今晩はとても面白い経験をしたのでそのことを書いてみたいと思う。
数週間前に、高校から大学をどう選ぶのか?というテーマの保護者向けの会をするという案内をもらっていた。この日の昼間になって予約が必要なことがわかって一応メールを送ったが受け取ってもらえたかはよくわからない。宛先の名前も実は知らないので単に事務のおばちゃんだろうと思っていたら、後でわかったことだが副校長先生だった。
行ってみると、40人位の親が図書室に集められて5人位のグループのテーブルに座らされる。今回の会合はある大学進学についての本をテーマにしていたので、その著者か関係するコンサルタントでも来て話をするのかと思ったら、副校長がマイクをもってあいさつ。彼の格好はGパンに普通のシャツで保護者と見分けは全くつかない。単に顔を知っているというだけ。そして彼が話し始めたのは、大学を選ぶということはいろいろな面があって、名前や知名度、学費などが大きなファクターになるかもしれないが(親からすれば)、実際はどうなんだろう?という話を本の中身を例にとって10分位話した。その後は、1時間ちかく、たくさんのテーマ、質問をテーブルごとに意見を持ち寄って自分の思いを語る場となる。ほっといたら議論は進まないのでファシリテーターとして先生やボランティア数名がテーブルを渡り歩く。みんな言いたいことを言って、なんとなくコンセンサスが出来た頃に、最後のフェーズに移りましょう、との言葉で各テーブルからランダムに数名が選ばれて、そのメンバーで今度は新たなトピックに関しての思いを話す。それをのこちの人は周りを囲んで見守る。こんなことをして90分の夜の会は終了。終わってわかったことは、これは親を教育する場で、親同士がいろいろな意見を積極的にだすことで多様な考え方、注意すべき点を理解させるプロセスなのだということ。先生も楽しんでいたが、こういう取り組みはとてもおもしろい。また次のチャンスもあれば参加してみよう。
ちなみに、同じテーブルにすわった人はドイツで大学まで出た方でとてもおもしろ話をいろいろすることが出来た。
0 件のコメント:
コメントを投稿