2016年4月30日土曜日

4月21日 木とポートランド

オレゴンは全米でも木材の出荷の多い州でクリスマスツリーの時にの書いたが、木にまつわるビジネスがポートランドにはとてもたくさんある。日本の商社はここから木材を輸出しているし、再利用品の木材もなんと日本に行っているようだ。これに気付いたのは、こちらでポートランドに荷揚げされる品物の保護や梱包に使った木材を再利用している会社の商品と同じものが日本の雑誌に掲載されていたからである。その会社は、船から荷揚げされた梱包材がそのまま捨てられるのをなにかに使えないかと考え、フローリング(床材)に利用することを思いつきビジネスを始め、梱包材以外も一度使われた木材を加工して別の目的に利用できるようにして成功を収めている。その中で面白いのは、体育館の床に使われた、光沢のある床材で所々に数字やコートを示すラインが残った材料を使った床材で、それが日本でも売られているらしい。それ以外は、農家の納屋などで利用されてねずみ色に外皮が風化しているものを今度は屋内の壁材に再利用したりと利用用途は無限にあるようだ。そんな小さなことに気付いてビジネスにつなげていくのがこの街にいる小さな起業家、アイディアマンたちの楽しみなのかもしれない。上の写真は昨日行ったopen house で見かけた面白いテーブル。この天板だけでもかなりの額がしそうだが、それを面白い形でテーブルにしている。

4月20日 Portland Design Week

ポートランドには一人から10人位でやっているデザイン工房のようなお店があまたある。木工、金工、衣類、革の細工なんでも。こちらに来た当初にあるイベントで見つけたオフィスでつかう小物のデザインをする会社の製品を幾つか買った。その後、その会社からの案内を定期的にもらっていたところ、今週はポートランドのそのような小さな会社、工房がいろいろなイベントをやっているとのこと。案内をくれた会社が使っている場所は、昔は自動車整備工場だったところをrenovationして工房とオフィスに使っている。今日は2時間ほどその工房がopen houseとなりお客さんその他を招いてデザイナー、会社関係者と話せる場となる。一人デザイナーで日本人がいるらしいのだが会うことは出来なかった。その代わりにチーフデザイナーだという方と話をすることが出来て、興味深い話を聞けた。彼個人も日本のデザインがすきで、彼らの作るものには日本の影響がかなりあるとのこと。シンプル、使いやすい、長持ちする。うまく木の材質と金属をあわせて興味深い製品ラインナップを持っており危うく新しくまた買ってしまいそうになった。写真はそのオフィスにあったテーブル。台になっているのは昔のMacの外見を使っている。どっかでこういう製品を見た気もするが、上の木などはオリジナルっぽい。こんなお店がポートランドにはたくさんある。

2016年4月20日水曜日

4月19日 初勝利

シーズン開始初めての勝利。それもほぼコールド勝ち。相手は隣の高校なので、息子の中学校の同級生が数人いる模様。彼の学校は2つの高校の学区にまたがっており、それぞれの高校のクラブは何かについて対抗意識を燃やしている。昨年は向こうに負け続けたが、今年の幸先は良さそう。しかし、球場の都合で先の試合が終わったのが7:30すぎ、そこから試合を初めて6回が終わったのが10時ちょうど。ほとんどそこでコールド勝ちという状態だったこともあり、審判の判断で時間切れで試合終了。残念ながら息子は怪我の回復待ちということで今日はベンチウォーマー。

4月18日 怪我

今度は息子が左手親指を日曜日の練習で突き指。彼は今までに、完全な指の骨折を1回、骨折もどきを1回やっており自分でも不安なのか病院へいくことを検討するが結局いかずに固定で様子を見ることに。今日は試合はないので不幸中の幸い。ボールは取れるらしいが、バットを握って振ることが出来ないらしい。このままでは今週の試合は出られないかもしれない。ま、「日薬」で直すしかないのでしょう。40歳を超えたからだと10代の回復力は全く違うのでたぶん数日で復帰するのでは?と楽観的にみているがどうなることやら。

4月17日 芝刈りシーズン開幕

春になって、植物たちも活気づき始め、庭の芝もぐんぐんと伸び始める。ほっとくと大変なことになるために、2週に一度くらいは刈らないと見栄えがとても悪くなる。そこで、今日は雨も数日降っていないため地盤も良さそうなので今シーズン最初の芝刈り。オレゴンは雨が多いために、芝の間に苔が生えることがおおい。薬剤で苔の除去はできるが薬は使いたくないので気にせずにそのままにしている。夏になれば芝のほうが伸びて、水分も十分ではなくなるので苔はしばらく影を潜めるのがその理由。もうそろそろスプリンクラーも回さないと行けないのかもしれない。

4月16日 大学見学と称して美味しいもの探し

大学の見学を目的にオレゴン州をすこし南に今日はドライブ。University of OregonのあるEugeneという街で昼食をたべる。行った場所は、行く前にちゃんと娘が下調べをしていたSea food料理店。中身は大きな魚やがその一部で食事をできるようにしている感じ。3人で、Fish Taco、Sea food フライの盛り合わせとクラムチャウダーを頼んだのがこの写真。新鮮だからなのかはよくわからないけど、味はとても良し。アメリカの揚げ物は、危険なほど美味しいのだが、ここのfish & chipsはとてもよかった。しかし、新たな発見はclam(あさりとはまぐりの間くらいの大きさの貝)のフライ。これがこぶりだけれどもとても美味しかった。2つの大学を一筆書きをして、そのまま日本人学校に息子を迎えに行く予定だったためゆっくりたでてくつろぐことは出来なかったが大満足。また行きたい。

4月15日 久しぶりに大学で授業

オレゴンには州立の大学が幾つかあり、そのうちの一つがポートランドの街のど真ん中にキャンパスを構えている。街の一部が塀などで仕切られずにキャンパスになっているので、知らないうちに歩いていると大学の中にいることになる。数カ月前にある学会の会議に顔を出したところそのポートランド州立大学の先生と話す機会があり、自分が日本でやっていたこと、いまここでやっていることを紹介したらぜひ授業に来て話して欲しいと頼まれ、それが今日実現。ダウンタウンの一角の綺麗な校舎(といっても街にちゃんと溶け込んでいる。日本のように数十階の高いビルなんて建てない。)の地下が教授たちの部屋と教室になっており、そこで10名程度の学生をあいてに1時間半ほどしゃべる。対象は大学院生で、なんと全員が社会人を経験して、マネジメントを目指して勉強中。一部は博士課程。そして、たぶん全員がアメリカでは生まれていない、移住者もしくは留学生。先生自体も移住と思われる方なので驚くには当たらないが、日本もアメリカも大学院は自国の学生よりもなにか目的を明確にもった留学生がおおいのかもしれない。
さて、上の写真は授業の後によった息子の野球。後半かなりの勢いで点を挽回したようだが1点差で負けてしまった。シーズン開幕2試合連続黒星。そろそろエンジンがかかると良いのだが。

2016年4月17日日曜日

4月14日 もう半月経過?

月初に出張をしたからか以上に時の経つのが早く感じられる。日本はすでにGW目前モードかも知れないが、こちらはそんなのはなく、6月の学年末にむけて坂道を転がり始めた状態。そこに野球シーズンが始まり毎日、今日の朝のウエイトトレーングは?夜はどこで試合だ?というチェックが日課となる。娘は卒業のための最後のレポートの嵐。ただ、今晩は野球もなく送り迎えもないためなんとなく久しぶりにゆっくり過ごせる夜だった。来週は野球、ボーイスカウト、高校の説明会と盛りだくさん。うまくのり切らねば。

4月13日 family history

こちらの学校では日本で社会に相当する授業において、自分の祖先をたどる調査をすることになっている。アメリカ建国時に渡ってきた移民から、私達のようについ最近来た人まで、多様な人々が自分の家族の家系をたどって見る調査を行うようだ。これをすると、数世代遡るだけで、世界中の民族の歴史をだどることができる。私自身、自分の家系など全く今まで興味なく辿ったことはないのでほぼ何も情報を提供できないのだが、拙い記憶でいわゆる本家というか家族のつながりのmain streamがどの地域から来ているかは大体知っていたのでインターネットで検索をしてみるとなんとまぁいろいろなことがわかる。はっきりしたつながりは全く分からないが、少なくとも苗字とその地域をつなげて検索をするといろいろなことが見えてくる。日野で土方と検索をすると、土方歳三にまつわる家系が高幡から浅川を北に超えたあたりに多く見られる土方姓とつながりがあることが容易に想像できるように、それぞれの地域に根づいた姓名があるようだ。そんなことがちょっとした検索でわかり、日本の親類に調査をすることもなくなんとなく発表のないようを作ることが出来たようだ。今月の末には夜に、子どもたちが調査をした内容をパネルに展示をする発表会があるようなので楽しみに見に行ってみよう。

4月12日 雨で順延

本日は2回めの試合が予定されていたが、夕方から雲行きが怪しくなり、そのまま降雨となってしまう。バッチリ試合のつもりで着替えて待っていた息子は出鼻をくじかれる形となり、ぎりぎりまで待ったが自然の芝のグラウンドのため一度濡れるとしばらくは使える状態にはならず、直前で試合は順延となった。焦らずに調整をする時間を得られたと思えばチームにとっては良かったのかもしれない。

この日の昼にはポートランド市の開発局にいる日本人の方といろいろとまちづくりのことを話しながら昼食をダウンタウンで楽しむことができた。彼とはいろいろなつてで偶然つながっており、せっかくなのでゆっくり会って話をしましょうということでlunchをセットしたのだが、3月の風邪でダウンして一回目はcancel。そしてやっとこの日に会うことが出来た。詳しくはこの辺をみてもらうとどのような方かわかると思うが、とても有意義な話をお互いにすることができて大満足。面白いネットワークが広がってきた。

4月12日 経年変化

キャンプ帰りのテントを庭で干していたら大きな問題を発見。このテント多分5年ほど使った(といっても過去2年は引っ越しなどでほとんど使ってない)ものなのだが、フライシートの防水テープが劣化してボロボロになってしまっている。内側にはポールとフライを固定するベルクロテープが同じようなシーラーで止められていたがこれも剥離。
早速インターネット上でシームテープが劣化した場合の補修方法を調べてみると、単に古くなったものを除去して新たに塗れば良いようだ。ただ古くなったものを剥がすのがすこし手間かもしれない。
そこでメーカにどう補修すればいいかと問い合わせたところ、メーカーで補修するから送ってくれとのこと。当該メーカーは商品の永久保証を歌っており、可能な限り補修を行い、ダメな場合は代替品に交換してくれるとのこと。せっかくだから送って直してみることにしようか。

4月11日 試合に向けての調整は続く

先週の負け試合の影響を拭うためか、日曜日に続いて今日も練習。本来は予定には入っていなかったのだが。子どもたちは練習しているときは和気藹々とプレーできるのだが、相手がいる中でのプレッシャーというか緊張にまだうまく対応するのができないようで、結果がついてこない。次の試合は明日なのでそれまでにいい状態に調整できれば良いのだが。

4月10日 Stoller 5k run

昨年に引き続き今年も息子の中学校の春のロードレースに家族3人で参加。息子はこれに参加すると体育の成績に加点がされるらしく、前向きに参加。娘は文句を言いながら。。。
5kmのロードレースなのだが結構アップダウンがあり、後半の2kmはずっと上りでとてもきつい。怪我と風邪の影響で数字を見ると心肺機能が落ち続けていたのだが結果は昨年をちょっと上回る結果で無事にゴール。実はこの朝5時おきで息子を昨日よってキャンプ場までpick upに行き、彼は6時までにたたんだテント一式をパッキングして待っていた。それを載せて帰ってきて、5km走って、そのまま野球の練習。流石にきつかったようで、来年もしキャンプに参加するなら走る方はやめにしてコースのボランティアでかんべんしてくれと疲れきった体で夜には話していた。若いからできることで、中学を卒業しても近くだから来年もたぶん出るのだろう。
昨年同様、カメラ係りをやってくれた家内がスポンサーのVooDooドーナッツを大量に買ってくれて昼食はあま~いドーナッツ。息子いわく、走ったけどこれは必要以上の糖分補給だ、といいつつも食べていた。

4月9日 シーズン終了まであと1日か?

息子はキャンプでいないが、シーズンがそろそろ終わりそうなので、一人でフラットMt.Hoodまで滑りに行く。2月に怪我をした時の反省を踏まえ、あまり一人で無理をしないことにして、半日ちょっとで切り上げることにして9時から滑り始めるが、全くリフト待ちがないために11時半には16本も滑って(距離にして30kmを超える)終了。ちょうど昼時なので昼食を食べてから出発しても良いのだが、帰り道にボーイスカウトのキャンプ地に寄ることにしたので、そのまま出発。
ゲレンデから45分位の距離でキャンプサイトに到着。公設のキャンプ場で、なんとキャンプ場に対する奉仕活動をすると、キャンプ場の利用料が無料になるそうで、全員で場内清掃をして費用を抑えているのだそうだ。スマートなやり方だと感心してしまった。川が流れる森のなかで、静かないい場所で、すこし肌寒いくらい。スカウトたちは個々に色々なプログラムを楽しんでおり、設備も十分でここなら悪天候でもテント泊の初心者にはいい場所だと感じた。オレゴンはこのような場所がそこここにあり屋外活動にはとても良い地域だと言える。

4月8日 出発

前回の3月のキャンプに続き、今度はテントでのキャンプに金曜日の夜から出発。こちらのすごいところは、金曜日の5時に集合して6時からキャンプに出発するという予定を大人も子供も取れてしまうこと。夕食は、食べてから、または移動中に食べるようにということで、金曜日はテントを設営するだけで終わるのだが、土曜日をまるまる一日活動に使える。3月に比べて外が明るいのがわかるかもしれない。3月の時は出発の時間はすでに暗かったが、今回は日も長くなっているがサマータイムも始まっているので実質1時間早いことになる。新入隊員はまだまだカブの雰囲気が抜けないが徐々に活動の質が上がっていくに連れて変わっていくのだろう。高校生と中学生が一緒に活動をするというのは日本ではあまり想像できなかったが、高校生のリーダーシップ養成という意味では非常に意味があるように見える。

4月7日 黒星スタート

息子のチームのシーズン最初のゲームは、どうもチームとしてのまとまりを掴む前に相手にペースを取られてしまう。あれよあれよと点を取られ、黒星スタートとなってしまった。個々のプレーヤーのレベルはそこそこあるのだが、それがまとまっていないのが課題。連携のプレーは練習しかないのだが、こちらのチームはシーズンが始まると試合の連続で、日本のチームに比べて練習に時間を取ることがあまりできない。ま、試合をこなしていくことで徐々にペースを掴んでもらうしかなさそうだ。この結果、日曜日は練習がなかったのだが、急遽練習が入り、コーチたちもちょっとネジを巻かねばと思ったようだ。

4月6日 キャンプ準備

今週末は野球の合間を縫って、週末は金曜日から日曜日までボーイスカウトのキャンプに参加の予定。今回は2名で一つのテントに宿泊する予定なので、家にあるテントの張り方と注意点を庭で伝授。本来は2名一組なのだが、彼は日曜日の朝に早退をして行事に参加する予定なので、特段問題がなければこれに一人で泊まる予定。まずは張り方、そしてたたみ方をな自分でやってみる。特にたたみ方は重要で収納袋にちゃんと入れないとザックに入れる時に困る。四つ折りなのか、三つ折なのかなどを調整しながら覚えてもらった。雨で濡ればあまり細かいことも言ってられないのだが、まぁ初めての経験なので楽しんでもらいましょう。

4月5日 野球シーズン開幕

とうとうシーズン開幕。高校の1年生(Fleshman)の野球チームがシーズン最初のホームゲームだとのことで息子と見に行く。運良く、天気もよく日が出ていたので夕方まで気温も高い状態が続き、それほど寒い思いをすることなく試合を見ることが出来た。試合の結果は無事に日本人学校の仲間数人が出る地元校の勝利に終わりいいスタートが切れたようだ。息子のチームは中学部の1部リーグになったおかげで、地方巡業が今年は殆ど無く、近くの市営球場を使うことが出来、設備、グランド整備もいいため子どもたちは気持ちよく試合をできるようだ。昨年の2部リーグだと場合によっては100kmくらい離れた学校のグラウンドを使うため延々と夕方からドライブをしなければ行けなかったがそれが今年はなさそう。これはとても助かる。

4月4日 春もそろそろ終わり?

2月に怪我をして、その後風邪引いて、ドタバタしているうちに4月に入ってしまった。4月の始まりは、真夏のフロリダだったのでオレゴンに帰ってみて気づいたのは、オレゴンはそろそろ春も終わりに近づいているようだということ。桜は2月の末くらいからチラホラと咲き始め、いま咲いているのは八重桜。ということは東京のGW直前に近い気候なのかもしれない。不思議なのは、こちらの桜は日本のように一気に咲いて、あっさり散るのではなく、いろいろな種類がかなり時間をかけて咲いている点。2月の中頃からつねにどこかしらで桜が咲いているのをみかける。桜といっても桜に近い種類なのだが。今年わかったことは、この春の知らせはアレルギーも運んでくること。昨年はこちらに来てまだ1年目のためほとんど影響はなかったが、残念ながら今年はしっかりアレルギーの症状が出るようになってしまった。風邪にかかったのもアレルギーがきっかけのような気がしている。来年はもうすこし備えねば。

2016年4月15日金曜日

4月3日 西へ戻る

今日は大陸を東から西への移動。マイアミからポートランドはほぼアメリカを対角線に渡ることになるので長旅となる。朝の3時過ぎに起きて4時にはホテルを出発。5時過ぎの空港でのチェックインに向けての移動。チェックインが6時前に始まるのだが、セキュリティチェックが開いたのが5時半。その後は特段問題なく搭乗ゲートですこしまって機内へ。機内で驚いたのは、日本の真夏にバスに乗った時のようにエアコンの吹き出し口から写真のような結露した空気が吹き出していた。この懐かしくもある蒸し暑い空気ともこれでしばらくはおわかれ。
今日の移動は、マイアミーシカゴーポートランド。マイアミの気温は日中は30度以上。朝でも25度以上はある感じ。それに対してシカゴは昨日は吹雪で飛行場を閉鎖したような状況で朝の報告では−2度。昨日の混乱の影響がなければ良いのだがと思い、シカゴに予定通りつくと案の定、機材調整のため出発が送れるとのこと。
いつ出るのかわからない状態で2時間ほど待たされ、なんとかシカゴを離陸。シカゴからはほぼ真西に向けて飛行。ロッキー山脈はまだまだ冬の状態で雪に覆われており、それが徐々にアイダホ、オレゴンと近づくと雪が減っていくのがわかる。ポートランド直前で見えるのが右の写真のMt.hood。これは街から100km程度の距離にある、東京で見る富士山のような山。飛行機から見るとまだまだ雪は十分にあるのでスキーはあとひと月くらいはできるのではなかろうか。乗継便は遅れたが無事に予定していた日に家まで今回はたどり着くことが出来た。

4月2日 Miami 最終日

あっという間のマイアミでの会議も今日で最終日。体調が思わしくなくあまり楽しい思いは出来なかったが徐々には良くなっているようには感じる。咳をして周りに迷惑をかけるのがとても心苦しいのだが。
今日の内容で面白かったのは、マイアミのある高校の理科の先生が、ロボットを使うことで海の環境問題を学生たちに学ばせる授業の発表をしていた。海の中は簡単には人間が入っていって調査をすることが難しく、それを簡易なロボットにいろいろな調査用センサーなどをつけ、それを搭載コンピュータで操作をするということでかなり複雑なことができるようになる。これを学生たちにロボットの作成、プログラミング、そして調査実験とプロジェクトとして関わらせることで大学レベルの内容を含んで学ぶことができるといったもの。特段難しい技術ではないが、いろいろと組み合わせることで複雑な調査研究ができるといういい例。さらにフロリダは海洋資源が豊富でそれらの調査委は学生にとっても身近で、特に環境に関する調査はとても価値があるとのこと。こういうのに触れる経験をした学生の視野は広がるのだろうなと感心した次第。

4月1日 Miami Day2

今日からがこの会議の本番。昨日は図書館の会議室だったが、今日の会議場はちゃんとしたホール。場所は日本語で言うと同窓会組織が寄贈した綺麗なイベント用会場。入り口には面白い看板が置かれていた。本来プライバシー保護の一般的な取り決めでは、権利保持者が明示的にプライバシーに関わる情報の提供を申し出ることで、情報取得者はそれを使うことができることになっている。それは重々承知の上でここの法科大学院大学は半分冗談なのか、「この部屋に入ることによって、主催者が会場内の写真その他を撮影し、それを自由に使うことに同意したこととみなす」という真逆の説明が書かれていた。会議開始時には今回のホスト役のマイアミ大学の先生がこの件を冗談交じりに話していて初めて気づき真面目に文章を読んだのだが。。
いまの時代プライバシーに関わる問題は非常に多岐にわたり、なにがプライバシーなのかの定義がとても難しい。これを法律で定義しようとすると3年すれば時代遅れの法律となってしまう。そこの柔軟性を各国が工夫して作っているが、日本は残念ながら周回遅れと言わざるをえない。バケツに穴が相手から塞ぐ対応ばかりで、一向に穴があかない方法の議論に向かうことができない様に見えるのがとても残念。
会議は昨日とは変わって、論文の発表(実際には要旨をチェアが説明をする)とそれに対する質疑でとても内容のある会議だった。

2016年4月13日水曜日

3月31日 Miami Day1

マイアミでの会議が始まった。最初の木曜日はワークショップで堅苦しくない話題をわかりやすく分野の異なる研究者、専門家で議論をする。今回の会議はLaw School(日本語だと法科大学院大学)がホストするロボットに関わる制度、法律に関する会議。人工知能が普及したら映画のように人間に害をおよぼすのではないかという議論から、ロボットの権利保護はどう考えれば良いのか(これはペットの権利保護が認められつつある現代、ロボットも同様な論理が将来適応されるのではないかという仮定についての議論)など非常に面白い。この話題だけを見ても、なにを馬鹿げた話をと思うかもしれないが、参加しているのはホワイトハウスに科学政策担当だったり、ヨーロッパの大学でロボット法を教えている先生だったりと、世界中の最先端の科学者、法学者が集まっている。ちなみにマイアミの天気は日本の真夏と一緒で、30度をゆうに超える気温と高い湿度。せっかくだからと昼食はこの写真のテラスで食べたが暑い暑い。残念なのは咳がまだ止まらずどうも体調が今一つよくない。元気ならもっと楽しめるのに。

2016年4月6日水曜日

3月30日 Miamiへ

今日からMiamiへ出張。西の端から東の端まで大陸を移動するため、6時の飛行機で移動開始。前回の出張の経験と、先日のベルギーでのテロのことも考え多少の余裕をもって家を4時半に出発。長い日がはじまる。
今日はまずは、ポートランドからテキサスのヒューストンまで飛び、そこからマイアミへ。ポートランドは朝晩はまた5度前後なので、すこし寒い気候から、いきなり真夏のマイアミへ。マイアミは湿度ほぼ100%で、気温は日中30度を超える。なんだか東京の夏のようだ。今日は、移動だけで終了。明日からは初めての参加の会議だがどのような会議になるのだろうか。

3月29日 野球シーズン開幕

とうとう忙しいシーズンが始まりつつある。まだトーナメントは始まらないが、週に2−3回の練習が始まった。3月末の夜の練習はまだ寒く、体も思い通りに動かないようだが、あと1−2週でトーナメントが始まり、あっという間に6月末のシーズン終了まで息つく暇もない日々が始まる。昨年はまったく勝手がわからず、前日に予定がわかり、指定の場所まで試合に行っていたが、今年はすこしは先が読めるようになってきた感がある。一応中学生の部では1軍に所属できたので、いい結果につながってくれることを期待する。送り迎えの苦労を考えると、なにか得てくれたければとても大変。

3月28日 Portland State University

先日ある会議で、地元の州立大学の先生と話す機会があった。いままで自分がやってきたことなどを話したら、ぜひ彼の授業に来て喋って欲しいと。それがきっかけで授業の打ち合わせにポートランドダウンに今日は来た。Portland Stateのキャンパスはダウンタウンの南側の地区を占めており、塀などで囲われていないため、普通にダウンタウンを歩いていると知らぬ間に大学のキャンパスに入っていくことになる。指定されて建物の近くに車を止めて周りを見ると、道を隔てて反対側はポートランドのトレードマークとなりつつあるfood cart 村ができてる。学生はここで学食よりは高いかもしれないかもしれないがいろいろな食物を買って食べることができる利点がある。food cartは割安感は殆どないが、世界各国の食べ物を簡単に楽しむことが出来、このようなブロックが街の中、そここにある。天気も良くなってきているので、こんなお店をいくつか回ってみるのも良いかもしれない。

3月27日 家探しは続く

週末はいろいろな物件のオープンハウスなどがあるため、いろいろなところをスキーに行かないかぎりは見に行っている。3月末からは夏に向けて物件が多く出てくると言われているのだが、なんだか市場価格よりも値段を釣り上げたような物件が多くあまり触手が動かない。いろいろな人が言うが、家探しは縁なので縁があればいい家がでてくると。縁と運はどれくらい違うのだろうか。なんだかやっぱり、運が重要な気がしてしまう。さて、運はこちらに来てくれるのだろうか。

3月26日 海岸清掃

オレゴンの海岸線で今日はいろいろな組織が海岸清掃をするらしく、それに地元の日本の商工会経由で参加。ポートランドからまっすぐ東に1時間ちょっと走ると太平洋に突き当たり、そのちょっと北側の海岸でいわゆるゴミ拾い。それほど人で賑わう場所でもないからか、海から打ち上げられたゴミ、発表スチロール、プラスティックなどが主で、大きなものは漁業用の網やロープなど。これらは砂にまみれていたりするのでとても重い。時々、四輪駆動のトラックにのっとおじさんがゴミを集めて持って行ってくれるのでそれほど長距離を運ばないで済む。日本人グループが最初に海岸に入って2時間ほどかけて海岸線を清掃。日本人が綺麗にしたあとに来たグループはたぶん拾うゴミがなくてたぶんかなり離れたところまで行かなければならなかったのではなかろうか。

3月25日 子供を連れてスキー

せっかく子どもたちが春休みなのと、やることは一応完了したらしいので、1日山に連れて行ってあげることにする。幸いなことに、この日は気温がかなり下がり、スキー場下部でも朝の段階では十分に氷点下で雪のコンディションはとてもいい。昨年の貯金がまた今日も帰ってきたのかもしれない。天気は写真のように薄い雲が風に流されているが常にどこかに青空が見える状況でとても気持ちがいい。最初は、早めに帰ろうなどと行っていた子どもたちも結局は3時近くまで滑って本日は終了。あと何日今年は滑れるのだろうか?

3月24日 なんでも貸してくれる図書館

数日前に図書館の話を書いたが、その時の写真が出てきたので参考に。この箱にはボード型コンピュータ、それにつなげる各種部品、その他ネジなどが入っており、学校や子供会(そんなのあるのか?)などで、このコンピュータをつかって何かを操作してみたり、測ったりと多様な実験ができる一式が綺麗なキットになって準備されている。最近は、こういう小さなボード型コンピュータに簡単なプログラムを自分で書いて動かしてみるということが流行りのようだ。単純にLEDを点灯させるだけでも自分が書いたプログラムで操作できると、それはそれで楽しい。こういう経験を子供のうちかさせてあげようという動きが各地で起こってる。日本ではどうだか知らないが、図書館でこちらではかりていろいろ遊べるのは良いのかもしれない。科学コンテストなど、自ら学ぶ、調べることを尊重するこちらの教育にはあっているのかもしれない。

3月23日 春休み

ここのところ徐々に天気もよくなり巷は春が来ている模様。学校も日本よりは1週間短いが春休み。中学生は野球シーズン到来に向けて準備開始、高校生は卒業前の試験に向けて追い込み。このように、日本だと年度末ということもあり、なんとなく華やいだ時期なのだが、こちらは単に一息入れられるだけという感じ。このまま、学校が始まると野球シーズンが始まりあっという間に夏休みとなってしまいそうですこし恐ろしい気もする。

3月22日 怪我の影響

2月の末に怪我をしてその後走る距離と頻度が減り、さらに追い打ちで風邪を引いたこともあり最近は体を動かす頻度が減ってしまっている。たまたま、知人が肺が取り込むことのできる酸素量を測る話題を持ってきたので、自分の数値を調べてみると左のような結果に。残念ながら2月から右肩下がりに下がっており、明らかに心肺機能が定常的に体を動かしている時よりは落ちていることがわかる。この数字をどう出しているのか今ひとつ疑問なのだが、たぶん運動量(距離、スピード、体重など)と、脈拍の関係から出していると思われる。脈拍が遅ければそれだけ肺が酸素を効果的に取り込んで体中に届けていることになるのではなかろうか。はやく体を元に戻してもうすこし動かさねば。