朝は海面は一面雲に覆われて幻想的だった風景が、テントの撤収が終わるころにはこんないい天気に代わってくれた。昨晩からそうなのだが、ここは冷たい太平洋の海水のおかげで気温は20度を下回る。日が暮れてからは、フリースを着てその上に風除けで雨具。朝も長ズボンに防寒具というのが日が昇って、移動を始めるまでの格好。真夏の一番暑い時期だが、日本だと2500mくらいの稜線でテント泊をしているような感覚かもしれない。泊まった場所も整備されたキャンプ場ではないので水がない。そのために、参加者は最低3リットルの水を背負うことが義務付けられている。結局私は半分くらいは使わないで済んだが、水がない場所でテント泊をする経験も日本では非常に稀だった。今までに数回そのような経験があるが、こちらは広い国土、どこにでも水が入手できる場所ではない。しかし、そういう場所にこそ素晴らしい自然があるので、それに備えるためにはこのような訓練キャンプは価値があるのかもしれない。
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