2015年5月10日日曜日

5月9日 クルマ事情と税

日本で車を買うときには、いわゆる表示価格に複数の税金がかかり、結局表示されている価格の10-20%も多くの費用がかかるのが一般的な気がする。新車を買ったことが一度しか無いので分からないが、ディーラーで見積をもらうと大抵、新車の価格に50万以上が乗ってきた気がする。オプション、重量税、消費税、取得税、ナンバー登録料。想像するだけでなんか疲れてくる。先日、こちらで車を買う場合にどれくらいかかるのかを調べたのだが、オレゴンは消費税が無いために、表示価格(こちらでは車のまどにその車の値段がオプションの設定とともに明記される)に300USDくらいのナンバー登録料だけで済む。大きな違いは消費税がないこと。アメリカでも州によっては消費税が10%位掛かる場所があるが、オレゴンはいまだに消費税がない。その分、所得税が他の州より高いのだが。ここでは、品物は表示価格で買える。たまに日本に帰って8%の消費税が乗ってくるとこれが結構大きいと感じてしまう。たぶん手間もかかっているのだろうとおもうが(徴税)、これで10%の時にしょうく良品などへの特例をつけるとさらに手間がかかり、徴税コストに対して税収のバランスが悪くなると思うのだが、そういう議論は日本では殆ど見かけない。税金は、国民の財布にお金が入る時に徴収するか(所得税)、そのお金を遣うときに徴収するか(消費税)のどちらかとなる。その両方を使うのが最近の所得税をつかう国や地域。理由は消費税のほうが国民全体に平等に徴収ができるというもの。しかし、その徴収に特例を設けるとその特例のためのコストが掛かって結局目的を果たせなくなる可能性がある。その辺の議論をちゃんとすればいいのだが、取られるのは嫌だという気持ちをどうやって回避して前に進めるか小手先の話ばかりしているような気がしてならない。

0 件のコメント:

コメントを投稿