2016年5月30日月曜日

5月16日 電車通勤

ほぼ20年にわたって社会人を東京でしていたので電車通勤は体に染み付いている(社会人最初の3年ほどは緑区の秘密基地のような衛星管制センターにいたので自動車通勤だった)。東京での通勤時間は23区内に住んだことはないので、door-to-doorでつねに朝は90分以上かかっていた。帰りは運が良ければ60分強だったかもしれないが、いずれにしても週に5日間はほぼ毎日3時間近くを通勤に使っていた。アメリカに住んで見てこの通勤に時間をかけることの良し悪しを時々考えている。いまの通勤は車で20−25分位。合計でも1時間に満たない。日本での通勤の良い点から先に上げてみると、

  • 歩くので運動になる。これは明確にアメリカと大きく異なる点の一つ。日本人に極端に太った人がいないのは多くの人が歩くことを生活の一部で行っているからではなかろうか。
  • 電車の中で本を読める。これは電車通勤が満員電車でも本が読めればかなりのメリットといえる。東京在住時は、日曜日に新聞の新書欄をチェックし、その場でコンピューターから図書館にリクエストをいれ、常に数冊の新刊本を図書館から借りて読んでいた。文庫になるまで待って買うことをやめ、重くても新刊で読む習慣に変えてから読む本の幅が非常に広がった。
  • エネルギー消費的には自動車通勤よりも公共交通機関を使う方がいいことは明らか。
さて、悪い点は
  • 時間がもったいない。特に東京の朝の通勤時間帯は電車の運行速度が遅くとても時間の無駄。最近は勤務体系が変わってきており、会社にいることが仕事ではなくなりつつあるので、混雑も変わってきているかと思うが、大きな社会的なlossであることに変わりはないと思う。この時間を他のことに使うことでもっと豊かな生活があるのではなかろうか。
  • 気候に左右される。夏は蒸し暑い。これだけはどうしようもないが、社会人でネクタイをするような人々にとっては耐えられないのではなかろうか。私は幸いな事にネクタイを常にする仕事ではなかったが。寒いのが我慢できるが暑いのだけは。
こんなことを時々考えているが、こちらにきて劇的に減ってしまったのが本を読む時間。寝る前に必ず少しは読むのだが、1日2時間近く読んでいた量に比すればかなりの減少。さらに、日本語の本が手に入るづらいのもあり減ってしまっている。

アメリカはアメリカで美味しい食べ物はあるのだが、ちょっと前に書いたラーメン同様、立ち食いそばのような文化もあるわけもなく、今回帰国して懐かしいと思った次第。残念ながら立ち寄ることはなく、写真だけとったのが上の写真。

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