随分時間がたってしまったが、3月の出張時におみやげで頂いたアジの開きを家族で楽しませてもらった。食べ物を国外から持ち込むのはどこの国も気を使うのだが、このアジの開きは冷凍状態で頂いたものをそのまま持って返ってくることができた。通常肉類、果物の持ち込みは許可が必要で多くの場合は難しい。しかし分かったことは、魚介類は肉類ほど厳しくはない模様。日本から荷物を送る場合も、肉類は許可されないけれども、魚介の乾物はいいらしい。不思議なルールだ。
さて、この開きとても美味しかったのだが、このような手の込んだ魚は残念ながらこちらではあまり手に入らない。たぶん日本人しか食べない、さらに調理するグリルがあまりこちらでは一般的ではないからではなかろうか。冷凍したものを時々見かけるが、値段と輸入元の確認が難しい(日本から来たものでない場合が多い)のでこちらに来てからは手を出していない。同じ理由でサンマにも手を出せていない。寒流と暖流がぶつかる日本近海が多様な魚介類を提供してくれる場であることに、日本を離れて初めてそれを理解することになる。
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