2015年5月5日火曜日

5月1日 公園の設備

西海岸だけかもしれないが、公園にはよくスケートボードなどで楽しむちょっとしたスペースが設けられている。小さいところだと日本の25mプールくらいから倍くらいのサイズまでいろいろ。野球のグランドの隣にあるいわゆる多目的パーク(自転車、スケート、スケートボードなどなんでも)を今日はキックボードの子供たちが使っていた。時間帯によって利用者の年齢層、使うものが異なる。スケートボードの日があれば、自転車(BMX)の日もあるし、この日のように小学生高学年くらいのグループがキックボードで遊んでいたりする。まだ怪我をした子を見たことはないが、結構激しい技を披露してくれる。上の写真は1m以上台の上にジャンプをしている瞬間。これに回転を加えて270度または360度回ったりしている。こういう文化があるからか、スキー場でもすぎに飛べるところを見つけると若者も大人も飛びたがる。こちらはすべてが自らの責任。飛んで怪我をすれば自分で医療費を払わなければいけないし痛い目にある。だから飛ぶ連中はちゃんとヘルメットをしている。そういう文化が根付いているのだろうか。こちらでも、山での遭難救助に係るコストを遭難者に求めるべきかでずっと議論が続いている。日本のスキー場でもゲレンデの外に出て遭難する人が多発している。たぶん日本の論調だとすぐに「危ないから禁止」となるのだろう。こちらは、行ってもいいけど自分の責任ですよ、ちゃんとルールは守って下さい、となる。ルールとは、雪崩捜索用のビーコンを必ず持つとか、雪崩の予報が出ているときは入らないとか。責任の分界点を明確にしない日本社会は多くの面で、危ないからやらせない、という場面をよく見る。個々に責任を帰属させてもうすこし楽しめる社会にしてもいいと思うのだが。そのためには保険制度など見直すことが沢山出てくるのかもしれない。
ちなみに、この公園の設備には、あなたの気づいたことを教えて下さい、と書かれた電話番号がある。簡単に想像できるのは、使い方の悪い連中がいればすぐに連絡くださいということなんだろう。

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