2017年4月13日木曜日

3月17日 歩かない生活

オレゴンに来て最初に一番違和感を感じたのは、雨が降っても傘をみなささないこと。前にすでに書いたかもしれないけど。

たぶん理由は車での移動がメインでちょっとだけなら濡れてもいいやと思っているのかもしれない。しかし、バスや電車で通勤している人々も、バス停で待つときも防水のコートでフードをかぶって待っている。それも暗いうちから雨に打たれて。こっちのバスは定時になんてこないから濡れるの覚悟なんだろう。これはなぜなのだろうか。オフィスに傘置きはないが、傘をオフィス内に持ち込むためのビニールは入り口に用意されている。子どもたちは、そんなに慣れたためか、まず傘は持ち歩かない。バス停まで雨が降っていてもそのまま行く。この風習は多くの日本人が感じるらしいが、東海岸から来る人々も時々感じるらしい。東海岸は傘をもって移動する人が少しはいるらしいので。日本でも電車の中で濡れた傘の扱いに困るので、傘をなしで済ませられればそれはいいのだが、そうは言ってられないのが残念なところ。なにが違うのだろうか?

3月16日 軽自動車発見!

高速で家に戻る途中に偶然見かけたのがこの軽自動車。アメリカは世界中に車を輸出している割に、輸入に対しての障壁が非常に高い。その結果、日本車やドイツ車の一部は輸入されるが、全てが入るわけではない。たぶん、いろいろな規制があって入りづらいのだと思う。しかし、一つ道があって、24年だったかを過ぎた自動車が、クラシックカー扱いで輸入ができる。その結果、最近ではアメリカに輸入されていなかったスカイラインのR32などが右ハンドルのままこちらを走っていたりする。そして、影で人気なのがこの軽自動車の4WDらしい。たまたま、数か月前に車屋の人が日本から軽を輸入しようと考えていると話しているのをきいて、軽のターボ車とかこっちに持ってきたら面白いかもしれないと言ったのを思い出した。今から24年前というと、90年台前半のバブル期最後で、その時期のいい車が日本で車検切れで安く市場に出ているようだ。日本で20−30万程度でオークションで落札し、西海岸に送るビジネスが人気らしい。今年の雪を考えると軽の4WDは一台あるといいかもしれない。この運ばれている車も4WDだった。

3月15日 晴れ間を縫って走る

今日も昼間は雨だったが日が沈む直前に雲が切れたのでその合間に走りに行く。雨はぱらついているが、30分走る間に止むと思い、でていくが結局濡れることになる。
しかし、家に着く頃には写真のような夕日が雲の合間から木々を照らす状態となっていたので、この写真を撮影。広葉樹は徐々に芽を出し始め、裸だった木々の先が少しずつ緑色になりつつある。例年だと、もうそこここで桜が見られる時期なのだが、まだ咲いているものに会えていない。まだもうすこし先になるのだろうか。

3月14日 単独峰

今住んでいるポートランドから一番近いスキー場はこの写真にあるMt. Hoodになる。このMt. Hoodは火山で富士山のような単独峰。一応、周りに山が連なっているが写真のようにいかにも火山という形をしており、東京だと富士見と名がつくような場所がいたるところにある。しかし、こっちではそんな名前を地名につけている場所にはあったことがない。富士山とほぼ同じくらいの高さがあるので、ポートランドやさらに西に離れた場所からも見えるのだが、特に地名に山が見える理由からその山の名前をつけることはないらしい。ただ、この山の東側を流れる川にはHood Riverという名がついており、その川がコロンビア川に注ぐ場所にある街はHood Riverという名前がついている。このHood Riverは地形のためか、常に川の上を強い風が吹く場所で内陸にあるのだがウインドサーフィンで有名な場所らしい。いつも通る道が渋滞しているとHodd River側に迂回してくるのだが、いつも通り過ぎるだけでまだウインドサーフィンをやっている場所をみたことがない。川の水の温度と周りの温度差と地形などが組み合わさって起こるのだと思うが、この周りを車で走るとここだけかなり気温が低いことに気づく。

3月13日 植物は春を理解している様子

庭に植えてある花が一気に花を咲かせ始めた。まだ雨が多く日が出る時間も少ないのだが、気温は徐々に上がってきているので、それを感じてなのだろう。芝も徐々に延び始め、蔓延している苔に負けずに伸びでほしい。苔に負けた部分には土と芝の種を混ぜたものをしばらく前に撒いてあり、それも芽を出し始めた。しかし、まだまだ弱いのでどれくらい活発伸びてくれるのかしばらくは見守らないといけなさそうだ。冬の間に刈ったバラやその他の植物が大量に保管されているのを2週に一回の植物ゴミとして出すのだが、やっと先が見えてきてなんとか庭のゴミは綺麗にそろそろ片付きそうだ。もうちょっとすると毎週芝を刈らなければいけなくなるので、それまでの一時的な気休めかもしれない。

2017年4月10日月曜日

3月12日 週末スキー

先週に引き続き今日も週末スキー。個人的には土曜日に滑って、日曜日は休みたいのだが、土曜日は日本人学校や高校のクラブがあり行けた試しがない。今日もまた天気に恵まれ、午前中だけで充分すぎるほど滑ることができた。先週は早めにスキー場をでてダウンタウン近くで中華を食べたが、今日はゲレンデ内のレストランでいつもながらの写真のような食事を楽しむ。ハンバーガーは息子、ナチョスは私と知人でビールのつまみ。この地ビールが美味しいのだが、人はないものが欲しくなる質があり、日本のゲレンデ食堂のメニューが懐かしくなることもある。ここはフルサービスのレストランのため、スキーをせずに雪山を眺めながら食事とワインを楽しむ人もいるので、食べ物の質に問題はない。そろそろ春になってきたので、温かい日は外で食べても良いのかもしれない。いつまで今年は滑れるのだろうか。

3月11日 雁の家族

最近雨が上がって青空が覗く時間が夕方にできるようになってきたことにより、雲の高さが高くなってきた。そうなると、家の周りを飛ぶ雁たちも高く飛ぶようになる。この鳥、カモかとも思っていたが、結構な距離を移動するのとサイズも大きくGooseと呼ばれているので日本では雁と呼ばれる鳥だと思われる。たまたま、外に走りに行こうと家から出たところで、ガーガーとうるさいので空を見上げるとVの字隊形で飛んでいたので取ったのがこの写真。これでたぶん40羽くらいいるのではなかろうか?多い時は200羽位いるのでもっと大群となり、飛びながら隊形を整えたり、分離したりしている。たまたま背景が青空だったので綺麗な写真を得ることができた。

3月10日 原動機付き自転車

会社の駐輪場にちょっと変わった自転車が止まっているのでよく見ると、まさに原動機付自転車。ちょっとしっかりしたフレームの自転車にたぶん”後から”エンジンや、その他部品をボルトで固定している。後ろにはちゃんとナンバープレート。元々が自転車なので、ペダルがもちろんついている。エンジンは50ccはないかもしれない小さな2サイクルエンジンが搭載されている。どのくらいのスピードが出るのだろう?ちなみにブレーキは自転車のものがそのままついており、特段容量を大きくしたりている様子はない。とすると、それほどのスピードは出ないのかも。日本の電気自転車程度?一度走っているところを見てみたい。

3月9日 長距離を走ること

たまたま周りで(日本にいるのだが)、フルマラソンを走る仲間がいたので手元にあった地域誌の広告を写真に取って送ってあげた。昨日も書いたように、5km-10km程度を時々走るのはちょっと長い散歩に行くようなものだけれども、42kmを走るのはちょっと別世界を覗きに行くようなもの。42kmをまず走りきるためには、20km、30kmなどの事前の練習が必要と言われ、さらにそれも数回やっておいたほうが良いのはみんなわかっている。でも時間と大変さを考えると当日ぶっつけ本番になったりして、運が悪いとゴールに辿り着くことができない。42kmを走るためには一月以上前から事前のコントロール(時間、食べ物、トレーニング)が必要で、うまく行けば気持ちよくゴールできる。失敗すると、最悪ゴールはできない、ゴールできても目標の時間に届かないなどいろいろある。そんなわけで、マラソンやその他の大会に申し込むのは自分にとって何らかの目標を立てるためにはとてもいいものだと教えてもらい、ここ数年挑戦している。平均年齢が結構高いコミュニティだけれどもこれがまた結構面白い。東京マラソンを含め皆さん楽しんで走れるようがんばってください。

3月8日 同じところを走っているのだが。。。

同じところをいつも走るのだが、毎回その時々で足の軽さというか調子が違う。休日に午前中走るのと、平日の夕方走るのだと夕方のほうが楽に感じる。左の図はいつも走っている住宅地一周のコースを表しているのだが、どうも最初に登りがあるからか、前半にペースを掴みづらく大抵きつく感じてしまう。たまーに、足取り軽く走れるときもあるのだが、大抵ペースはいつも同じなのだがとてもきつく感じてしまう。5kmできついと感じるとすると、とっても42kmも走る自信はなくなってしまう。でも、別の場所の平地を走ると結構いいペースで一定に走れたりするので、あまり気にしないでも良いのだろうか。もうすこしいろいろバリエーションを取り入れないと早くなれないということはわかっているが、走り続けるだけでも気分的に大変なので、その先にまでまだ手が回らない。

2017年4月7日金曜日

3月7日 自治会総会

引っ越して初めての自治会の総会。どこでやるのかと当日になって調べて気付いたのは、よく家族で行く近くのビアレストランの2階の個室だった。総会の案内には、オードブルと飲み物1杯は自治会が持ちますとのこと。会が始まる前に取ったのが左の写真。ここの食事はとても美味しい。野菜も肉も地元の農園から仕入れているらしく、何をたべてもハズレはない。
総会の会議自体は大きな混乱なく、議題は着々と進み、建設的な議論と情報共有に時間は主に費やされ予定の時間内に無事終了。この自治会だけなのかもしれないが、理事の専任は無理に会員内で回すのではなく、それぞれの知識や経験を基に自薦と推薦で選ばれるので、方針が大きく変わってしまうことはないようだ。参加率はそれほど高くなく、委任状で済ませるオーナーも多いが、それほど大きな自治会でもないのでこれで平和に行ければ良いのではなかろうか。今回は私の家の近隣の家の多くの方とあって話すこともできたのでいい機会だった。

3月6日 日本人留学生ツアー2回め

先週に引き続きポートランド州立大学に短期留学している日本の大学生のツアーを受け入れて1時間強の話を日本人社員3人で行う。いろいろな留学生をみてきて思うが、留学生のレベルにも非常に大きな幅にある。最も本気なのが、こちらの高校、大学に単身渡ってきて入る学生。次が、1年程度の期限付きで留学している学生。そして、最後が今回のような高校、または大学がコースとして持っている短期留学コースに乗ってきた学生。こちらで過ごす期間の長さで、その緊張度というか真剣さがある程度比例しているように思う。短いから悪いというわけではないが、短いコースで来ている人が学ぶのはたぶん時間が短く、改めてこないと本当のことは理解できないということではないだろうか。そんな感想を言う学生が多かった。行かないよりは、数週間でも来たほうが良いと思う。そこで何かを得たら、目の前のレールをすこし外れてもいいので、外の世界を見たいと思って別のルートで外をみる経験をするといいのではなかろうか。

3月5日 Mt. Hood

毎週恒例のMt Hoodへ今日も朝から向かう。夏時間になった分1日がなんとなく長い。今日はちょっと気温が高いからか雪の状況はすこし重めで、標高の低いリフトでは板を操作するのがすこし重い。お昼過ぎには切り上げて、昼食をゲレンデではなく、ポートランドダウンタウンまで戻って食べることにする。目指したのはいわゆる飲茶をだす中華料理店。飲茶はスチームカートに多様な食べ物を載せてフロアを動き回るものから選ぶのがアメリカでの一般的なスタイル。昨年香港に行った時に一度だけ飲茶のレストランに行ったが、すこし上品な店だったようでカートがフロアを動き回っておばちゃんがそれらを見せながら売り歩くスタイルではなかった。そのため、本当の香港スタイルをまだ知らない。今回行った店もカートが店の中を動き回るスタイルだったのだが、ランチタイムの終わるギリギリだったためにあまり多くのカートが動き回ることはなく、今一つ選択肢が多くなくちょっとイマイチな思いとともに店をあとにする。もうすこしポートランドでのBest 飲茶レストランを探す努力をした方がいいかもしれない。

3月4日 森林保全ボランティア

秋に一度加わった森のメンテナンスをおこなうボランティアに久しぶりに加わってきた。秋は、森の中の歩道を水などによる浸食から保護するための作業だったが、今回は春向けのプログラムで、斜面の保護を兼ねて多様な種類の苗を植える作業と、繁殖力の強いつる植物の撤去作業がメインとなった。9時の作業開始時は雲の合間から青空を見ることができるいい天気だったが、残念ながら10時位からは小雨模様になってしまった。もともと、雨の中での作業を覚悟していたので驚きはないのだが、ちょっと残念だ。この作業、市が保有する森なので市の主催かと思いきや、市は森の保全を目的とするNPOにこれらの管理を委託しており、そのNPOが計画から作業に実施までを行っている。官からできるだけ民に役割を適切な形で移管できる仕組みを持っているのは柔軟な土地だなぁと思ってしまう。

3月3日 雨の合間で走る

1日に書いたが、今月は日本にいるメンバーと走った記録を共有するイベントを行っているので、時間があればできるだけ走ることにしている。しかし、天気があまり安定しないので晴れ間を探すか、雨で濡れるのを覚悟で走るしか無い場合が多い。今日も小雨の中を走ってきた。どうせ走ったあとはシャワーを浴びるので雨で濡れることはそれほど大きな問題ではないのだが、寒い、目に水が入る、の二点が気になる。寒いのは、防寒への備えを怠らなければなんとかなる。雨が目に入るのはオレンジのレンズのスキーなどに使うサングラスで避けることができる。こちらにきてから雨の中で走るのはあまり気にしなくなった。雨だから走らないとすると、冬の間はしれなくなってしまうので。

3月2日 火事

会社から家に向かう途中で前方に黒い煙。どっかが火事だ。近づいていくと我が家の方向。どこだろうと思いながら近づいていくと、どうも息子が野球をやっている高校のすぐ近くの工場から煙が上がっているようだ。ちょうど息子が野球の練習をしているので、それを見るついでに撮ったのが左の写真。消防車が周りからどんどんあつまって、上空にはヘリコプターが飛び回っている。でも、高校の運動部はまったく気にせず練習を続けている。よく見ると黒い煙の合間から炎も見えるがそれほど延焼はしていないようだ。一時間弱野球の練習が終わるまで見ていたが、小雨模様ということもあり徐々に煙は黒い煙から白い煙に変わりたぶん鎮火の方向へ。
家に帰ってテレビを見ると生中継をまだ行っており、現場が判明。どうも日系の部品メーカーのようだった。会社の同僚の情報だと私達の会社に部品を納めている会社のようだ。大きな影響がないといいのだが。

3月1日 いろいろな意味のある1日

3月1日は私の父の誕生日であり命日でもある。誕生日が命日であることで残された家族にとってはちょっと残念な事でもあったが、まぁそんなことは大したことではないのであまり気にしないことにしている。そして、この3月1日は私の恩師というか仲間の一人の誕生日でもある。彼は残念ながら52歳という若さで昨年病に倒れ他界してしまった。公私に渡り大きな影響を受けた恩師というか仲間でもあった。影響を受けた一つが走ること。彼が、政府の重要な役割を受け入れ、大学の先生との二足のわらじを忙しい中はき、そして関西と東京という物理的に離れた中で仕事と生活を成り立たせるために始めたのが、走ることにより生活のリズムを整えることだった。その彼に影響を受けて走るようになった仲間で、彼の誕生日の月である3月に彼を思い出しながら走ってみようという企画が始まった。折角なので、彼も過去に走ったことがあるポートランドダウンタウンまで走りにいってみた。記憶では1周で8kmくらいあった気がするのだがスタートの位置が違うからか、6kmしかないため結局3周して15km。さて、今月参加者みんなの合計どれくらい行くだろうか?

2月28日 2月終了

あっという間に2月は終了。東京は一番寒い時期を抜けつつある時期かと思うが、こちらは夏時間に変わり春まっしぐら。でも雨が抜けない。毎回書くことだが、昼間はしとしと雨が降って夕方に上がる。いつまでこの雨が続くんだろう。雨は充分降ったので地面が吸いきれずにいろいろなところに水たまりがそここに。飛行機から見るとそれがとても良くわかる。大抵そういう土地はちゃんと沼地として住宅地や牧草地から切り離されているのだが、時々牧草地や飛行場の端っこがしばらく水につかる。そういえば会社の駐車場も激しく雨が降ると水に覆われる部分もあった。今年の冬は雨あり、雪あり。そろそろ太陽が懐かしくなってきた。さて、明日から3月。3月も色々予定があり忙しく一気に終わってしまいそうな予感がする。