2015年10月7日水曜日

10月3日 日本人学校+SAT

息子は日本人学校、娘は日本ではセンター試験のようなSATと呼ばれる試験。この試験が一応大学入試ではいろいろなところで使われるようで、こちらの受験生はこの対応のためにサマースクールに通ったり、家庭教師をつけたりと大変なようだ。うちも分厚い本を夏前に買って備えたようだが結果はいかに?日本と違って本番一回ではなく、数回受けて一番成績のいい結果を大学に送ればいいようなのでその辺りは日本とは違っている。大学の関係者は、明確にSATの結果は参考にしか見ません、だって土曜日の数時間の結果で人は見られないでしょ?と至極まっとうなことを言っている。といわれても、学生はそれなりに頑張らないと足切りにあったり、最後の比較に使われる可能性もあるなどやはり本気にならざるをえない。どの大学も良い学生をとって、いい人間に育てて、大学が社会から評価されるようにと本気で頑張っているのが大学の説明会にいくとみえる。いつも思うが、日本の大学でここまでまじめに生徒にメッセージを訴えているところにはまだあったことがない。

大学入試で問われるから、高校ではこう教える。高校入試でこう問われるから中学ではこう教える。といった連鎖があり、入試においてすぐに採点ができて結果をすぐに出せる問題しか出せない、その結果、そういう問題しか学校で教えないという悪い連鎖が続いている。考える教育に時間が避けず、覚える教育に多くの時間がさかれる日本の教育の問題は大学入試を根本的に変えないとダメなのかもしれない。ちなみに、この論理は以前、東大でやった講演でご一緒させていただいたSFCの富田先生に教わった連鎖。

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