2014年9月10日水曜日

9月9日 ポートランド人気

離日前から薄々と気づいていたがどうも日本のメディアは最近ポートランドを気にしているようだ。NYC,SF,LAなど大きな都市はひと通りみんなに知られ、どの雑誌や旅行記を見てもそれらの街についての記事は大抵見つかる。しかし、Portlandについての記事はrunningの記事(NIKEの本社があるから)、スキーの記事(Mtバチュラーと呼ばれる5月まで滑れるスキー場で日本のスキー雑誌が新製品の評価を毎年している)などでなければ見かけることはなかった。それが、この1年位の間にメジャーな雑誌が特集を組んで街を紹介している。さらに、Portlandについての本も増えてきており自然派の人々には興味のある街となってきているようだ。直近で面白い特集だったのは日本の雑誌のポパイが6月号で特集号を組んでいる。LAやNYCなどは街自体が大きいので、雑誌に載る店やレストランに行こうとすると何日もかけなければ回れないが、Portlandはその点街がコンパクトなので自転車があれば大抵のところには行ける。さらに、通り全体が再開発されて(日本の様に古い絵を壊してでっかいビルを建てるのではなく、古い建物や倉庫をそのまま使って街を綺麗にしてしまう)、いろいろな店やレストランを集めることで地域を活性化しているようなところは歩いてみて回るだけでもとてもおもしろい。参考のために幾つかURLを下記に掲載しておく。

こちらにきて最初の数週はあまり安こともなかったので家族で街を歩き回ったが、ここ数週は引っ越しの準備、片付け、日本人学校などが入ってきてほいほいと遊びにいけなくなったが、自転車も東京から届いたのでぜひまた散策をしてみたい。

さて、話題は代わり今日は電卓の話題を。私が学生だった頃は学校で電卓を使うなんてもってのほかで、大学の試験でさえ電卓持ち込み可と呼ばれる試験はそれほどなかった。しかし、こちらの現地校は中学校の持ち物にScience Calculator と明記されており、授業の中で電卓、それも関数電卓を使うようである。たまたま、自分がずっと使ってきた関数電卓兼ポケコンの電池が切れており息子にまだ持たせることができていないが、すでに授業で関数電卓の使い方の試験をしていると聞く。さらに、高校では機種の指定までしてくるしだい。指定される機種は、TI-83,84と呼ばれる機種でこれは関数電卓に付属してグラフを書く機能がある。昔自分で関数電卓が欲しかった時にはちょうどカシオからグラフを書く機能がある電卓が出始めた時期で、高次の関数に接線を引くといった機能が探していたことを思い出した。そんなわけで、兄妹で長く使える電卓を今物色中で色々し食べた結果興味深いことがわかってきた。なんとこちらでは、大学の入試に使われる共通の試験であるSATなどでそれらの電卓が使用可能なのである。あまりにも多機能なものだと許可される試験が限定されるが、これはどの試験で使えるということが明記されている。手で計算をして計算間違いをしないことも大事だが、理論を把握した後はこういうツールを使うこともひとつの手段なのかもしれない。こちらの授業ではiPadなどのデジタル機器を日本よりも積極的に授業で使っているので、今後これらの電卓はそれらのデジタル機器のアプリケーションで置き換えられていくのかもしれないが、日本との大きな違いを見た感がある。さて、結果としてどの電卓を購入するかであるが、日本からひと月くらい前に、携帯電話を買い与えるならばこういうものを買ってあげるのが子供のためではないか?というメッセージを頂いていたのでちょうど探していたこの辺のものをたぶん購入することになりそうである。Mathmaticaを使わなければ解けなかったような問題が、いまでは電卓で解けるという大きな技術の進歩を感じる次第だ。私が関数電卓を買ったのが高校時代。損時の物理の先生が、大学で工学を学ぶのであれば関数電卓を高校時代に買っておいても損はないと言われ、お正月の初荷の安売りで約1万円で手に入れた関数電卓兼ポケコンは今も健在。ということは今回かう電卓を子供たちはこのさき30年近くにわたって使うことになるのだろうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿