今日から始まる本会議は、情報通信技術と貿易をキーワードに朝一番から始まり、二番目のセッションにおける情報セキィリティとプライバシーのセッションに登壇した。ここで感じたのは、新しい技術が世に出るとメディアはいい面も伝えるのだが、社会に対して恐れを植えるような技術に対する不信も伝えようとする。過去の薬害や原子力などの事例を見れば非常に大事な役割なのだが、特に最近の人工知能に関する議論では技術を理解せずに判断をしているような点が見受けられ、そこで形成される意見によって政策が作られると非常に危険だという主張をした。映画に出てくるような夢物語を思い浮かべながら技術を理解せずにそれを規制することはマイナス以外の何物ではないということを伝えたのだが、ではどのように技術を正しく理解するれば良いのか?という問題は簡単には解くことはできない。双方を橋渡しする人材がもっと必要だということくらいしかいまは言えないのだが。ちなみに、写真は午後に見学をさせてもらった人工知能と自動運転に関する研究をしている研究室のガレージに置かれていたプロトタイプ。これは大学院生のいいおもちゃだとおもう。今だったら通信を学ぶよりもRoboticsも良いのかもしれない。
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