2016年1月23日土曜日

1月15日 復興支援

日本での仕事でつながりのあった方の記事が新聞にのっていた。この世界、関係者のコミュニティーはとても狭いのでちょっとしたことで知人とつながることがよくある。震災の時に、仙台出身だった知人が災害の状況、そして復興を定期的に記録することが大事だという提案を行い、よく知られた会社がそれに同意をしてプロジェクトが始まった。記録だけではなく、この情報通信産業が何をできるのか?という問いかけをその当時から行い、若手に目標を持たせてあげる、地元の産業が公共の予算ではなく、自らビジネスとして成り立つようにするにはどうしたらいいのかという支援を始めた。それがこの数年で根を下ろし、科学コンテストではかならずこのプロジェクトを経た高校生が世界大会に出るようになった。記事のタイトルだけをみると商売のためにやり始めたように見えるかもしれないが、震災当時の彼らは「自分たちに何ができるか」そして「記録を残すことが大事(あとからでは記録はとれない)」という大事なことに気づき始めたプログラム。そして、時間が立ってその価値がビジネスにも結びついてくるという結果となった。その瞬間、ビジネスになるかわからないものでも、社会としての価値を見つけてそこに投資をしていくことは誰にでもできることではないので、そこにこの話の価値があると思う。

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