ここからスタート位置に徒歩で移動。スタートは7時。丁度日の出の時刻。アナウンスでは1万4千人がハーフとフルマラソンに参加。それが10くらいのグループにわけて順番にスタートする。計時は靴につけたRFID(無線チップ)で行うので、どのグループでスタートしようとちゃんと計時はしてもらえる。昨年は目標だった4時間を1分ちょっとだけオーバーしてしまい3時間台でゴールすることはかなわなかった。4時間を切ることはマラソンではそれなりに難しいようなので、まわりからは初めてでそれは「すごい!」と言われるが、後半苦しくてペースがガタ落ちだったのと、膝が故障してまともに歩けないくらいだったので後味が良くない。
これらを考慮すると、もし今年膝の調子が良ければもうすこし良いタイムで行けるのではないか?でも膝がまた悪くなると(加齢が原因らしい)もう4時間を切ることはできないのではないか?などと悩みながらの準備だった。さらに、今年の夏は日本にいて全く走ることができなかったので、これも自信が揺れる原因だった。後半のペースが落ちる件は、どうも体のエネルギー切れだということがわかったので、昨年よりも走りながら補給できるエネルギー源を多めに持つことで対応。2回めということもあり、どこが上り坂で、どこからがきついかも大体わかって走ることができるので、今回は気分は楽に走り始めることができた。走りだしてみると、あっという間に昨年一番苦労した最大の上り坂はなんとかクリアして、そこからはスタートに戻るコースをひたすらに走ることになる。この戻りが30kmを超えたあたりなのでエネルギー切れからペースダウンとなる。
今年の作戦は疲れる、苦しいと感じる前に燃料を入れることにしてなんとか昨年ほどのスピードダウンは起こさずにゴールまであと15分くらいという位置まで戻ってこれた。これがだいたい3時間半過ぎ。これで行けばもしかしたら3:50ちょっとかなという感じで街に戻りゴールするとなんとぎりぎり3:55:59!やった4時間を切った。さらに膝もたぶん壊れていない。筋肉痛のみ。ゴールでメダルとfinisherシャツをもらい荷物をもって待ってくれている息子を探す。昨年のようにゼッケン番号で待ち合わせをするスペースが工事のためなくなってしまったのでちょっと会うまで時間がかかったが無事に捕まえ、もらったお菓子などを渡してすこし休憩。いろいろな方々のアドバイス、家族のおかげで今年2つ目の大きな目標達成。すこしこれで肩の荷がおりた。