今日は月曜日なので学校が終わった夜にボーイスカウトの活動がある。今晩は隊の取りまとめ役のSenior Patrol Leaderの選挙の日でたくさんのスカウトたちが参加していた。SPLは日本では上級班長とよばれ、通常「上班、上班」とよばれている。前にも多分書いたが日本では大抵、中学3年生で班長を経験して受験前だけどちゃんと活動に来ている年長スカウトが選ばれてなる。こちらは、SPLの任期は半年で、半年ごとにいま所属する隊はスカウトたちが真面目に投票をする。投票の前にはそれぞれの候補者が隊をどのようにしていきたいかを本気でスカウトたち(小学6年生から高校生まで)に語りかける。その後に紙に名前を書いての投票。これは隊としてはとても大きなイベントでスカウトたちにも直接影響があるのでみんな真面目にやっている。
そこでたまたまいつもは見かけないスカウトがいたのでよく見るとCouncil(地区)を表すワッペンが変わっている。なんと上海!これは上海に駐在などで住んでいるアメリカ人のスカウトが集まってできている隊で現地で活動をしているらしい。今書いていてわかったことだが、彼らは極東の地区(Fareast Council)には所属していないようだ。
さて、最後に今日のタイトル。昨年の世界ジャンボリーに参加してわかったことだが、現在の国連加盟国でボーイスカウト組織を持たない国は2つだけだそうだ。その一つは北朝鮮。まぁこれは何となく分かる。もう一つの国はなんと中国。中国は宗教を認めていない関係から、ボーイスカウトを認めることが出来ず中国を代表するボーイスカウト組織は存在しない。ボーイスカウトは国家から独立した組織であり、100年を超える歴史があるのだが、なんとここまで浸透しているという驚きとともに、活動が存在しない2つの国の特異性を再確認するのだった。
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