2016年10月28日金曜日

10月21日 選挙

御存知の通り今年は大統領選挙の年。この国には住民票という概念はないので、投票をするためには投票人登録というものが必要。市民権を持っていれば誰でもが投票できる。正しい人を選んでほしいと多くの人が思うからであろう、つい最近まで選挙人登録は済みましたか?という広告をよく見かけた。こちらでは、大統領選挙と一緒に議会選挙、その他、州のルールにかかわる法案の住民投票も同時に行われる。今日たまたま近所の図書館に本を借りに行ったら置かれていたのがこの投票箱。日本だと監視する人がじっと座っているところに置かれているのだが、こちらは図書館の受付の前に置かれている。ちょっと見るとご意見箱のようだがこれが正式な投票箱の模様。もちろん投票は11月でまだなのだが、期日前投票を受け付けているようでこんなものがすでに見られる。この写真からでは見づらいが、左に置かれているのがVoter's guideと呼ばれる選挙公報。ここに今回投票の対象となる事柄がずらっと書かれているのでとても厚いパンフレットとなる。今年の高校ではやっていないようだが、2年前の投票のときは中学校のクラスで模擬投票を授業でやっていた。授業の中で、それぞれの候補の主張を生徒たちが説明しあって、その上で投票をしてみる。これをやることで例えば州の税のルールを変えることに対してどういう立場があるのかを子どもたちは知ることができる。日本では選挙に関して家族の中でも話し合わない家も多いかと思うが、こちらは小さいときから投票の大切さを口先だけではなく実際に教育に取り入れている。それもあってか、4年に一度の大統領選挙は一大イベントとなる。

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