日本に久しぶりに帰るとこちらでは見られないものに気がつく。電車内の吊り広告などはその最たるもので、日本以外ではあまり見かけることはない。日替わりで吊り広告などは変わるので、その細かな変更やピンポイントの広告は日本だけなのではなかろうか。また、公共の場所での注意書きも日本にしかないものに気がつく。日本は多くの場合、なにか問題が起こったときに面倒にならないように大抵のことを禁止しがちな社会だとおもう。入ってはいけない、乗ってはいけない、走ってはいけない、いけないばかり。こちらで「やってはいけない」は、違法なことだけ。だから、電車のなかで携帯電話を切れだとか、優先シートの前では電源を切れなどは、また細かい日本らしいルールなのだとおもう。良いか悪いかは別にして。そして、今回笑ってしまったのは、大阪で空港から乗ったバスの社内の注意。「車内での飲食について:匂いの強いものの飲食はご遠慮ください」。さて、これは何を指しているのだろうか?大阪で匂いが強いといえば、蓬莱のおまんじゅうとシュウマイをすぐに思い浮かべ、それを禁止しているのだろうかとおもい大阪駅までの間ずっと考えてしまった。日本は、他人への配慮を大切にする文化なのはいいのだが、この注意書きはいまひとつなにを指摘しているのか、何か過去にトラブルになったのかをもうすこし知りたくなった注意書きだった。
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