2015年5月20日水曜日
5月14日 アナログ・レコード
ポートランドは変わった街で、いろいろな文化が混ざって古いものも新しいものにも触れることができる。いろいろなものがデジタル化されていく中でも、昔のものに価値を見出し、それを大事だと思う人向けにビジネスをして成り立つのもこの街の特色かもしれない。東京やその他の大きな年でも、中古のレコード屋というものは存在するが、その数と在庫の数が大都市に負けないものがあるようにおもう。ちょっとした自転車屋やコーヒー屋に入ると、レコードが回っていたり、古いアンプとラジオが一緒になったレシーバーで音を出していたりと、街全体になにかふるいものを楽しむ雰囲気があるような気がする。そのようなわけで、こちらに来てからずっとレコードプレーヤーが欲しいと思っていたのだが、やっと探し始めてみた。調べてみると、まだなんとプレーヤーは複数のメーカーで生産されており、それを手に入れることはそれほど難しくない。ちょっと面倒なのはレコードの入力を受けられるアンプがあまりポピュラーでは無くなってしまったこと。東京に古いアンプは全ておいてきて、さらにサラウンド機能のついたものは寿命が短く正しく動作しないために廃棄してきた。その経験からシンプルなアンプとレコードプレーヤを探し始めてみたが、これがまた奥深い。ICが入ったものは壊れると修理しづらいので、80年台よりも古いもので部品交換で生き返らせられるものを買うか、最新でシンプルなものを選ぶかの選択肢がある。プレーヤーもピンきりなので、新品を買う値段で昔は手が出なかったものを中古で手に入れることもできる。あまりにも選択肢が広がり過ぎで決めかねていたので、まずはレコードでも探すことにしてみた。多くの中古レコード店はオンラインにデータベースを公開していないが1店舗だけ公開している店があり、そこで25年ほど前にCDで手に入れたもののビニールレコードがあることを発見。すかさず予約をして手に入れた。それが上の写真。まだしばらくプレーヤーが手元に来るまでには時間がかかりそうだが、これをもって店で視聴でもさせてもらおうかと考えている。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿