2016年4月30日土曜日

4月21日 木とポートランド

オレゴンは全米でも木材の出荷の多い州でクリスマスツリーの時にの書いたが、木にまつわるビジネスがポートランドにはとてもたくさんある。日本の商社はここから木材を輸出しているし、再利用品の木材もなんと日本に行っているようだ。これに気付いたのは、こちらでポートランドに荷揚げされる品物の保護や梱包に使った木材を再利用している会社の商品と同じものが日本の雑誌に掲載されていたからである。その会社は、船から荷揚げされた梱包材がそのまま捨てられるのをなにかに使えないかと考え、フローリング(床材)に利用することを思いつきビジネスを始め、梱包材以外も一度使われた木材を加工して別の目的に利用できるようにして成功を収めている。その中で面白いのは、体育館の床に使われた、光沢のある床材で所々に数字やコートを示すラインが残った材料を使った床材で、それが日本でも売られているらしい。それ以外は、農家の納屋などで利用されてねずみ色に外皮が風化しているものを今度は屋内の壁材に再利用したりと利用用途は無限にあるようだ。そんな小さなことに気付いてビジネスにつなげていくのがこの街にいる小さな起業家、アイディアマンたちの楽しみなのかもしれない。上の写真は昨日行ったopen house で見かけた面白いテーブル。この天板だけでもかなりの額がしそうだが、それを面白い形でテーブルにしている。

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