2016年9月29日木曜日

9月25日 再度たこ焼き

息子の通う日本人学校にいる多くの生徒は日本の企業の駐在で親がこちらに来ている家庭がおおく、ある期限が来ると日本に戻っていく。彼は日本では中学3年の学年(こちらでは高校の1年目)。そうすると周りの親は子供が高校に上がるタイミングで帰国しようとするようで、すでに来年の春までに日本に帰ることがわかっている友達が数人いるらしい。
天気も徐々に安定しなくなってきていることもあり、息子がそれらの友達を集めて庭で今日はたこ焼きパーティー。大量の生地も5人の中学生がいるとあっという間に焼きあがってなくなっていった。
日本人学校の生徒数は幼稚園から高校にかけて指数関数とまでは言わないが急激に減少していく。高校なんて学年に2−3人ということもある。まだ息子の学年はクラスとか学年という概念を適応できるだけの人数がいるが、これからどんどん減っていくのだろう。帰りたいと思っている家庭と、帰らないで高等教育までこちらでと思っている家庭もあり興味深い。後者は非常に限られているのだが。。。

9月24日 山道整備

今日は息子は日本人学校。たまたま見つけた案内で、近所のTrail(山道?)の整備ボランティアを募集していたので参加してみることにした。家から15分位車で走った場所は数十キロに渡る山道がついている公園で走る人、犬を連れて散歩する人、多くの人の憩いの場になっている。その公園の時管理をするNPO(市が委託している模様)がボランティアをあつめて道の整備をしている。今回、山道の整備を初めてやってみたがこれは奥が深い。雨水の流れる方向を木や斜面の状態から読んでそれが道を痛めることなく流れるようにしたり、道に水が入り込まないように溝を作ったりと幾つかの工具を使って整備をする。整備の終わったあとのコースは非常に綺麗で歩いていても気持ちがいい。これは次から時間があればまた参加する価値があるかもしれない。

9月23日 10k race

6月に予定されていたのが延期されて今日となった10kのレースが本日無事に実施された。6月だと真夏で炎天下の中1時間弱走らなければいけないのだが、秋になってくれて楽になるかとおもったら残念ながら雨。雨の中のレースは東京で何回か経験したがあまり気持ちのいいものではない。走り始めれば気にならないのだけど、走るまでがのらない。小雨のなかスタートのスタジアムに向かってゼッケンをTシャツに付けるうちに雨は上がったが、スタートにつく頃にはまた小雨。スタートまで15分位待たされたおかげで、せっかく準備体操で温まった体も冷え切ってしまった。
事前にコースの確認をしてこなかったのだが、走り始めてみたら昨年のように折り返し地点から戻るコースではなく会社の工場を1周するコース。戻るコースだとなんだか後半が長く感じてしまうのだけれども今回はそれがなくて快適。でもスタジアムに戻る段階でまだ距離が8kmとちょっと。おかしいなとおもったら、スタジアムの駐車場をぐるっとおおまわり。結局帰ってきたと思ったのにそこから更に2kmを走ってゴール。気温が低めだったからかタイムは良好。過去の10kmの数字を並べて持っていないので簡単に比較はできないけど良いほうなのではないか?少なくとも昨年のタイムよりは良い気がする。

2016年9月27日火曜日

9月22日 竜巻

初めて竜巻に遭遇。本日はちょっと遠出でEuguneまで往復。その帰りの高速で見えてきたのが左の写真。竜巻の本物を見たことがないのでおっかなびっくり進んでいくと周りの車も気づいてすこしスピ−ドを下げながら前進。テレビなどでよくある破壊された街でも見えるかとおもったら、何の事はない局地的な小さな竜巻で、巻き上がっていたのは冬に向けて畑の土を掘り返していたトラクターによる土埃。近づいていくうちに竜巻は消えてしまい見えてきたのはのどかな牧場風景。牛も羊も何もなかったかのように普通に草を食べていた。何だったんだろう。

何枚か撮った写真のアニメーションはこちら。
https://goo.gl/photos/iNQ9qoLBsiPmT6Km6

9月21日 夢、希望

会社から帰ってきたら暖炉の上の棚に本が置かれていた。その本がこれ。「賢くなる本」らしい。写真で読めるかわからないのですこし抜粋を書くと「継続して何かをやり遂げたい、自己管理能力を身に着けたい、とにかく成功したい。。」人向けの本らしい。誰がこれを作ったかは想像におまかせするが、これはほぼ三ヶ月あった夏休みの終わり(今日で本当におわり)の気持ちが書かれているようだ。ま、このようなものを作れることも一つの才能なので、これを活用できる場を見つけてさらに伸ばしてもらえればと親は思う。

この作品をもっと見たい方はこちらからどうぞ。
https://goo.gl/photos/5AEvSVN1Zgno7KGv7

9月20日 amazonを信じていたのだが

庭で使うためのテーブルと椅子を夏が終わって安くなるまで待っていた。シーズン終わりのセールは品数が少ないのでうかうかしているとすぐに無くなる。いろいろ検討を重ねているうちに時間は立ち選択肢は狭まり半分諦めモードだった。そんなときにamazonに訳ありなのだがかなり安いセットが出ていたので、発送まで少し時間が掛かるがそれはのんでクリックで発注をしたのが月の初め。途中で発送が更に遅れるとの連絡があったが今日やっと到着。しかし、家からの連絡は椅子一つしか来てないとのこと。それも破損しているらしい。会社から戻って確認すると32kgの重量と書かれた大きめのダンボールが一つ。よく見ると椅子二脚が入っているらしい。すでに開梱をして破損を確認している息子にもう一度壊れている部分を見せてもらったのがこれ。これはどうしようもないので返品処理。そもそも頭にくるのは、1)オーダーしたものと違うものが来たこと(注文はテーブルと椅子6脚)、2)間違ったものを送った上に破損したものを送りつけてきたこと。注文の時から訳あり商品なことは分かっていたが、外装が破損しているだけで商品に傷や破損はなし、amazonが発送すると明記されていたのにこれだ。どうみてもQuality Controlが機能しているとは思えない。しばらくamazonは安全なものしか買わないほうが良いかもしれない。

2016年9月21日水曜日

9月19日 Senior patrol Leader 交代

まだ正式なバトンタッチではないが、先日の選挙で新しいSenior Patrol Leaderが選出されたことから、現政権から次世代の新政権への移行が始まった。始まると言っても新SPLが現Leadership teamに加わって隊の運営をするのだが、さすがLeadershipを司るメンバーグループなので移行もスムースでスカウトたちに期待をもたせるような雰囲気がある。現政権のLeadership teamは少し年齢が上の高校生が主となる体制(その中で息子がmiddle school年代で最年少だったらしい)だったが、今回は隊長の意向もありAssistant SPLはすこし若い年代からも登用するらしい。まだASPLの任命は行われていないが、これですこし隊の雰囲気が変わるのかもしれない。現政権のLeadership teamは、退任後は今度は新たに高校生レベルの新しい挑戦をしていくことになる。

9月18日 フィルム現像

大昔、それも中学校時代になぜか中古で譲ってもらった現像システム一式が自分の部屋にあった。たぶん、同級生の父親の影響だったのだと思う。彼の家には階段の下に暗室があって、そこで現像がいつでもできるようになっていた。当時は星の写真などを撮っており、貧乏中学生には自分でロールのフィルムを買ってきてパトローネに入れて、増感して現像するのが安上がりだった。それら一式はたぶん実家がいまの場所に引っ越すときにすべて粗大ごみとなったのではないだろうか。すでに私はその家にはいなかったのでどうなったのか全く知らない。
ポートランドに来てありがたいことは、アナログレコードが容易に手に入ること、そしてフィルム現像をしたいときにすぐに必要な薬剤機材を買える店が街にあることだった。それに気づきフィルムカメラにフィルムを入れたのが春先。1本目のロールを撮り終えたのが夏前。そこからが長かった。昔はダークバッグと呼ばれるカメラからフィルムを取り出し、現像タンクに入れるための袋を持っていたのだが今は持っていない。そのため、フィルムを現像タンクに移すには完全とまでは言わなくても光の入らない場所での作業が必要。その次に5種類(昔は3種類)の薬剤を適切な濃度に薄めてタンクに移して、やっと現像作業をやっと始められる。それらの作業をするのが億劫で重い腰が上がらなかったのだが、昨晩思い立ってフィルムをタンクに移し、あとは現像作業というところまでもっていった。日曜日は朝から手に入れた現像のための薬剤の資料とにらめっこ。今回はすべてイギリスの会社の薬を使うことにした。昔は富士フィルムの薬剤を粉で買って水に溶いていたが、今の時代すでに液体になっていてあとは水で薄めるだけの状態で売られている。フジもコダックも売られているが、割高なので今回はフィルムから薬剤まですべて同じ会社で統一。フィルムも昔は250円−300円で買えたのだが、なんといまは$7もする。流通量が著しく落ちたことで好きな人しか買わなくなったのであろう。足元を見られている値段としか思えない。幸いなことに水道水の温度も、気温も規定の温度のため、水を暖める必要もなく適量を混ぜるだけで準備はOK.あとは手際よく数秒単位での時間管理をして現像作業開始。実際の作業は30分もすれば終わってしまう。できたものが上の写真で乾燥させているフィルム。この紫色の白黒フィルムが懐かしい。
結果は大きな失敗もなく、これで家でフィルムの現像をできることがわかった。せっかくなのでこれからは久しぶりにまたフィルムカメラをもって出かけてみよう。

9月17日 手前味噌

過去にここに書いた記憶がある味噌作り。夏を無事に越してなんとなく味噌らし色になってきた。本来はほぼ1年で出来上がりと書かれているのだが、味見してみようとの声に誘われて、閉まっておいた瓶を出してみたのがこの姿。左がお正月に漬け込んだもの。右が3月になって漬けたもので糀とお米の組み合わせがそれぞれ少しだけ違う。心配していたカビもほとんどついておらず全く問題なし。味はいかにも手作り感のある自然風味のものが出来た。これなら毎年冬に仕込むのが良いかもしれない。これで数キロずつできているから1年は持つのではなかろうか。まだまだこれからも発酵は徐々に進むはずなので味も変わってくるので、それも楽しみにしてみよう。日本の細いキュウリがこちらで手にはいらないのがちょっと残念。来年の夏はその栽培にもちょうせんしてみよう。(ちなみにトマトは今頃になってたくさん実ができている)

9月16日 朝焼け

この写真は夕焼けではなく、日の出直前の朝焼け。最近は息子が学校に行くのとほぼ同じ時間に家を出ているので会社につく頃がちょうど日の出の時間となる。まだ寒くないのでそれほど苦ではなく、朝の7時前は会社もほとんど人はいなくていろいろ仕事も捗るのでお得かもしれない。そのかわりお昼前にはお腹が空いてしまうのだけれども。今日のこの一瞬は、地上に光が届く前に上空の雲に光が当たる一瞬だったのでカメラを向けてみて撮った。会社の駐車場なので照明が邪魔なのだが、もうすこし歩けばいい場所を見つけられたのかもしれない。でも歩いているうちにこの光はなくなってしまうところが自然の難しいところ。

2016年9月15日木曜日

9月15日 オリオン座

息子の高校が始まって一週間。よく頑張って5:59のバスに乗っている。5:59と言われてもいつも10分遅れで来るので、最近は家を出るのが6時過ぎくらい。今朝の6時の空はこんな感じでまだ星がよく見える。何の気なしに星を見ていたらオリオン座がよく見えた。冬の星座のオリオン座が朝の6時に見える。ということは冬が近づいてきている証拠。Jacksonholeと呼ばれるスキー場では昨日雪が降ったらしい。もうそろそろ初雪の便りがこの辺でも届く時期になってきた。そろそろスキーをチューンナップに出して、今年はタイヤを新しくしなければ。

9月14日 薪割りは延々と続く

一冬をこすのに一体どれだけの薪があれば良いのだろうか。運んだ丸太は数百キロはあると思うのだが、それで十分かが分からない。しかし、あまりにも重いので今週は一度も丸太の回収に行っていない。すでに最初の1週間位で手頃な太さの薪はすでに持ち去られており、残っているのは50kg以上はあるような巨大なものばかり。斧でわろうにも割れないかもしれない。ランニングのコースから丸太が置かれている場所を見られるので毎回一応確認しているがあまり減っている様子はない。あと数回は取りに行ったほうが良いのだが重い腰が上がらない。まずは割った薪を乾燥させる場所が先か。

9月13日 薪割り用斧

冬に向けての準備を兼ねて近所で切り倒された丸太を2週間くらい前から庭に運び込んでいた。しかし、それを割る斧を持っていない。ナタはあるのだが、写真のような丸太を割るには全く歯が立たない。刃物なのでいいものを買いたいと思い、いろいろ調べたのだが、どうも薪割り用の斧は刃を使って切るよりも重さで割っていくほうが効くらしい。そこでちょっとした調査の結果ノルウェー製の斧を発注。それが届いたので試しに薪割り作業を開始。平らな丸太を薪割り台にしてまずは30cmくらいの輪切りの丸太を割ってみると気持ちよく割れる。それがこの写真。斧は至ってシンプルで気を切るのではなく割っていくような感じ。一般的な斧だと、丸太が割れずに刃が木に刺さると抜くのに一苦労なのだが、刃の接触面が直線的なためかかんたんに抜けてくれるのが非常にありがたい。息子が興味を示し、宿題の合間のストレス発散なのか夕食前に延々と薪割りをしてくれている。斧の次は薪を乾燥させる台が必要だ。週末にはそれを用意せねば。

9月12日 ボーイスカウトのない国はどこ?

今日は月曜日なので学校が終わった夜にボーイスカウトの活動がある。今晩は隊の取りまとめ役のSenior Patrol Leaderの選挙の日でたくさんのスカウトたちが参加していた。SPLは日本では上級班長とよばれ、通常「上班、上班」とよばれている。前にも多分書いたが日本では大抵、中学3年生で班長を経験して受験前だけどちゃんと活動に来ている年長スカウトが選ばれてなる。こちらは、SPLの任期は半年で、半年ごとにいま所属する隊はスカウトたちが真面目に投票をする。投票の前にはそれぞれの候補者が隊をどのようにしていきたいかを本気でスカウトたち(小学6年生から高校生まで)に語りかける。その後に紙に名前を書いての投票。これは隊としてはとても大きなイベントでスカウトたちにも直接影響があるのでみんな真面目にやっている。
そこでたまたまいつもは見かけないスカウトがいたのでよく見るとCouncil(地区)を表すワッペンが変わっている。なんと上海!これは上海に駐在などで住んでいるアメリカ人のスカウトが集まってできている隊で現地で活動をしているらしい。今書いていてわかったことだが、彼らは極東の地区(Fareast Council)には所属していないようだ。
さて、最後に今日のタイトル。昨年の世界ジャンボリーに参加してわかったことだが、現在の国連加盟国でボーイスカウト組織を持たない国は2つだけだそうだ。その一つは北朝鮮。まぁこれは何となく分かる。もう一つの国はなんと中国。中国は宗教を認めていない関係から、ボーイスカウトを認めることが出来ず中国を代表するボーイスカウト組織は存在しない。ボーイスカウトは国家から独立した組織であり、100年を超える歴史があるのだが、なんとここまで浸透しているという驚きとともに、活動が存在しない2つの国の特異性を再確認するのだった。

2016年9月12日月曜日

9月11日 平和にすぎた911

2001年の9月11日はLos Angelesにいた。前日に現地に入り、その日から衛星の振動試験に立ち会う予定だった。朝に起きてホテルのロビーを出るところで沢山の人がテレビに釘付けになっているのをみて、なんで朝から映画みたいなものを見えているのだ?と思ったのが最初の反応。理由は大きなビルの火災が目に入ったから。でもよく見ると、どうも飛行機がビル、それもWorld Trade Centerに突っ込んだと言っている。ちなみにLos Angelesは東海岸に対して3時間の時差があるので7時の会議に間に合うように出ようとしていたその時間は東海岸で10時過ぎ。衛星の工場について自分のプログラムの部屋に行くと、今日は工場閉鎖なのでかえってくれと指示される。墜落した飛行機の1機がLos Angelesに向かっていたことも分かっており、それもありLAは非常事態宣言が出ており、空港は閉鎖、市役所なども閉鎖、できるだけ外に出るなとの指示が広く出されていた。市長がテレビで市民は不必要な外出を控えるようにとアナウンスしていたのを覚えている。ホテルに帰ってもやることがないので、海にでも行って走ろうかと思ったのだが、日本からの連絡があり、ホテルから出るなとの指示。そんなことがたて続けに起こったのが2001年の9月11日。

毎年、心配する人は何かまた起こるのでは?と思うのだがオレゴンの今日は平和な日曜日。息子は先週切った木の枝を燃やしながら今週から始まった高校で出された課題を読むと言って庭で焚き火。この写真を見て思うがまだまだ日差しはきついようだ。なにかのテレビでやっていたが、いま中東に展開しているアメリカ軍の若い兵士たちはあの911の時にまだ小学生になっていない年齢らしい。時が経つのは本当に早い。

9月10日 ザック修理その後

数日前に書いたザックの修理を頼みに息子の日本人学校の近くの個人宅へ。個人宅の地下駐車場をアトリエと事務所に使って奥さんの作る手工芸品を売っているお店のようだ。対応してくれたのはシャキッとしたおじいさん。ザックを見せたら、修理の手順と方法を説明してくれて5分も立たずに問題なく治るとの説明をしてくれた。
そこからが長かった。彼は地元の山岳会に所属するガイドで、ヒマラヤを含めなんと世界中の山に遠征に行っていた人だそうだ。そして、彼が山を引退するまでは、今あるその場所で登山用具を売ったり、レンタルをしたり、ガイド業の事務所になっていたりしたとのこと。まだ道具は残っているから見るかい?と奥の倉庫まで連れて行ってくれると、博物館が作れるほどの歴史的な道具がやまほど綺麗に整理されていた。その中で目を引いたのがこのわらで作った雪靴。日本からのものだろうと想像して聞いたら、案の定その通り。どうも東京の山側(奥多摩?)に住んでいた人がオレゴンにいて彼にプレゼントしてくれたらしい。綺麗な状態の雪靴だった。こんなの最近の子供は見ていないのでは?昔はおせんべいとかの包装にこんな雪靴と雪傘をかぶった子供の絵なんかがいっぱいあったが、今は見かけなくなってしまった。1900年台の道具、山の歴史をいっぱい聞いていたらあっという間に時間がたってしまった。話の後半は彼が19歳で彼が従軍したベトナム戦争の時の話。とても興味深く話は終わらなくなり、話を途中で切って息子を迎えに行かなければならなくなってしまった。ちなみに彼は現地で大怪我をして帰還するが、非常な苦労をして山に登れる体に戻したそうだ。いまだにその後遺症は大きく努力を絶やせないと言っていた。
たまたま、この数週間で戦争に関わる実体験を複数の人から聞くチャンスに巡りあった。彼らが口々に言うのは、1次情報をしっかり残さなければまた同じ間違いを繰り返す、だった。

9月9日 最後の木こりグッズ発送

日本から依頼された木こりグッズで残っていたロープが今朝届いたので、そのままヤマトに持込みコーン、ロープ2本を日本に発送。このロープはナイロン製であまり伸びないもので、太さ長さもこちらでオーダーしたもの。フロリダにある船装品関係のロープ屋さんに依頼をしたら1週間でフロリダから陸路で届いた。このロープとすでに発送したウインチ、そしてコーンで太い木も森のなかで運ぶことが可能となり木材を有効に使えるようになるらしい。時間があれば、ぜひその切る場面に立ち会いたいと思うがそれはすこし先になりそう。日本の山は台風の時期を終わると、2ヶ月位の気持ちいい短い秋がくるはず。その間にできるだけの森の整備をすすめるそうだ。ここ数ヶ月残していた宿題がこれで一つ完了。

9月8日 日暮れ

なんども書いているがやっと日没時間が身近な時間帯になってきた。それでもこの写真でなんと7時45分。サマータイム分を差し引くと6時45分。それでもまだ陽が長い気がする。これからの数週間(秋分の日を挟む数週間)が一番日照時間の変化が多い時期。理論的には来週の秋分の日が昼と夜の長さがおなじになる。簡単に言うと午前6時に日が出て午後6時に日が沈むようなもの。この写真はすでに日は沈んでその残照が雲にあたって綺麗な色になっていたのを撮影した。先週からの雨は一段落してこれから数日は天気が良いらしい。寒くもなく暑くもない良い秋の日が続くことを期待したい。

9月7日 軽量化と耐久性

2週間前に移動キャンプに行ったのだが、その時に使ったザックが破けてしまった。行く前にすでに破損はわかっていたのだが、3日歩いたらかなり破れが広がってしまった。このザック、ここ最近はやりの軽量のザックで生地が薄くてバランスが良くて使いやすかった。富士山に登頂したのもこのザック。軽量化と耐久性はバランス出来ないいい例なのかもしれない。しかし、残念な点が2つ。まずこれを作っていたGoliteは倒産してしまった。さらに会社は精算されてしまった。精算ということは、誰かが会社の一部でも引き取ってブランドが残るとか製品が残るということは起こらなかった。すなわち市場から無くなってしまった。ということは修理を依頼する先はない。そこでこれを修理するためには、メーカにかかわらずに修理をしてくれる場所を見つけなければならない。インターネットでポートランドのまわりでそのようなサービスをしている店を探すと幾つかのかばん屋などが出てくるが、どうも山用の製品を直してくれるような場所は見つからない。一件だけ南の方に個人宅でそういうサービスをしている人がいるようなので週末にでもいってみようか。

9月7日 軽量化と耐久性

2週間前に移動キャンプに行ったのだが、その時に使ったザックが破けてしまった。行く前にすでに破損はわかっていたのだが、3日歩いたらかなり破れが広がってしまった。このザック、ここ最近はやりの軽量のザックで生地が薄くてバランスが良くて使いやすかった。富士山に登頂したのもこのザック。軽量化と耐久性はバランス出来ないいい例なのかもしれない。しかし、残念な点が2つ。まずこれを作っていたGoliteは倒産してしまった。さらに会社は精算されてしまった。精算ということは、誰かが会社の一部でも引き取ってブランドが残るとか製品が残るということは起こらなかった。すなわち市場から無くなってしまった。ということは修理を依頼する先はない。そこでこれを修理するためには、メーカにかかわらずに修理をしてくれる場所を見つけなければならない。インターネットでポートランドのまわりでそのようなサービスをしている店を探すと幾つかのかばん屋などが出てくるが、どうも山用の製品を直してくれるような場所は見つからない。一件だけ南の方に個人宅でそういうサービスをしている人がいるようなので週末にでもいってみようか。

9月6日 パイは3のn乗らしい

今晩の夕食の一品はミートパイ。このパイ生地は数学的な意味があるということを慶応SFCの金子先生から昔聞いたことがある。彼からもらった本にもそのことが書かれていた気がするのだが、実際にどんな話だったかは忘れてしまった。数学を専門にされていた先生なのだが彼の書いた本は全然違うネタの本が多かった。多分パイ生地はバターを塗って折りたたみ、伸ばし、バターを塗ってとそれ伸ばすと繰り返すので2のn乗なんだろうと思っていたらどうもそうではなく、三つ折に畳むので3のn乗の層ができるらしい。2でも3でも味が変わるとは思わないのだが、なにか意味がたぶんあるのでしょう。でもインターネットに公開されているレシピを見ると二つ折りで作る例もあるようなので厳密に三つ折でなければいけないわけ無いようだ。ちなみにこのパイは全体の半分のサイズで4人前。夕食が始まったらであっという間になくなってしまった。

2016年9月8日木曜日

9月5日 Labor Day

息子にとっては最後の夏休みの一日。9月の1週の月曜日はアメリカではLaybor Dayと呼ばれ祝日になっている。会社は昨年まで休日の指定ではなかったような気がするが今年は休み。一般的な家庭はこの連休で旅行にいくらしいが、うちはみんなで「サザエさん症候群」を楽しむことに。
せっかくなので休みじゃなければ出来ないことをということでまず朝一番に家の近くにある湖を探索に行くことにする。この湖というか大きな池は住宅地の真ん中にありうちから近いことは地図の上では理解していたのだが行ってみたことがなかった。理由はそこに行き着くためには人の家の前を通る必要がありちょっと遠慮していた。そのため地図で場所を確認して人の家の庭を通り抜けることなく行けそうな道を見つけたのでまずはそこから湖へ。行ってみて驚き。大邸宅がその池を囲むような配置となっており、池の周りには、「コミュニティ関係者以外立入禁止」といった看板が。まぁ私の家が所属するコミュニティも湖に接しているので”問題なし”と勝手に判断して湖を一周。こりゃ、鹿も出るわ。湖の3/4は大きな家に囲まれて十分なスペースが取られており、一部1/4は森に接している。この森が鷹が毎日立ち寄る大きな木をいくつも持っており、鳥の宝庫。魚がどれだけ湖にいるかわからないがかなりの昆虫、動物がこの湖と森に養われていると思われる。一周して家に戻ってみると(一瞬隣の家の庭を横切る形になるのだが)、うちからその湖までは100mもないことがわかった。気温が低い朝はこの湖から霧が立ち上がっているのをよく見たがこれだけ近いともうすこし時々行くと良いかもしれない。でもその前に堂々とあそこに入るための確認をせねば。
上の写真はその後、庭木の数本が壁に触れる状態で側壁を痛める原因だったので伐採。それを薪に変換している場面。この太さだとナタで切るよりやっぱりノコだよ。

9月4日 たこ焼きagain

8月、その後に息子の野球友達たちが先週に庭で行ったたこ焼きの会で使い切れなかったタコが残っているとのことで日曜日の昼食前に息子がたこ焼きを焼き始めた。なぜ、タイガースの格好をして調理を始めたのかはよくわからない。いま使っている鉄板はガスコンロに乗せるタイプで、ガスの火力の調整が必要なタイプ。そのため、鉄板が十分に加熱され油が馴染むまではすこし手間取る。いったん温まってしまえば安定して綺麗なものが作れるのだが最初にどうしても苦労する。8月に経験をしている娘は非常にうまくやったが、野球仲間の料理を知らない男たちでつくった息子の作品は結局まともなものに至ることはなかった。その反省もあり今日挑戦したようだが、結果は写真に見えるような状況。まあ味は形に左右されないので大きな問題ではないが、もうすこし経験が必要なのかもしれない。焼き上がった殆どは焼いた本人の胃に収まってしまった。

2016年9月7日水曜日

9月3日 語学

日本人学校の夏休みはお盆の時期だけで、今日も息子は日本人学校に行く。結構な宿題が出ているようで、漢字の練習など前日は夜遅くまでやっている。こちらにいると数学は言語に関係なく理解できるが、いわゆる「国語」に関する勉強は日本人学校でしか触れるチャンスがないために、子どもたちにとっては重荷となる。どこかで役には経つのだろうが、常になんでこんなことをしているのだと疑問が湧くのは仕方がない。文章を読む力は言語を問わず必要な力で、日本語の文章が正しく理解できない人間は英語を読んでも理解できない。日本語が正しくしゃべれない人間はいくら英語を勉強しても意味の通じる英語をしゃべることはできない。それを理解できるようになったのは国を超えてのコミュニケーションを行うことが必要になった社会人になってからなので、子どもたちが理解するにはまだ時間が必要かもしれない。最近、家族での会話で「なんちゃって帰国子女」が話題になる。2−3年こちらにいると日本から見れば海外経験のある子どもになる。しかし、日本で期待される帰国子女としての経験、語学力が付いているかというと実はそれは本人次第ということだ。

9月2日 帝国陸軍の遺品

 先月のpostで書いた日本軍の大砲が保管されている博物館にやっと行く時間が出来たので訪問してきた。場所は、オレゴンの州兵の機材集積所として使われている基地の一角。同じようなものが各州にあるらしい。現在博物館は改修中で建物ができるまでは閉館しており、倉庫にて展示品の整備、レストアがボランティアの手で行われている。第二次世界大戦にてオレゴンから出征した部隊がオーストラリアを経由してニューギニア、マレーシア、フィリピン、日本へと進軍した関係で日本に関する記録に重きが置かれており、日本軍の戦車、大砲、小火器などが多数保管されているらしい。その中でも一番大きいのが、96式12cm砲と呼ばれるもので、暗いけれどもこの写真のものがそれになる。初めて見る大砲は巨大でこれを人の手で移動して、設置し、利用していたとは容易に想像できない大きさだった。
この他にも、戦車2台、大砲数門、小火器多数が保管されていて使えるものもあるらしい。今回は日本から資料となる本を持参して行ったので、元通りに復元する彼らにとっては非常に嬉しい資料となったようだ。ボランティアといえ、多くのメンバーが軍に籍をおいた人々で、今は一線を退き、歴史と従事した人々への敬意を持って本気で元通りに復元し記録として残したいと毎週2日ほど集まっているそうだ。私も、今回のことがきっかけでいろいろ調べてみると日本国内には国会図書館または防衛省の資料室に多くの資料が残っていることがわかり、それにアクセスできることも分かった。次の出張で日本に帰るときにはこの調査にすこし時間をかけてみようかとおもう。戦後日本の武器は武装解除になった後、廃棄されるか演習場などで標的などに利用されたらしい。ここにある戦車1台もその標的になっていたようで砲弾が命中した穴が空いたまま放置されていたのを貰い受けてきたそうだ。30分も運転すればこの場所まで来られるので時々これからきて協力してみたいと思う。

9月1日 秋に突入

とうとう9月に入った。9月はこちらは新学期。一部の学区は今日から学校が始まったようだが、うちの子供の学区は週明けからになるのでまだ夏休みモード。そうは言いつつも、必要な物を買いに行ったりと徐々に落ち着かなくなってきた。
不思議な事にここ数日天気が不安定となり、まるで冬に突入したかのような曇が続いている。太陽が出れば気温がそこそこ上がるのだが、曇っているので朝の気温は10度前後、日中はあがっても20度に行くかどうか。服装もフリースやコートを着る人がいたりもする。昨日のツアーの調整をしていたこちら側の人間はマフラーをしていた。また夏のような陽気に戻ることもあるのだろうが長い冬を思い出させる天気が今年は早く来たようだ。ラジオでも華氏で平年より10度低いと言ってた。これからアメリカは新学期開始、10月のHaloween、11月のThanksgivingと続き、あっといまにクリスマス、そして新年と一気にこの四ヶ月が進んでいくことになる。あれだけ日が長かったのもサマータイムのおかげで日没は日本より遅いが、朝は6時だとまだ暗い。夏休み気分を抜くにはいい天気なのかもしれない。

8月31日 日本からの短期留学御一行様

最近日本の大学では短期の留学が流行りのようだ。ポートランドの州立大学には常にどこか日本の大学からの留学生がいるらしい。年に数回ポートランド州立大学に来ている日本学生たちが会社に見学に来る。こちらは、見学や社会貢献プログラムをやっている部門からの紹介で時間が空いていれば時間をとって彼らに話をする。残念なのは、事前にそれぞれの留学生が参加するコースの目的、彼らの期待をあまり聞くことなく準備をしなければならないために全員の期待に応えるのが難しい点にある。なんどかそういう情報を事前にほしいと担当の先生に入れているのだが。。。今回はいままででも人数が最も多く、さらにアメリカのビジネスについて学びに来ている学生だったので終わってからのレポートを見るともう少し実ビジネスの話を聞きたかったなどの反応があった。3人の日本人が話をしたのだが、それぞれ大学の学部生向けにこれからどう生きていくかのようなハイレベルな点に視点をおいていた。なんとなく大学に入って、大学のコースに留学が必須だから来ましたという受け身の学生から、なにかを掴みたいので来たという主体的な学生までいろいろいるが、今回はどちらかと言うと後者だったかもしれない。ぜひなにかを掴んで帰ってもらいたいものだ。