本日は、半年に一度の私達が所属するボーイスカウトの隊の上級班長(Senior Patrol Leader)の選挙の日。前にも書いたが、非常に幸いなことに、この隊はスカウトの人数が多いからか、正しく選挙を行いスカウトたち(子どもたち)が自分たちの上級班長を選ぶことができる。日本にいた時にも、隊運営の基本として班長、上級班長はスカウト同士が選ぶことを基本として習うが、それを実際に行っている隊に出会ったことはない。大抵の場合は、大人がリーダーシップを取れそうなスカウトを班長として任命し、上級班長に至っては最上級学年で参加率が高いスカウトが自動的になるような仕組みだった。実際に選挙をやろうにも、候補が少ない、投票者も少ないと選挙自体に意味が薄れてしまい実施していないところが多いのではなかろうか。その結果、子供達に選ばせるという自覚を植えるチャンスを失ってしまっていることにこの隊にきて初めて気がついた。適切でないスカウトが班長や上級班長になってしまうリスクは有るが、半年が任期なのでその間大人がしっかりサポートをすればいいのかもしれない。実際、この隊ではそれで機能している。そんなことを考えさせる選挙の日だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿