女性客が切符ではなく領収書を見せて乗車しようとした。バスの運転手は、領収書じゃ乗れませんというが、自動販売機からはこれが出てきたと言いはる。押し問答がしばらく続くが他のお客さんが乗れないので、しぶしぶ運転手が折れて、のりばの係員と「あれは前のお客の残した領収書で乗ろうとしていて、切符は買っていないはずだ。切符を取らなければ領収書はでない」と話していた。すごいおばさんを見てしまった。
奈良先端での仕事は無事に終わらせ、伊丹まで送ってもらい、伊丹ー羽田と移動して6日の深夜の便で太平洋を渡り今回の出張は無事に終了。慌ただしい出張だったが、この組み合わせはいいかもしれない。こちらを土曜日の午後に出て、金曜日の深夜にもどれる。そして日本では月曜日の朝から金曜日の夜まで全部の時間をつかえることを考えると得した気にもなる。体はつかれるが、次回もこれかもしれない。

12月4日 同僚たちとあう

東京での仕事は今日で完了。元のオフィスに寄って東京に届いた郵便物を整理し、午後は東大での会合に参加。産業界と学術の好き物が集まってものをいじる会合にていろいろな面白いネタを仕込むことができた。会社に残っていれば、別の東大の先生がどうもオフィスに来るようだったのでそちらにでても良かったのだが、まぁよしとしよう。雨がパラパラと降る中、オレゴン人は傘をささないので東大からの移動はしたが、会社に戻った後で夕食の場までは雨がひどかったため傘を調達。銀座の端まで徒歩で移動。今日の夕食は、仕事を一緒にした仲間ではないが、会社でいろいろと共通点があったメンバーが集ってくれた。特筆すべき点は、なんと半分くらいのメンバーが次の日の午前中の予定を開けるか、休みをとっていたこと。お店は年末なので9時前までで出なければいけないと言われていたが、ほぼ閉店の11時までみんなで楽しい時間を過ごすことができた。次の日が朝の早い飛行機のため二軒目は次回にとっておくことにして、そのまま帰宅。次の日は帰国の準備をして移動のため最終的なパッキングを行う。クッキーやおかしをもらったが、割れてしまうのを覚悟でスーツケースに入れる。また、5月に田植えをしたお米で作ったお酒も特別に早めに届けてもらったので数本をスーツケースに入れる。重さは20kgをちょっと超えていたがまぁなんとかなるでしょう。こうやって東京での滞在は終わりに近づいたのでした。

朝食 ローストビーフとトースト
昼食 ぬき
夕食 魚

12月3日 パネルディスカッション

今日は、ある民間の標準化組織の恒例の年に一度の大きな会合。6年前に私が始めてから今まで継続的に続いてきた。近年は難しい話はなるべく少なくして、身近な話で多くの人が興味を引くネタを喋れるスピーカーに講演を依頼している。最後のセッションが、それらのスピーカー全員を招いてのパネルディスカッション。そのコーディネーターを私がさせてもらっている。これが、今回の出張の理由の一つで今回も無事に終了。お客さんも楽しんでもらえたようでなにより。この日はお昼も会議のランチで相変わらず朝からずっと会議づくし。

朝食 まぐろの漬け丼
昼食 サラダ
夕食 懇親会

12月2日 霞ヶ関

今日は一日霞ヶ関まわり。5ヶ月離れていたので一日で三省庁をまわっていろいろな話や確認をして回る。相変わらずの大きな組織なので、国民からするとひとつの政府なのだがそれぞれが別の思惑で動いているので、同じagendaでもとてもやりづらい。リーダーシップ欠如といわれる大きな原因がここにある。
政府対応の後は品川にて魚料理。久しぶりに低いテーブルでの食事で日本酒も楽しめた。あん肝、しらこ、お刺身。サラリーマンがいっぱいいる懐かしい雰囲気とそこし煙で茶色くなったビールのポスター、そして畳。これは日本でしか味わえない環境。都電最中をおみやげに頂き、また捨てられない包装紙がこれで増えてしまった。左の写真は前日におみやげに頂いたお正月飾り。こちらにいるとまだクリスマスの飾りの時期なのでここまで気が回っていなかったが、貴重なものをいただくことができた。感謝です。

この日面白い話がひとつあった。私が今住んでいるオレゴンの通勤路のビデオを知人に見せたところ、彼が10年ほど前に滞在していたジュネーブに雰囲気が似ているとのこと。私が知っているジュネーブは街の中心部で郊外は知らないのだが、今の時期は日が短く4時位には暗くなっていた記憶がある。

朝食 トースト
昼食 にぎり寿司ランチ
夕食 品川にて魚

2014年12月4日木曜日

12月1日 五ヶ月ぶりの日本

帰ってまいりました!久しぶりの多摩市。今日は朝から一度にいろいろなことをこなす予定。5時に着陸して、荷物を磯子の実家にて解き、朝食をたべてすぐに多摩に向かう。向かうは市役所。出国の際にできていなかった処理を終わらせて、多摩の家へ。左の写真は毎日通勤の時に眺めていた風景。ちょうどいい紅葉と柿の木がいい感じのコントラスト。あいにくの雨だけれども歩いて必要な場所を目指す。近所の皆様で挨拶ができなかった方にご挨拶にうかがい、さらに昼間は在宅ではない知人の家には届け物を玄関に置くことで約1/3の目的完了。時間を見図らないながらとても重要なミッションに向けて移動。そのミッションとは髪を切ること。なんと5ヶ月間、途中で一度だけ前髪だけを家で切って依頼そのまま伸びていた髪の毛を仲間の美容師の店でタイミングよく切った。これで多摩での業務は完了。乗ったことのない路線のバスにのって(間違って遠回りの路線に乗ってしまう)、多摩センター経由で横浜に戻る。次の仕事は警察署にて運転免許の住所変更。事前の調査で、住所変更は住民票が必要かとおもっていたら、そんなことはなく住んでいることを示す物があればいいとのこと。これはアメリカ同様に郵便物で代用できるので、いくつかの郵便物をもって警察署にて住所変更を完了。これがほぼ5時前。こえでこの日のやらなければいけないことは完了。どうしても12月中にやっておかなければならなかったことを1日で完了できたことで、これで明日からは仕事に専念できる。

ちなみにこの日の食事は
朝食: ごはん、けんちん汁、だいこんのつけもの
昼食: 箱そばにてかき揚げそば
夕食: 母、妹夫婦とともに横浜の地場野菜を使った料理屋にて食事

2014年12月3日水曜日

11月30日 機上で失う一日

30日の朝0時過ぎにロサンゼルスを飛び立つ飛行機にて太平洋を渡る。すなわち、29日の夜にポートランドからロサンゼルスに移動をし、その乗り継ぎ便が深夜の零時すぎということになる。たまたま、今回のフライトはラウンジを使えたため、新しい国際線ラウンジにてシャワーを浴びてあとは寝るだけという状態にして搭乗。30日は太平洋上にて日付変更線をまたぐため、到着は12月1日の早朝5時。ということで、30日はほとんどなにもしないで失ってしまう1日となる。
深夜便の利点は、乗ってすぐに寝たければ寝ることができて、備えさえあれば(耳栓、アイマスク、まくらなど)快適に記憶を失い、気づく頃には8時間近くの睡眠を終え(体の節々はいたいが)着陸の直前となる。羽田便に早朝着陸するフライトは、意図的にと思われるが騒音の害を与えないように房総半島と三浦半島の先端から東京湾に入り、海上を羽田に近づきできるだけ陸地上を飛ばないようなコースとなる。できれば、このような深夜便がもうすこし増えることで、楽に太平洋を渡れると私は嬉しいのだが。でも最近はもう飛行機の乗るときついのでできるだけ飛びたくはないのが正直なところ。

11月29日 5ヶ月ぶりの一時帰国

この日の夕方から日本への出張となる。ちょうど五ヶ月ぶり。ここ数日のThanksgiving以降ずっと天気がわるく、この日は朝は曇り、その後雨、そして霰、さらに雪とめまぐるしく変わる天気となった。フライトは5時過ぎなので4時少し前に空港につければいいので、昼間はpackingに時間をかけて準備を進めていた。午後に入り、雨が雪に変わりなんと激しく降ってきてしまい積もりそうな振り方になりスノータイヤでない私の車で空港に行けるのか不安になってくる。上の写真は、雪になる前で雨が霰に変わり屋根の上を跳ねながら落ちていくのを撮影したがうまく映っていない。
結局3時過ぎまで様子をみて雨に変わったので出発。今回は、できるだけ日本での時間を有効に使うため、深夜に太平洋を渡り(土曜日の夜に飛んで月曜日の早朝に到着)、月曜日には朝から仕事ができるようにした。帰りも同様に、金曜日1日まるまる仕事をして深夜の飛行機でもどるとなんとポートランドに日付が変わる頃には帰ることができるようになる。ここ数年は使える時はこの深夜便をつかって太平洋を飛んでいる。
予定を積み込み過ぎな気配のある出張予定だがさてどうなるのやら。

11月28日 Black Friday

Thanksgiving明けのこの日はアメリカではBlack Fridayと呼ばれる。その理由はThanksgivingがおわり、クリスマスに向けて年末の買い物商戦がこの日から始まる。日本で言うと、お正月の初荷、初売りに近く、開店前のお店には長蛇の列ができ、限定商品をねらって買い物に走るらしい。テレビでは朝からデパート等の開店時に人々が雪崩れ込むシーンを写している。
こういうのが好まない私達はこの日はおとなしく家にいることにする。どうせ道も混んでるだろうと思い込んでじっと家にいた。こういう日でしかできないことをこなすということで、先日手に入れた乾湿両用大型掃除機をつかって庭中にちらばっている枯れ葉を飛ばして集めることとした。しかし。。。。湿った葉っぱは容易に葉を集めることはできず、結局多くは熊手を使って集めることになる。この湿った環境で葉っぱを集めるのはどうすれば効率良くできるのかまだまだ効率を上げる方法はありそうだが、いつでもできるわけではないので、いまひとつ納得行くような状況に行っていない。
庭を片付けた後夕食は久しぶりにカルボナーラを作りたいと言い出したので、つくることにする。ここで今回の新しい挑戦は鍵となる生クリームをいつもの牛乳から手に入れることにした。いま使っている牛乳は牧場から直接手に入れている、無調整、無撹拌、低温殺菌のもの。これがほっておくと、上にクリーム(高脂肪分)が分離して浮く。これをさらってカルボナーラを調理してみた。結果は上出来で、この牛乳の新しい使い方を見つける結果となった。ただ、息子はクリームを除いた残りの牛乳をどうやって飲むかを考えあぐねていた。(彼は低脂肪乳が好きではない)

11月27日 Thanksgiving day


とうとう来ましたThanksgiving day。予告通りうちはなにも予定なく朝起きてて天気を見て予定を決めることにしていたので、それほど早起きをせずに起きだしてみると案の定、それほどいい天気ではなく曇っていて天気は良さそうではない。朝食後に家族会議にて、家にいてももったいないので車で出かけてみることにする。目的地は、コロンビア渓谷。どこまで深く入るかは行ってみて判断することに。Mt.Hoodまで行くという案もあったが、たぶん積雪で通れないだろうとの判断から山側には行かないことにした。そこでまずはコロンビア渓谷にあるMultnomah Fallがアメリカで2番めに大きな滝なので、そこに向かうことにする。ただ、あまりにも近いのでちょっと回り道をして、その地域の大きな山を見晴らすことができるLarch Mountainという場所をまずは目的地として出発。日本で言う正月三が日のような閑散としたポートランドダウンタウンを抜けてコロンビア川沿いに高速を上がっていくと、徐々に天気が悪くなってくる。家をでるときは曇のなかでも青空がところどころ見えていたが、川に近づいてくるともう雲におおわれて雨がパラパラと降ってきた。太い道から離れ、山を登る道を徐々に上がっていくとわかったことは、なんとその展望台への道は11月の初めて閉鎖されており上がることができない模様。10数kmの山道で砂利道でもあるのですぐにあきらめモードとなり、全員一致で目的地を最終目的地の滝に変更。あっさり滝には到着をし、観光客モードで滝を見上げかつ見下ろす橋まで登る(上の写真の橋)。下からみるとドキドキしそうな高さだが、いってみると自分の高さがあまり見えないのでそれは感じない。その代わりに上の滝の左から軽自動車くらいの岩が轟音とともに落ちてきて、大きな自然の風化作用がいまでもすすんでいることを実感できるいい経験となった。もともと、ここを選んだのも中学校の物理でちょうどellotionの授業をしており水、風による風化を学んだばかりだったこと、さらにこの滝が数学の教科書の表紙だったこともここを選んだのも理由だった。
滝見学の後はすぐに、息子の燃料切れとなり食べ物をダウンタウンに探しに行く。しかし、残念ながら街は静まり返っており希望の食べ物、レストランはことごとく閉店中でつなぎにFood Cartで売っていたFarafelをかって帰宅することになった。この日は外出をしてもいいが外食には適さない日ということを学んだ。