2017年6月25日日曜日

4月29日 野外救急法1日目

一般救急法の講習を木曜日に終え、土曜の今日と明日は野外救急法の講習。今日からは講義よりも実習が増えた。すでに基本の救急法は習得しているので、屋外特有の傷害、疾病についての講義とその対応について学ぶ。特に、屋外でどのようにチームワークを保ちながら、患者を安全に専門家に渡せるところまで搬送するかを学ぶことができた。特に役に立ったのは、多くの事故においてはだれがリーダーシップを取るかが明確でないので、できるだけ短時間にその場に有るリソース(人、機材、その他)を把握して、リーダを選び出して判断を進める点だ。俺が俺がとでしゃばる人が多くの場合知識と技術を持っているわけではないことは周知の事実だが、過去に何らかの経験を持った人でもとっさの判断は誤るということを実際の演習でみることができた。私達のグループには過去に救急車で患者を搬送するサービス(こちらは民間が受託している)の救急員だったというメンバーが居たのだが、残念ながら彼の記憶は曖昧で何の役にも立たなかったし、実際に彼の提案した搬送方法では安全ではなかったと後から指摘された次第。前のpostでも書いたが、やはり数年に一度づつ記憶と経験を更新しておかないといざという場合に人の命に関わるサポートに責任を持つことは難しいことを実感。

0 件のコメント:

コメントを投稿