2016年10月5日水曜日

9月30日 Camp Meriwether

今晩から太平洋に面したCamp Meriwetherでボーイスカウトのキャンプに参加する。夕方の5時に子どもたちを車に乗せて一路西に向かう。現地についてすぐにテントを立てて、夜の8時から現地でのリーダー会議。そこで配れたのがこの写真の非常時対応手順書。非常によく書かれている手順書で、ここで生活する3日間に起こりうる事故について説明があり、発生時の対応と役割が明確に記されている。日本でもたくさんのキャンプに参加し、最大規模は3万人を超えるキャンプだったが、このような注意事項の共有は紙が配られて読んでおくように、というのが一般的だった。人数が少ない(それでも全体では数百人)からリーダー全体に説明が出来たのかもしれないが、大事なプロセスだと思う。その中にとても大事な項目が書かれていた。それはメディア対応。もし事故が起こったときにメディア(新聞、テレビ、その他)が取材に来る可能性があるが、コメントは広報担当(Camp director)がするのでそれ以外の指導者のコメントは控えるように(No comment)と明記されている。メディアは彼らの嗜好で事故をどのようにでも報道でき、コメントの一部だけを切り取ったりすることで元のコメントのから違うものにすることもできてしまう。その危険性を考慮するとこの指示はとても大事。このようなメディア対応はどのような組織も持って置かなければいけないのだが、無防備だとあとで取り返しの付かないことになってしまう。

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