2017年7月20日木曜日

6月8日 Forest Park

今日は会社のグループのボランティア活動で近所のForest Parkと呼ばれる森林公園の遊歩道整備のボランティアに参加。今回のForest Parkのボランティアに参加するのは3回目なのだが、どうも毎回天気が悪い。今回は小雨は上がったが霧の中での作業となった。場所ははじめての場所で、住宅街から森のなかに入っていく山道の両側の雑草を刈る。10人程度が9時からお昼までみっちり働いて2km強の距離の歩道がキレイに整備された。今回はじめて使った雑草除去用のツールは日本にないもので、鎌とは全く違う形をしていながら、振り回すと鎌と同じような効果を果たす。形は長い柄にその長軸とは直角の方向に30cm位の刃がつけられており、見た目は馬に乗る時に足をかける馬具のような形。これを振り回して雑草をとっていく。切れ味はぜんぜん良くないので振り回してそのスピードで切っていく感じ。利点は鎌のようにしゃがむ必要がないこと。雑草を剥がしたり細かい作業もできるので、いいかもしれない。

6月7日 Camp Boldwinにて

先週末のキャンプで訪れたのはMt.Hoodの近くにあるBSA Camp Boldwinと呼ばれるキャンプ場。このキャンプ場は、他のオレゴンに有るBSAのキャンプ場の中では昨年の秋に行ったCamp Meriwetherと同じくらいのサイズで大きめのキャンプ場に相当する。昨年の夏に訪れたCamp Pioneerが200人ちょっとを収容できるキャンプ場で小ぶりな方。具体的な数字はわからないが、Meriwetherは500以上を収容するとのことなので、300-500の間なのかとおもう。さて、そのBoldwinのキャビンで見つけたのが、写真のプレート群。ここを訪れた隊が感謝や記念としてメッセージを残していったもの。その中によく見ると日本の国旗があった。さらによく見ると日本連盟の盾も。木の板に国旗を彫ったものは過去にこのキャンプ場にスタッフとして入ったと思われるスカウトによるもの。英語と日本語のメッセージが彫り込まれていた。右下にある日本連盟の盾は北海道の札幌地区がここを訪れた時の感謝状だった。札幌とポートランドは姉妹都市の関係にあるので、そのつながりで来たのだろうか。北海道連盟に繋がる日本の知人にこれに関わった人がいるか確認してもらったがまだ返事は来ない。キャンプスタッフでこのようなBSAのキャンプ場で奉仕にはいると、高校生、大学生年代であれば一月前後の期間を多くのスカウトと過ごすことができる有効なチャンス。ぜひ日本からの若手が過ごせるようなチャンスを作ってあげたいと思う。

6月6日 洗濯干し

洗濯物を干す風景は国が違えばいろいろと異なる。日本は普通に庭やベランダに紐や物干し竿を張ってそこに干す。中国で見た洗濯物の干し方で日本では見ないやり方は、高層共同住宅でベランダから外に向かって物干し竿がニョキッと出ており、家から竿が突き出したような状況のところにわんさかと洗濯物が干されているのは圧巻だった。
さて、アメリカは洗濯乾燥機の普及のせいか、洗濯物を外にはほとんど干さない。さらに、場所によっては外に干すことを景観の観点からか許していないところもあるようで、ほとんど外干しの風景を見ることはない。せっかく乾燥した地域で、天気も良いのにガラガラと乾燥機をまわして電気をムダにするのも嫌なので、今日はキャンプ道具を干しているロープに洗濯物をかけることにした。外で干すとなぜかパリッと乾き、紫外線も当たるからか消毒にもなるはず。夏くらいはこれで行ける時は言ってみたいと思う。オレゴンが外干し禁止の州なのかはわかっていないのだが、そとから見えるわけでもないからいいでしょう。

6月5日 人としゃべらない

昨日まで行っていたキャンプは通常のボーイスカウトのキャンプではなくて、ある一定の条件を満たし、隊の仲間たちから推薦されたスカウトたちでつくるコミュニティによるものだった。その選び方は少し特殊で、すでに選ばれその中にいる人々ではなく、コミュニティの外の人々から選ばれる。もともとは社会に貢献でき、そしてリーダーシップを取れる人材を育てるために作られた仕組みで、それにNative Americanの儀式やしきたりを足したものだそうだ。プログラムは一般のキャンプとは全く異なり、キャンプ場に着くと所属体とは関係なくバラバラなグループが作られ、キャンプが開始されると約束が言い渡される。それは「喋ってはいけない」こと。もちろん危険を避けるなどの場合は許されるが、参加者はグループ同士でも、喋ることはできなくなる。このあとのキャンプの指示は非常に身振りや短い言葉での説明、または手に平に収まる程度の小冊子によるメッセージだけで24時間程度をすごすことになる。寝るときも星空のしたタープに包まって寝るので自然の中で自分を見つめ直すような時間をもらうことができる。そしてもう一つの特異点は食事がとても簡素なこと。量はもちろん少ない。そして簡素。パン1つとりんご一つとか、そんな感じ。これを1日続けると食べ物にも感謝して残すこともなくなる。こんな経験を2泊3日(終わってすぐ帰るのもいるので1日短い参加者もいるが)で行うことができる。この新人を迎え入れるキャンプ、春に3回、秋に1回ある。私達が参加したものは天気もよく、雨、雪に降られることは無かったが、これで天気が悪かったりしたらかなり大変なのかもしれない。ひとまず、このキャンプを終えて、親子ともどもBrotherにはなれたので、次のステップ目指してまた秋にでもキャンプに行ってみようか。

2017年7月19日水曜日

6月4日 back home

Odealのキャンプ自体は昨晩の儀式(セレモニー)とそれに続く説明会で終了し、その後帰りたければ帰っても良かったのだが、夜も遅いし更に1泊して日曜日の朝に戻ることにした。原隊の関係者が儀式の会場の片付けなども有るためそれを手伝い、お昼前にCamp Baldwinを後にする。帰り道は、そのまま山を下ってHood Riverにでて川沿いにI-84で帰る方法、ちょっとだけ山を上っていつもスキーを楽しんだゲレンデをかすめて山を降りる方法の二種類がある。前者は登りはないが距離はちょっとだけ長い。後者は距離は短いが上りがある。どちらが燃費に良いかをちょっと考えたが、途中でお腹が空いて食事をしたくなった時には後者の方がいいとのことで後者の道を選択。しかし、案の定息子は車に乗った途端に高いびきで食事を途中でなんて選択肢はなく結局家までそのまま真っすぐ変えることになる。今日も天気は良かったので、つかった寝袋などキャンプ道具を午後の太陽で干して片付けは終了。これでしばらく続いた連続キャンプ週間は一旦終了。今月末に一つ控えているがまだ行くか決め兼ねている。

2017年7月18日火曜日

6月3日 OA induction/ Ordeal camp

今回参加しているキャンプはBSA(Boy Scout of Ameria)のOrder of Arrow(OA)と呼ばれる仕組みの一環で、原隊のスカウトたちからの推薦で、リーダーシップをもち、社会に貢献できるスカウトと認められたメンバーだけを集めて、OAのコミュニティに入るのに適するかどうかを見極めるという趣旨のキャンプ。このOAはネイティブアメリカンの成人となる儀式を取り入れたもので、そのコミュニティを支えていく人材と慣れるかを一晩、一人で、そしてテント無しで、食事も最低限でサービス(なんらかの貢献をするプログラムに参加)に参加し自らを省みることにより、2日目(今日)の夜に仲間に迎え入れられる儀式が行われる。この儀式が非常に凝ったものではっきり言って感動する。私は大人のリーダーとして、その輪に加わるために、息子はスカウトとして、どちらも迎え入れてもらう側として、土曜日の夜からほとんど食べずに(10kmはしってどっか途中で食事をすればよかったのにチャンスを逸し空腹のままキャンプサイトに到着、そこからずっと食べ物は質素。。。)、他人と全く口を利かずに、自らの与えられた役割をこなし、テントなし、タープにくるまって寝るというプログラムをこなした。上の写真がその儀式に至る道を示す灯火。この奥でその儀式が行われた。このOAというプログラム、日本にいるときから聞いていたがよく理解していなかった。これは良いプログラムかもしれない。今度日本に帰った時には日本の関係者といろいろと話してみようと思った次第。

6月2日 Great Place to Run 10k race

ついこの間の日曜日にハーフマラソンを走ったばかりなのに今度は10kmのレースに参加。このレースは会社の有志が主催する5/10kmのレースで、会社の敷地をグルっと回って10kmを競うもの。今回で3回目の参加。ちゃんとICチップを使って正確に計測をしてくれるのと、社内の知人も何人かはしる和気あいあいとした大会なので毎年申し込んでいた。それに近いことは気付いていただが、まさか日曜日のハーフマラソンと1週間離れていないとは思っていなかった。結果は、毎年ちょっとづつ進歩しているようでちょっとだへ早い時間でゴール。いつものビールを頂き、お昼ごはんとして提供されるランチボックスは息子のお土産に持って帰ることに。今日は忙しくて、このまま家に戻り急いでシャワーを浴び、荷物をまた車に積んでMt.Hoodの反対側のキャンプへと向かう。これで隔週のキャンプは3回連続(それに救急法をいれれば4回)。充実した夏の始まりと思うべきか?

6月1日 夏本番

今月に入ると学校もそろそろ夏休み。夏休みに入るとクラブ活動、キャンプ、その他いろいろ一気に連続してくるので、あっという間に6月、7月は終わってしまいそう。どのように時間を使うかよく考えながら、家族の予定を調整しないと何もしないで時間は過ぎてしまう。今年はゆっくりしたキャンプにでも行ってみたい。そろそろいろいろ情報もそろってきたし、遠出してみても良いのかもしれない。

5月31日 夏突入に際し

昨年手に入れたビールサーバーを夏に向けて現場に復帰。このサーバー1本で64oz(こちらの一般的ビールクラスで4杯分)入るので2リットル弱に近い容量となる。これを近くのスーパーとか地ビール屋に持っていくと、生ビールを満たして量り売りをしてくれる。値段は物によってまちまちだが、高くても$15程度、適度な値段なら$10くらい。よくよく考えるとこの値段はかなりお得かもしれない。こちらの安いビールはコーラより安かったりもするが、ちゃんと醸造した地ビールなので味もしっかりしており、この容器に入れていれば炭酸が抜けることもあまりない(炭酸で加圧しているので)。今年の夏は活躍してもらうことにしよう。

5月30日 TOTORU?

会社の駐車場で見つけた車のナンバープレート、TOTORU。TOTOROはこちらでも結構知られているので、間違えているわけではなさそうだが、さてどのような意味なんでしょう。
日本も最近はすきな数字をナンバープレートに選べるようになってきたが、こちらは州ごとにルールは違えど、大抵好きな数字、アルファベットを選べる仕組みになっている。その依頼代行で車屋は手数料収入を得られるので、いかがですか?と必ず聞いてくる。自分で選べると言っても、6桁くらいしか無いプレートなので大抵の場合よく意味がわからない場合が多い。これもそのうちの一つか?

5月29日 昨日の結果

昨日走ったハーフマラソンの結果は左の通り。気温は14度と表示されているけど、後半の日差しが当たるところはちょっと暑かった。その半面、自動車向けの道路ではなく、所謂トレイルと呼ばれる自然歩道をとおって森を抜ける場所は気持ちいい。高速道路沿いなので、インダストリアルエリアかと思いきや、結構古い住宅街などを走り抜けるので応援してくれる方々もいてローカルな雰囲気満載だった。ある家では可搬のスプリンクラーをわざと道路向けに設置してくれて、暑くなって走っているランナーにミストシャワーのように水をかけていた家もあったことを思い出した。参加者が非常に少ないので来年継続されるのか不安では有るが、また出てみようかな、来年も。

5月28日 Portland Rose Festival Half marathon

ポートランドはこの5月の末から6月にかけて街を上げてRose festivalという初夏のお祭りを祝う。その一環でハーフマラソンがあり、10月のポートランドマラソンを走った人には割引があったので、それならばと参加を決意したのがほぼ1週間前。ハーフといえば21km強。フルを走った身からすれば、まぁ2時間走れば良いんでしょ?という感じ。走ってみると後悔するんだけど。今年からコースが新しくなり、Beavertonと呼ばれる、今住んでいる場所から南側の市を中心としたコース設定となる。ポートランドダウンタウンはウィラメット川に河岸段丘というか侵食された平地なのだが、そこをひとつ丘を超えたBeavertonは緩やかな起伏をもつ長い時間をかけてつくられた浸食地形。急坂は無いけれどもよく見ると20m-50mくらいの坂があって、それを登ったら降りるというアップダウンの多い土地だったことに走り初めて気づく。このアップダウンの中、さらにこういう時は恨めしい燦々と輝く太陽の下で、なんで申し込んじゃったのかな、もうすこし準備してくればよかったなと後悔をしつつなんとか走りきって写真のメダルを参加賞としていただくことができた。ポートランドのマラソンの嬉しいところは、ゴールには大抵ビールが待っていてくれる点。今回も地元の地ビールレストランがカートを出して生ビールを販売してくれていた。いやそれにしてもレースは疲れるわ。

5月27日 ミリネジ、インチネジ

日本では最近インチネジを見かけることは殆どなくなってきたが、アメリカにはまだまだインチネジがいっぱいある。アメ車に乗ったことがないので、彼らがインチネジかどうかわからないが多分使っているのかもしれない。左の写真は先日のStanfordに行った時の自動運転ラボにあった工具箱。ラベルにはStandard Wrenches(標準レンチ)とMetric Wrenches(ミリレンチ)と書かれている。世界から見ればMetric(ミリ)が標準だがまだこの鎖国の国ではMKS単位系は標準ではないのかもしれない。すこし先が明るくなってきているのは、オレゴンだけかもしれないが、理科教育ではMKS単位系が使われておりポンド、インチは実験などでは使われていない。でも実生活で目にするのはガロンで買う牛乳、ポンドで買う肉、そして分数で表示されたインチサイズのノート。アメリカの教育は州によって大幅に異なるため、国としてMKS単位系に移れるのはまだ先になるかもしれない。ちなみに、テキサスなどではダーウインの進化論は教えてはいけなかったのではなかったかな。だから地球温暖化の議論などでは信じられないことをいう議員たちがそのような州からは出てくることが有る。

5月26日 Association of Pacific Rim Universities meeting at Stanford Day 2

優秀な人々が集まる会議はとても議論が有意義で時間があっという間に立ってしまう。今回の議論のメンバーは日米間の重要な役割を果たした方々がアメリカ側からは参加しており、通商代表、元大使、TPP交渉担当など皆さんそれぞれ非常に多国間交渉または二国間交渉などで非常に苦労された経験をお持ちの方々なので、彼らと話すことができたのはとても有意義。さらに、アジアからくる大学関係者、政策担当者もレベルの差はあるが彼らと繋がることができたのは有意義な会議だった。2日目は本来最後まで居たかったのだが、オレゴンに戻る飛行機の関係で最後のまとめの部分に参加できずに失礼してしまった。そのせいで集合写真にははいれなかった。これはちょっと残念。あと、元塾長候補とも話す時間があまりなくこれも残念。またどこかでお会い出来るでしょう。

5月25日 Association of Pacific Rim Universities meeting at Stanford Day 1

今日から始まる本会議は、情報通信技術と貿易をキーワードに朝一番から始まり、二番目のセッションにおける情報セキィリティとプライバシーのセッションに登壇した。ここで感じたのは、新しい技術が世に出るとメディアはいい面も伝えるのだが、社会に対して恐れを植えるような技術に対する不信も伝えようとする。過去の薬害や原子力などの事例を見れば非常に大事な役割なのだが、特に最近の人工知能に関する議論では技術を理解せずに判断をしているような点が見受けられ、そこで形成される意見によって政策が作られると非常に危険だという主張をした。映画に出てくるような夢物語を思い浮かべながら技術を理解せずにそれを規制することはマイナス以外の何物ではないということを伝えたのだが、ではどのように技術を正しく理解するれば良いのか?という問題は簡単には解くことはできない。双方を橋渡しする人材がもっと必要だということくらいしかいまは言えないのだが。ちなみに、写真は午後に見学をさせてもらった人工知能と自動運転に関する研究をしている研究室のガレージに置かれていたプロトタイプ。これは大学院生のいいおもちゃだとおもう。今だったら通信を学ぶよりもRoboticsも良いのかもしれない。

5月24日 Association of Pacific Rim Universities meeting at Stanford Day 0

今日から久しぶりのStanford大学での会議に参加。これは私が日本で教えていた時のつながりで、呼ばれてスピーカとして参加するもの。参加者が日米およびアジアの政策担当、大学関係者、企業関係者などが集まり、いろいろな課題についての討議を行うもの。技術畑の私からすると、このような外の人々との対話は非常に興味深いものを見つけさせてくれる。今晩はまずは参加者をあつめての簡単なレセプション。本番の会議は明日からの2日間となる。米国政府の方針がこの1年で全く別の方向を向いているのか迷走しているのかはよくわからないが、昨年までの状況と違うことは明らかで、それに対してどのような議論になるのかが興味深いところ。

5月23日 学年末

なんと高校はそろそろ学年末。6月に入ると最上級生は卒業式。この卒業式が結構はやく来るので、高校は9−11年生までの3学年だけで2週間位は授業をする。それが終われば夏休み。昨年までは、サマースクールに行ってだれきった時間の使い方をしないように仕向けていたのだが、今年は高校の野球、ボーイスカウトのキャンプなどをこなしているとあっという間に8月になってしまうことが判明。日本なんで7月の末まで学校あっても夏休みが長く感じるけど、6月を前にした状態で夏休みがあっという間に終わりそうという感覚は何なんだろう。

5月22日 キャンプ後片付け

今回のキャンプは息子も一緒だったので、二人で分担をして片付けを実施。まずはテント・シュラフなどを陰干し。そのためにロープをはって干す場所をつくるが、ここ数週間、このロープは張りっぱなし。
そのあとは、行き帰りでホコリだらけになった車を洗車する。もう夏に近いため、ホコリの汚れもあるのだが、窓ガラスにつく虫による汚れを取るのに一苦労。車を洗ってみると、苦労の甲斐があって見違える輝きとなっていた。次のキャンプの予定はいつだっけ。。。

5月21日 Upper Clackamas Whitewater Festival Day2

日曜日の今日はお昼すぎまで各所デモンストレーションやレースが行われる予定。今日も、高校生年代を核としてRescue teamが2艘のボート(左の写真)に加えて、2艘の小回りの効く一人乗りのカヤックの4艘体制で守備位置に着く。フェスティバルって言うくらいでレースよりもお祭り色のほうが濃いのがこのイベント。最終日の今日は、昨日よりもお祭り度が高く見える。そんな中、10時過ぎに下ってきたアルミ製のボートの様子がおかしい。日本ではバスボートとよばれるバス釣りなどに使われる軽量だけれどもそれなりの大きさのある船に似たものが下ってくるのだが、前に乗っている人間が一生懸命ボートの中から水をかき出している。最初はなにか船に積んでいたと思われる器のようなものでかき出していたが、途中から大きめのハンドポンプを使っていたが間に合わない。あれよあれよという間に船浸水してきたのでRescueボート出動。船を離れて水面にいた二人の搭乗員を引き上げて上陸地点まで移動。上陸後にわかったことは、今回トラブった船、フロートを付けていなかったために、船は貴重品などとともに水底に沈没。どこに沈んでいるかはよくわからないとのこと。なんと、その中には財布、免許証、車の鍵、携帯電話まですべてが入っていた模様。すべてを失った二人は呆然としていた。自ら浮くことができない船にはフロートを入れないとこのような場所では危ないということを実例をもって学ぶことができた。事故の船とは違うが川下りのビデオはこちらから短いけれども見ることができる。

5月20日 Upper Clackamas Whitewater Festival Day1

イベントは朝の9時位から始まり、いろいろな種類のボートやボードが200-300m区間の急流を下るというもの。いくつかの淵では、コントロールを失いボートと操縦者がばらばらになってしまったり、ボートから転落してみたりと、短い距離では有るがいろいろ出番はあり、一度レスキューのボートが出動すると6人乗りのゴムボートなので、それに乗れるだけでも結構楽しい。6人でボートを制御し、そして水中の人を引き上げ、またはコントール不能になったボートを回収して、2km位下流の上陸地点まで移動する。これを午後には数回繰り返すことでみんなへとへとになる。イベントは5時前で終了。道具を片付け、夕食、そしてキャンプファイアー。今回のグループもボーイスカウトのメンバーなので各隊のいままでの経験や面白い体験で話題は尽きず夜は深まっていく。

5月19日 今日からまたキャンプ

前回までの救急法、ロッククライミングに続いて、今回も同じグループに誘われて週末のキャンプにやってきた。今回は、ラフティングやカヤックなどの競技会のresucue team(日本語だとライフセーバーが近いかな)として参加。前回までの救急法で基本的なことを身に着けているので、それを活用して(活用する場は無いと期待するが)、ボートが転覆や操縦不能になった場合の救助をするグループとして参加。場所はMt. Hoodの南側の渓谷。山を上がればスキー場はまだリフトを回している状態で、上げしい雪解け水の中をボートが川下りをするイベントの模様。さて、明日からが本番。

5月18日 今朝の風景

朝起きて外を見た瞬間にちょうど光の加減が良かったので撮影したのがこの風景。太陽はすでに上がって雲の合間から光が差し込んで良いコントラストを作っていたので撮ってみた。最近の携帯電話のカメラは本当に自動でいろいろ調整をして良い写真にしてくれるので誰でもがいい写真を撮れてしまう。何度も言ってることだけれども。

2017年7月17日月曜日

5月17日 燃費

燃費気にするなら車乗り換えるべきなのは百も承知なのだが、乗り換える元手もないのでいまの車でなんとか良い燃費で走ろうと努力しているこのごろ。昔、日本で乗っていた白い車のエンジンを2つ積んでいるようなV8なので走り方によってはすぐに燃費は落ちる。でも低回転のトルクが有るので、そこをうまく使うとなんと日本的表現では1リットルで10kmも夢じゃない。通勤でも9km以上を平均で保っていると思われる。ガソリンの値段はこちらに移ってきた当時一瞬高騰して、ガロンが$5に達するときもあったが、いまは$3以下まで落ちて最近はすこし上がってきた。温暖化とかを考えてできるだけ乗る機会は限定するのだが、それでも田舎に住んでいるとどうしても車は必要。日本の軽トラがあると良いんだけどな。

5月16日 雨、雨、晴れ

数日ぐずついた天気もやっとスッキリと晴れてくれた。今日はちょっと隣のキャンパス、といってもずっと敷地はつながっていてその端と端までを移動してちょっとした打ち合わせに参加。このキャンパスの外周を1週すると10km弱となる。そのため、この外周を使って昼休みに走っている人々は多いらしい。仕事の合間に10km走ると、その後仕事に復帰するまでに時間がかかるのでまだやったことはないが、やるなら暑くならないうちのほうが良いかもしれない。

2017年7月12日水曜日

5月15日 ハチドリ

一時期来なくなってきたハチドリがまた庭の木に来るようになった。冬場に来ていたハチドリの色とは異なって、鶯のような緑色をしている。左の写真ではとても見づらいが、蜜を吸える容器の左側からクチバシを突っ込んで蜜を吸っている。このハチドリ、すばしっこいのだが羽の音で近くにいるとすぐに分かる。それがハチドリと言われるゆえんなのだが。羽の動かし方が、昆虫のように細かく高速に動かすので移動の方法が普通の鳥とは違って縦横無尽に移動している。この蜜はハチドリ向けに作られているのだが、時々他の鳥もくちばしを突っ込んでいる。花の蜜だとおもっているのか、単に糖分が入った液体が飲めるとおもっているのかできれば聞いてみたい。

5月14日 温度を変えてパンを焼く

私の家族は固めのパンが好きで、大抵パンを買う場合はパリッと焼きあがったバゲットを買ってくることがおおい。こちらに来てから手に入れたパンの本ではパン・ド・カンパーニュ(田舎風パン)の作り方が出ていて、それを基本に毎回焼いていた。焼き方は、オーブンを250度以上に充分予熱して30分以上焼く。しかし、今回あえて200度位に約おんどを変えて焼いてみるとこんなパンに出来合上がった。いつもの焼き上がりはもっと焦げ目がついて、パンの下層が厚く固く焼きあがるのだが、その硬さが今回はすこし和らいだ。温度をすこし下げるとこんな風に簡単に硬さを調節できることがわかったので、いろいろこれから試してみたいと思う。

5月13日 ビール

本日は土曜日で息子は日本人学校。日本人学校の迎えのために車で30分位の学校まで行かなければならないので土曜日の午後はそれに組み合わせて買い物やら必要なことを済ませるようにしている。今日は久しぶりにダウンタウンにいって必要なキャンプ道具などを物色しようと昼過ぎにダウンタウンに向かう。REIと呼ばれるアウトドア用品の生協のような店で用事を済ませ、折角ダウンタウンに来たのでお昼ごはんでもとすこし街を歩いて見つけたのがこの10 Barrel Brewing Co.という店。ポートランドダウンタウンにあるSnow Peakの店にふらっと入って出てきたら正面に新しくできていたので入ってみたのがその理由。この店もポートランドによくあるビールをレストランの奥で醸造しつつ、それを生ビールとして提供し食べ物もだしている。このようなレストラン、食べ物にあまりハズレはなく、どこにいっても工夫されたビールに合うものがある。しかし、大抵そのような食べ物は後で考えると体には良くない。例えば、今回頼んだのはフレンチフライにグリエールチーズ、パストラミ、そしてピクルスがかかっている小さめのお皿。フルサイズの食事をする気は無かったのでこの小さめのものを頼んでみた。フルサイズはハンバーガーなどそれを食べたら今日の食事は終りとなるような量が一般的。ま、帰ってまた走ればいいかと考え、ビールとパストラミ、フレンチフライを楽しんできた次第。またチャンスがあれば行ってみたい。

5月12日 なんとリーグ優勝

息子の野球シーズンは春シーズンと夏シーズンと呼ばれる2つに分かれている。その春シーズンの地区リーグでFreshman(新入生)部門で優勝。リーグに所属する高校はたぶん15程度で、それぞれ二試合をしているので30試合くらいを3月末からこなしたことになる。その中で負けたのは私立の高校に1試合負けただけであとは全勝。前にも書いたが過去の2年を考えるとこの成長はなんだったんだ?数日前に天気が安定してきたとかいたが、この日は夕方に雨。でも雨にも負けずに無難に抑えて2位のチームに勝利して優勝。これでシーズンが終わりではなく、夏に向けて新たなリーグが始まるが、ひとまずこれで公式の試合は終了。よく頑張りました。ちょうど息子が二塁打を打った時にビデオをとっていたのがこちら

5月11日 初夏の空

5月に入ってやっと天気も安定してきて晴れの日が増えてきた。この空で、風が涼しい午前中が外を走るのには最適なのだが、平日はそうもいかない。アメリカのオフィスは大抵窓が少なく、この綺麗な空をオフィスから見ることはほとんどない。そうすると仕事が終わって、オフィスからでると運が悪ければモワッと暑い(でも湿度は低いので我慢はできる)空気の中、家に戻らなければいけない。蒸し暑くないだけでもありがたいのでこれでも充分。

5月10日 シュークリーム

アメリカには甘い食べ物が沢山有るのだが、日本やヨーロッパで見かける小さめで上品なケーキなどはあまり見かけられない。シュークリームもそのうちの一つで、日本からきているBeard Papaと呼ばれるシュークリーム屋くらいでしか、あのパリッとしたシューとカスタードは楽しめない。そんなわけで、じゃあ家で作るかとなって、今日は自家製シュークリーム。一度に作る量は作りやすい量というものがあり、それは大抵多めなのだが、息子がいるのであまり心配しなくとも、気づかぬうちにはけている。今回は写真のような小ぶりのカスタードシューをたくさん楽しませてもらうことができた。感謝、感謝。

5月9日 Why I run long distance..

たまたま数日前に本屋に行った際に見かけたのが左の本。この本は、ワシントンに住んでいるあるイラストレーターがなぜ走るようになったかをまとめた本。想像に固くなく、筆者は仕事でコンピュータに向かう時間が長く、その御蔭ですごい体型になったらしい。それに気付いたときから、少しづつ走り始め、なんとウルトラマラソンを走るまで上達したとのストーリーがかかれている。かなり多くの人々の心を重なる部分があるのではないかと思いながらあっという間に読み終わってしまった(殆どがイラストなので)。走り始めてそろそろ10年くらい立つのかもしれないけれども、走り始めたのは食べ物の消化に時間がかかるようになったから。出張などので昼も夜もしっかり食べるような場合にはどこかで走らないと夕食を楽しめなくなったから。それから、走るとエネルギーを消費するので食べたり飲んだりを普通に楽しめるようになった。だから、これを止めると食べたり、飲んだり楽しむことができなくなるのではないかという強迫観念から雪の積もった日も30度を超える日も美味しい食事のためには「さて走りに行くか」となるのだった。

2017年7月4日火曜日

5月8日 VW Vanagon

今回のキャンプではいろいろな新しい仲間に出会うことができた。みんなそれぞれ面白い人なのだが、その中で一人、たぶんいちばんロッククライミングの経験を持っていると思われている仲間がいた。彼は南アフリカ出身で、いまはオレゴンに住んでいる。たぶん、一人でふらっと道具を積んで岩場を渡り歩いているのか、写真のVanagonに乗って今回はやってきた。このVanagon、VWビートルのエンジンを元々は積んでいたワーゲンのワゴンが進化したもの。さらに、キャンピングカーのように使えるように屋根が持ち上がり中のスペースが広くなる。中にはキッチン、冷蔵庫がついており、大抵のことは中でできてしまう。そして、今回びっくりしたのはエンジン音を聞くと、どうもスバルの音がする。聞いてみると、VWのエンジンからスバルのレガシー系のエンジンに載せ替えるキットが市販されているようで、この車はフォレスターの2000ccのエンジンに載せ替えてあるそうだ。パワーも増えて、燃費もいいし、言うことないとのこと。スキー場でも一度、それらしき車を見かけたのだが、エンジンを覗き込んで確認はしなかった。まさかキットがあるとは。スバルもVWも水平対向の4気筒なのでこの組み合わせはいいかもしれない。でもこのVanagon、アメリカではとても人気でボロボロの中古でも200万はする。

5月7日 Climbing Training Day2

今日の1日でTraining は終了。この日は、昨日の岩場から少し離れた場所で、オレゴン側に面した30m位の岩場を利用。この場所、30m降りたところからさらに下の平地までがれ場で200m位の高度差がある。その為、上から見るとかなりの高度差があるように見え、さらにコロンビア川、Mt Hoodもよく見え絶景の場所。そこで、Rapering(懸垂下降)の練習をさせてもらい、時間に余裕もあったためおまけでさらに降りる経験もでき得した気分。5時過ぎまでびっちりトレーニングを実施、そして最後の講評をへて2.5日間のTrainingは無事に終了。今回は人に乗せてもらって往復をしたのだが、大体1.5時間位で家まで帰ってこられるので、それほど遠くまで行った気はしない。7時前には家について、まだ太陽も出ているのでテント、マット、シュラフを干し、収納して全ては終了。充実した週末だった。

5月6日 Climbing Training Day1

オレゴンとワシントンの間を流れるコロンビア川の両側には、川の浸食で地表に出てきたこのような岩場がいろいろなところにある。今回の場所はNative Americanの遺跡(というか岩に書かれた古代の絵)があるような岩場が使われる。そこに写真のようにロープをかけて各種トレーニングを実施。今回のトレーニングはすでに2日間の講義を受けたメンバー(こちらがインストラクターの資格に挑戦している人々)に加わって、その中で講習者役をやりながら基礎を学ばせてもらえることになった。基本的なローピングはすでに知っているので、実際の岩場での安全確保の方法、掛け声(これはたぶん日本とは違うのでは?)、事故対応時の手法などを学ぶことができた。まだ1日だけなのでおっかなびっくりだったが、岩場自体はそれほど難しい場所ではなく、楽しみながらいろいろ身につけることができた。キャンプサイトに戻ってからも、知識やルールを確認するゲームなどいろいろ盛りだくさん。インストラクター資格を取りに来ているメンバーはかなり本気でかつ真剣に楽しんでいた。

5月5日 Climbing training day 0

今週末はワシントン州側の岩場を利用したロッククライミングのインストラクター向けトレーニング。インストラクターと言ってもまだ教えられるレベルにはまだ無いので、基本を学ぶコースに加わることにした。このトレーニング、先週まで救急法を押してくれたチームのメンバーが主要講師陣として準備しており、先週末の講習終了時に誘われ急遽参加を申込んだもの。金曜の夕方に出発し市街の渋滞を抜けてワシントン州側に。ちょっと道を間違えて見たことのない大自然をすこし堪能してキャンプサイトに。テント設営後は早速、道具のチェック、スケジュールのチェックなど。明日は1日びっちり外でのトレーニングになるようだ。

5月4日 方向転換

ポートランド上空は多くの飛行機が通過し、中には上空で方向を帰る飛行機もいる。よくあるのは南から北に飛んで、なにかを避けているのか、上空でクランクに飛行するものが時々いる。それらは飛行機雲を見るとわかるのだが、今日の飛行機雲はそれとは違って不思議なものだった。sh心のひこうき雲はどう見てもUターンをしているようにしか見えないのだが、なんだったのだろう?

5月3日 野球日和

今年の息子の野球チームは、過去2年一緒にプレーしたメンバーに数名新しいメンバーが加わったチーム。過去2年はとても苦労して勝率はとても低いチームだったのだが、どうも今年は違う。みんなが少しづつうまくなったのか、昨年までのピッチャーの不安定さや、守備のエラーが少なくなり、なんと今のところほとんど負けていない。最初に二試合勝ち続けた時には、もう昨年の半分勝ってしまった(昨年は4勝しかしていない)のでこれで終わりじゃないか?などと冗談を言っていたのだが、まだ勝ち続けている。どこまで行くのだろう。

5月2日 久々の自家製パン

久しぶりに思い立ってパンの生地を作りパンを焼く。久しぶりに焼いた割にはふっくらと焼きあがり、うまく焼けた部類に入るのでは。昨年から使っているレシピは、酵母の量は少なめで、その分発酵時間を長く取るもの。焼きの温度が高めのためなのか、外側がかなり固めに焼きあがる。外側をパリッと焼くために役立っているのかわからないが、オーブンに直接生地を入れて焼くのではなく、大きめの鉄の鍋か、素焼きの植木鉢のようなドーム型の容器をオーブンで予熱してから焼いている。この手法を取ると中身の水分が保たれたまま、外側がパリッと焼けるようだ。一度に焼くのは大抵、1kgの小麦粉を使って大きめのパンを2つ焼く。そうすると、1週間分のパンはこれで済ますことができる。

5月1日 医療器具と健康器具

昨日の救急法の講習会で面白いものを見せてもらった。写真の血中酸素飽和度を測定する機械。これはamazonで買うと$100以下で買えると聞き、検索をするとなんと今では$20で買える。中身は中国製だろうが、それなりの数が出ているので、まずは発注してみた。医療機器、すなわち医療行為の中で使われる機材は表示される数字を基に医師が判断をするので、正確性、安定性が求められる。そのために、それぞれの機材はとても厳密な試験をそれぞれの国で行い、認定してもらわなければ医療機器としては使えない。その認定に非常にお金がかかるので、この写真の機材も数年前に日本で買おうとすると10万円を超えていた。しかし、医療機器の認定が必要なければ今となっては$20ドル。体温計と同じレベルで個人で使うなら充分なのではなかろうか。この機器、酸素飽和度と脈拍を表示してくれる。酸素飽和度が下がるのは肺の機能が低下している時でよほどのことがなければこの機器がなんらかの異常を検知することは多分無い。その前になにか他の異常が出ているだろうから。長距離を走った直後にこの数字がどう変わるか興味あるが、それはものが来てから試してみよう。

4月30日 野外救急法2日目

野外救急法の二日目は、昨日の基本的な内容を踏まえてさらに実践的な訓練を2グループに分かれて実施。実際に遭遇しそうな事故を想定した演習。例えば、講義をしているところに突然「けが人が出たので助けに来て下さい!」と人が入ってきて、そのまま必要なものを体に身に着けて外に飛び出す。講義をしている建物から数百メートル離れた場所に行くまでの間に、その案内をする人間は動転しており「早く、早く」とだけ叫び続け、実際の事故がどのようなものなのかが聞き出せない。そこを、落ち着かせて、話を聞く担当、救急用品を用意する担当などが歩きながら決まっていく。結局、この日は4パターンくらいの実習を行い、最後は写真のようなストレッチャーで傷病者を手当した後に移送する訓練を実施。この傷病者を運ぶのがとても重い。ストレッチャーが頑丈で多分重さが有るのだろうけれども、人が乗ると6人で分担してもっても5分続けて持つのがやっと。これはとてもいい経験だっと。もし本当になにか事故が起こって、30分でも搬送場所まで歩かなければならないと思うとこの訓練はとても意味のあるものだった。十分訓練はするが、これが役に立つ日が来ないことを祈るばかり。