2016年9月7日水曜日

9月3日 語学

日本人学校の夏休みはお盆の時期だけで、今日も息子は日本人学校に行く。結構な宿題が出ているようで、漢字の練習など前日は夜遅くまでやっている。こちらにいると数学は言語に関係なく理解できるが、いわゆる「国語」に関する勉強は日本人学校でしか触れるチャンスがないために、子どもたちにとっては重荷となる。どこかで役には経つのだろうが、常になんでこんなことをしているのだと疑問が湧くのは仕方がない。文章を読む力は言語を問わず必要な力で、日本語の文章が正しく理解できない人間は英語を読んでも理解できない。日本語が正しくしゃべれない人間はいくら英語を勉強しても意味の通じる英語をしゃべることはできない。それを理解できるようになったのは国を超えてのコミュニケーションを行うことが必要になった社会人になってからなので、子どもたちが理解するにはまだ時間が必要かもしれない。最近、家族での会話で「なんちゃって帰国子女」が話題になる。2−3年こちらにいると日本から見れば海外経験のある子どもになる。しかし、日本で期待される帰国子女としての経験、語学力が付いているかというと実はそれは本人次第ということだ。

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